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【風邪】海外で日本の薬は効かない?!

コロナ流行前の情報など最早意味がないかもしれませんが、普通の風邪もなくなったわけではないので一応体験談をまとめてみます。

「飲み慣れた薬を持っていきましょう」は嘘?

寒い地域のワーホリあるあるだと思いますが、みんなたいてい風邪をひきます。しかも悪化します。

ワーホリ前の準備として「飲み慣れた薬を持っていきましょう」と言われましたし、いろんなところで似たようなアドバイスを見かけました。結論から言いますと、日本の風邪薬は外国では効かないので、基本的に持って行っても無駄になったという話が(私の周りでは)多いです。
現地の医療通訳さんにも同意していただいたので、よくあるケースなんだと思います。

現地で買える風邪薬

保険に入っている場合は、クリニックで診察を受けると処方されるお薬代も保険でまかなえることがほとんどです。薬が必要なら、自分で買う前にまず受診をおすすめします。
自分で買う場合は、ドラッグストアでたくさん陳列されており、なんならセールで安くなることもあるので、実際に私も安くなっていたものを買いました。アドビル・タイルノールあたりが無難なラインナップです。(←日本でも売っているんですね!知らなかったです。)日本の総合風邪薬スタイルと異なり、「せき」「熱」「フル(=インフルエンザ)」など細かく症状別に分かれている印象でした。薬剤師さんもいらっしゃるので尋ねれば教えてくれます。
注意すべきは、かなり眠くなることです。朝用・夜用に分かれている製品もあり、朝は眠くなりにくい(眠くならないとはいってない)ように作られているものもあるようです。
あと錠剤タイプ・液体タイプがありますが、錠剤は基本的に特大です。飲み込むのが苦手な人は気を付けてください。

医療通訳サービスについて

トロントでは、医療通訳サービス(Trans Med Toronto)を利用していました。通訳もそうですが、診察の予約ができるのがとくにありがたかったです。自分でクリニックに行くと待ち時間が果てしなーく長くなることが多いです。

風邪が治るまで

以下、自分の風邪の体験談をだらだら書きます。
私の渡航時も、アドバイスに従って日本でいつも使う薬を持っていきました。(私の場合薬のアレルギーがあるのも大きな要因ですが、風邪薬や胃薬、整腸剤などなど一通りそろえておきました。)

ひきはじめ

気温も上がってきた3月ごろに風邪をひきました。持参したルルを飲むも一向に改善されません。それどころかどんどん悪化していきます。一応日本では全く風邪をひかない方なのですが、ルルが1瓶なくなっても効いてる感覚すらありませんでした。不思議と私の周りの日本人留学生も冬の間に風邪をひいていましたが、口をそろえて「(日本から持ってきた)薬が効かない」と言っていました。

最初は喉から始まり、次第に咳が出るようになりました。語学学校が卒業間近だったので最後まで休みたくないのもあって学校は休まず、バイトも人が足りず出勤せざるを得ない状態で、そして当時コロナ前でしたのでマスクをつけるのも一般的ではなく、咳止めドロップでごまかしつつタオルで押さえながらゴホゴホする日々が続きます。(ドロップを文字通り100コぐらい消費しました。)

悪化そして薬を買う

さすがに現地の薬を買おうと思っていたところ、語学学校のクラスメイトが心配して話しかけてくれて、なんとその子が薬剤師でした!(知っていたのに忘れていた。なんなら医者のクラスメイトもいた。)薬にアレルギーがあるので、薬局で確認しないといけなかったのですが、飲んで大丈夫なお薬を教えてもらい大助かりです。おすすめされた薬の名前をメモしていざドラッグストアへ!
前述した通り、「せき」「熱」など細かく症状別に分かれて売られており、同じ薬の中でもどれを買えばいいのかしばらく悩み、セールになっていたのでTylenolの『FLU』と書いてある箱を手に取りました。つまり風邪なのにインフルエンザの薬を買うというよくわからないムーブをかましてお店を出ました。もはや頭が回っていなかったのかも…。

そのお薬を飲みましたが、効かない。だってインフルエンザじゃないですもん。間違えたと認めたくなく、薬を飲み続ける。

学校が卒業に迫るだけでなく、実はずっと前から計画していたモントリオール旅行が迫っていました。一緒に行ってくれる友達もいるので、キャンセルというのは絶対に嫌で薬を持っていざモントリオールへ。同じ部屋で寝るわけなので友人には謝り倒しました。2日目についに声が出なくなり、楽しいのに全然感情が表せないフラストレーションと戦いながら旅行をエンジョイ。声以外は元気いっぱいだったんですが、さすがにひどいということで、モントリオールの駅で病院(医療通訳)の予約を入れたのを覚えています。

病院へ

トロントに帰ってすぐに受診。日本から持ってきた薬が効かなかったことも説明すると、「ウイルス性の風邪でしょう。ウィルスが(日本と)違うから効かないことも多いですよ。」とのこと。一応医療通訳さんが日本の薬リスト(英語で成分が書いてある)から私が飲んだルルを探してくれて、お医者さんに見せてくれましたが「成分が多すぎるんでは?」と言われました。真偽は不明です。。
薬を処方してくれるとのことでしたが、ルル以外にも薬を飲んだことを伝えていなかったので、飲んだ薬のパッケージを見せると「それ今から処方しようと思ってたやつ」とまさかの発言。つまり私の薬のチョイスは間違ってなかった?(笑)そしてそのお薬は効かなかったことも伝えると「じゃあインフルエンザではないね…」とのこと。結果的に「水分をよく摂って、よく寝て、体を冷やさないように」と一般人のようなアドバイスをいただき、帰宅しました。

治る

クリニック受診後のタイミングでなぜか発熱し、(体温計がなかったので感覚ではありますが、)あまりにしんどかったので結局学校は数日休みました。モントリオール旅行が終わったとはいえ、メジャーリーグ開幕戦の観戦を控えており、そのためにトロントにわざわざ留学したわけなので、学校なんて行ってられません。そもそもモントリオール旅行もオープン戦を見に行くためでした。わりとまじで野球を見るために留学したんです。
薬が余るのもしゃくだったので、残っている分はとりあえず飲んでみました。すると劇的によくなっていく不思議。受診日の前後にインフルエンザに感染していたのかもしれません。一緒に旅行に行った友達は平気だったのが幸いです。。

よくわかりませんが、治ってよかったですしもっと早く病院にいくべきでした。現在はコロナのこともありますので、受診に対する感覚は当時と違うかと思いますが、私はクリニックに行くのが億劫で先延ばしにしてしまったのが反省点です。

たくさんの人が元気に留学生活を送れますように!

アメリカのスポーツリーグが好きすぎてワーキングホリデーで留学。(2019年秋に帰国) 英語を学び、スポーツ観戦に明け暮れ、そんな経験をシェアしていきます。 英語学習についてと野球観戦記を中心に更新しています。