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空間は、私の身体の延長として存在するのですから、空間の中心は「私」です。しかし私にとって、私という存在は、不確かなものです。 2020/12/12

 朝起きたら、妻はお出かけ。死んだ推しの映画の舞台挨拶があるらしい。飽きっぽい性格なのに、随分続いてる。

 残されたみんなで『ゲームセンターCX』を見る。なんとなく、惰性な感じで見る。昼飯作ろうか買おうか悩んだけれど、今日作れば記録更新の年間105回目の料理になるなぁと思ったのでスーパーへ買い出し、焼きそばを作った。

 今日はとにかく、ダラダラと本を読みたくて、そんな1日を何から始めようかと思案した結果、やっぱりビールだろうと思ってやきそば&ビールから始まった。

 とにかく色々つまむように読んだ。色々書こうと思えば書くことはたくさんあるような気もするのだけど、今はとにかく色々読みたい気分なので面倒くさいな、と思いながら書いている。

 手始めにジョン・デイヴィス『レッド・アトラス 恐るべきソ連の世界地図』を読んだ。ソ連が作っていた秘密の地図。工場では何が作られているか、など付帯情報もてんこ盛りの秘密地図で、冷戦時の情報収集能力の高さにちょっとゾッとする。たまに、道路だと思って書かれているものが水路だったりするみたいだけど、それにしても、なんでそこまで知ってるのレベルの詳細な地図が作られていた事実。

 続いて、香山壽夫『建築意匠講義』の続きを少し。

 すでに述べたように、空間は、私の身体の延長として存在するのですから、空間の中心は「私」です。しかし私にとって、私という存在は、不確かなものです。すでに出発点において、第一の困難がある訳です。私は、あいまいなものであり、うつろい易く、そして動き回り、そしていつか消え去るものです。したがって、まず中心が指示され、確定される必要があります。 建築の持つ力のうちで最も基本的なものは、私をこの地上のある一点につなぎとめ、そこに定着させることです。
香山壽夫『建築意匠講義』P.26

 建築とは私をつなぎとめ、定着させるもの。深い、深いなぁ、、、、と思いながら読んでいる。具体的にどうすればいいのかは建築家にお任せするしかないのだけど。

 夕飯は、近所のスーパーで売っていたますの寿司で済ます。日本酒と合わせようと思ったら日本酒がもう残り少なくてお猪口1杯分しかなくてしょんぼり。そこはグッと我慢して、その後、赤ワインを開けた。


自分の好きなことを表明すると、気の合う仲間が集まってくるらしい。とりあえず、読んでくれた人に感謝、スキ押してくれた人に大感謝、あなたのスキが次を書くモチベーションです。サポートはいわゆる投げ銭。noteの会員じゃなくてもできるらしい。そんな奇特な人には超大感謝&幸せを祈ります。