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汗水たらして働くの「汗」には"種類"があった!

スピリチュアルとか占い師とかコンサルタントやカウンセラー、コーチングを行っている人の見解が欲しい内容だ。


新宿の母という本がある。時々お世話になっている公民図書館にて、新宿の母が置いてあった。僕の母が借りてきた。

新宿の母 もう泣かないで!―『きっと夢は叶う!』幸せのアドバイス100より

新宿の母ではたくさんの女性から悩みが届き、悩み一つ一つにアドバイスを送っている。
※本では100のアドバイスに答えている

アドバイスの一つに「働かない男」の話があった。
働かないで金をせびる男にどう対処したらいいかという内容だ。

新宿の母は本の中で「汗水たらして働かない奴は、さっさと手を切れ」述べている。

ふと、僕は思った。

「汗水たらして働けというが、このおばさんも汗水たらして働いてないだろ。ただ人の話を聞いてお金をもらう。これのどこに汗水を垂らしているというのか? 楽に稼いで詐欺と変わらないではないか」

もちろん僕の知り合いにコンサルタントや、こういう職業で飯を食っている人がいる。そして彼らに僕はお金を払っている。向こうが要求しなくても、こっちが勝手に払っている状態だ。

それでも僕は思ってしまった。そばにいた僕の母に言ってしまった。


すると、僕の母は言った。

「確かに新宿の母は汗水を垂らして働いていないよ。でもね、別の汗をかいているんだよ。いや、神経をすり減らしているんだよ」

その言葉に僕は「はっ」とした。

「冷や汗」か。

僕の母は話をつづけた。

「この人は占い師だけど、本業は人の話を聞くこと。第三者の辛い悩みをたくさん聞いて、その場に適したアドバイスをパパパっと送ること。あんた(僕)が言っている"汗水たらす"は、体を動かして働く行為を示している。体を動かさないと汗は流れないから。

でもこの人たちは体を動かすのとは違う汗を流している。悩みの方向を間違えたら相手を露頭に迷わせる、下手すると死ぬ(自殺など)。すると、新宿の母は直接あるいは間接的に"自分がアドバイスを間違えたから、人(相談者)を殺してしまった"心にぐさりと来る。

自分のアドバイス一つで人を活かすばかりか、殺す結果にもなる。神経をかなり費やす仕事だと思う。動く汗とは違う意味の汗が流れるでしょ」

トップ画像で新宿の母に送られた悩み相談一覧を載せた。
悩みの種類を見ていると、負のエネルギーがこちらに強く伝わり、僕の気がめいってしまった。

気が滅入るほど、死の瀬戸際(下手したら明日、いや、相談後にすぐ死ぬかもしれない)に生じる悩みについて、新宿の母がパパパっと答えている。

僕の母が述べた「冷や汗」について語った後、僕は散歩した。歩きながら「汗の意味」を考えていた。

そして僕自身に向き合った。

「汗水たらして働く、体を動かす汗以外認めていないから、新宿の母のような、人の悩み相談をしている人に対し、嫉妬交じりの感情で見ていたのだ。

同時に僕自身が"仕事とはこうでなければダメだ、それ以外の仕事はずるだ"捉えていたんだ。
新宿の母のおかげで、自分の固定観念を一つ外せた。

僕自身が汗水を垂らさない状態で働いていた……と思い込んでいた。
「冷や汗」という意味の汗なら僕も十分かいている

だから僕も汗水を垂らして働いていたんだ(体を動かしたときに生じる汗でなく、神経をすり減らす冷や汗という意味で)」

僕の潜在意識は予想以上にいろいろな思い込み、いや、縛り、いや、独自の固定解釈を持っており「別の解釈」を通して価値観が変わる

もう一度書く。僕は知り合いの霊能者に見てもらった後、僕からお金を払っている。その時彼は楽して儲けていると見れるが、僕はそれで構わないとも思っている。彼にはもっと頑張ってもらいたいから。

でも新宿の母を読んだ後、僕の潜在意識下で「この人は楽してお金を稼いでいる、汗水たらして働けと女性にアドバイスしているのに、この人自身は汗水を垂らさないでお金を稼いでいる」気持ちが現れた。

僕の潜在意識で抱えていた矛盾、怒りが「わっ」と現れた瞬間だった。そして僕の母が「その汗は体を動かす汗でなく、相談相手を良く生かすため、殺さないための冷や汗だ」語った。

この瞬間を小説側面から見ていくと……。

これまで自分の中にあった「汗水たらして働く」の解釈、「汗を垂らさないでお金を稼ぐやつは、やっぱりずるい」という、潜在意識下で抱いていた嫉妬交じりの怒りと矛盾、そして僕の母がいて、僕の解釈に対し別の解釈を伝える「絶対条件」の存在。

全てが「必然」となって、僕の思考をぐるりと変えた

何より僕の潜在意識も「納得」した。
潜在意識が納得したら、今までのような考えを抱かなくなる。
すると潜在意識も「味方」となって、僕を支えてくれる


ここまで読んだあなた、ありがとう。

もしあなたも仕事について違和感があったら、今日の話を通して、気づいたこと、些細な違和感、疑問をノートに書いて自問してほしい

今この瞬間にこそ「普段のあなた自身が気づかない、あなたの潜在意識がどう動き、どう考えているか」が垣間見える

違和感と自問を通し、潜在意識が示す真実の瞬間を絶対に逃さず、新しい考えに沿って生きてほしい。


支援していただきありがとうございます。支援は僕の作品作りを含め、子供へのお小遣いや楽しいことに貢献します。ありがとうございます