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JTCで燻っている20代のあなたへ

こんにちは!久々の記事執筆になります。
メガベンリーマンBrothersと申します。※是非Twitterもフォローしてくださいね!
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今日は自分自身でも同じ経験をしていますが、
『JTC=日系大手企業にいる若手で燻っているあなたへ』というタイトルになります。

どうでしょうか、何か胸ざわつく方いませんか?

私も4年前くらい前に全く同じことを問いかけられて絶賛胸がざわつきました笑

大前提、私はキャリアに正解はないし、誰しも納得していればどんな生き方でも良いと思っている派なのですが、少なからず燻っているという感覚があるのであれば、そんな方にむけて、考えるきっかけや後押しになれたらと思っています。

本記事については、約5,000文字近くでまとめています。
転職については、自身で経験するとかなり時間も労力もかかるかと思いますので、その分の情報をコーヒー1杯分くらいで得れると思って、是非気軽に読んでいただけると嬉しいです!

💡記事の対象となる方
・現在20代でJTCに在籍している方、かつなんか燻りを感じている方
・ベンチャーにいった人をどこか馬鹿にしつつも実は興味ある方
・会社の看板には満足しているが、自身のスキルセットや経験に実は不安がある人
・こんな思いを抱えながらも、最初の一歩がめちゃくちゃ重い人

改めて簡単に自己紹介しますが、
現在はメガベンチャーと言われる比較的規模が大きい企業で、10名近くのメンバーを配下にマネージャー(管理職)として働いています。

上を見ればキリがないですが、29~30歳くらいで昇格したので比較的早い方だと思います。(他のマネージャーを見ると30前半〜45歳くらいまで様々)

JTCからスタートアップに転職後、新規開拓営業、サービスのカスタマーサクセス、人事業務などを経験しました。そのあと無事にIPOを経験。

現在はメガベンチャーにて事業部門にけるマネジメント職として、事業部の戦略立案・執行しています。
そして一部プレイングも担いながら、大型顧客との商談、メンバーマネジメント、会社から直下プロジェクトも一部担いながら組織の運営をしています。

1.私も同じように燻っていた

偉そうなことを言っておきながら、私も絶賛燻っていました。笑
私が在籍していたのはJTCと呼ばれる大手日系企業でしたが、新卒から2年目、3年目とできることが増え、そして勝手に給料も上がっていく感じでした。

ボーナスの時期にはそれなりに3ヶ月分くらいは賞与が1回で入ってくるので、海外旅行に行ったり、無駄に高いもを買ったり、どこにでもいるような大手在籍のサラリーマンだったと思います。

ただ、どこか焦りがありました。
年功序列で年齢とともに比例していく給料、一方でできることは増えたけど、社内でしか通用しないような知識や習熟度が上がったことできるようになった仕事ばかりで、
自信を持って、周囲に誇れるものはありませんでした。

ただ飲みにいく時は、他の会社に勤める同級生にいい顔をしたいから、『できるやつ風』を装っていましたが、内心いつもどこか自信がなかったと思います笑

そして、ベンチャーにいった友達をどこか下にみていたり、Twitterを見る中でJTC至上主義の風潮にどこか安心することで自己肯定感を保っていました(めちゃダサいやつ笑)

2.燻り状態からなぜアクションを起こしたのか

そんなどこでもいる大手企業在籍のサラリーマンでしたが、頭の片隅にはどこか
下記のようなことが頭の中をぐるぐる駆け巡ってました。

・先輩上司を見ると5年後10年後にしていることがどこか見えてしまう虚無感
・日本の雇用システム上、大手企業はまだまだメンバーシップ型なので、自身のキャリアにとって機会損失となるようなジョブローテーションも発生してしまう懸念(もちろんいい面もあります)
・環境を変えてどこまで自分ができるのか可能性を試してみたいが勇気がない

とはいえ、こんなことを思いながらも現状の居心地も良く、このままいれば安泰だな〜と何もアクションをせず、日々は過ぎていきました。

https://note.com/megaben_lehmanb/n/n5ecf25a2ea74

※前回の記事にも転職した経緯は記載しましたが、あるエージェントの方との出会いと詳細については触れていなかったので、こちらで補足します。

そんなある日、たまたま飲み会の場で、後輩のツテで参加していた転職エージェントの方(以下A)と出会いました。普通のたわいもない話をしていたのですが、ひょんなことからキャリアの話になりました。

A『メガベンリーマンさんは普段何してるんですか?』
私『○○に勤めてます』
A『で、何してるんですか?』
私『○○で営業をしてます』
A『営業でどんなことして、何が楽しいんですか?』
(続く。。)

A『メガベンリーマンさんはさっきから会社の話ばかりですね』

私は、この一言にドキッとしました。

いつも誰にかに話す時は、『私はこんな仕事をしているんです』でなく、
『ここで働いています』と、自分の会社をメインにして話しているということに気づきました。無意識的に就社している感覚に陥っていたんだと思います。

そこから、私はその転職エージェントの方に

・実は会社の名前だけで仕事をしていたこと
・カッコつけてばかりで本当の自分は自信が何もないこと
・ベンチャーに転職した友人を少し馬鹿にしていたが活躍して実際に事業を牽引する姿を見てどこか嫉妬していること

など1時間ばかり話したことを覚えています。

色々と話を聞いてくれた後に、察してくれたのか、この転職エージェントの方は、
今までJTC至上主義であった私に対して、キャリアにはどういう選択肢があるのか、大手企業だけでなく、世の中には他にもスタートアップ、ベンチャーがたくさんあること、各フェーズで見たときにどんな会社があるのか、それらの会社がどんな市場を作り出しているのか、そこにはどんな人たちが働いていて、どんなキャリアを経験することができるのか、私が知らなかった世界をたくさん話してくれたのです。

特にキャリアの観点で具体的にはこんなことを伝えてくれました。

・自分自身がどうありたいのか、それを目指すとしたら何が足りなくて、現状の環境だとそのギャップは埋められそうなのか
・一時的に年収はダウンするかもしれないが、後々選択肢が広がることを考えると、キャリアの後半で必ず回収することができること
・何かを大きく変えたいのであれば、自身の環境と一緒にいる人を変えること
・そして本気で変えたいと思うのであれば、今日という日が最も早い日であること


何かでガツンと頭を殴られた感覚でした。

それまで当たり前のように大学を卒業して、大手に入って、出世レースに勝ち残って高い給料をもらって、いい暮らしをしていくことが良いキャリアと勝手に思っていましたが、それだけが選択肢ではないということを知りました。そして新しい道を知ったことで当時ワクワクしていたことを思い出します。

この日がより背中を押すきっかけとなり、私は転職活動を進めていきました。

3.どんな業界、職種にでもチャレンジできる?

この記事を読んでいただいている、JTC在籍の若手の方は、結論正しく転職活動をすれば、正直どこでもチャレンジすることができると思っています。一定新卒で厳しい競争を勝ち抜いているからにはそれ相応の理由もあると思ってますし、ポテンシャルが高い(伸び代はいくらでもある)はずです。

かつ、世の中的にも、日経新聞で見ない日はないというくらい、転職動向や各社のキャリア採用について取り上げられています。
私が転職したのは数年前ですが、当時よりさらに加速していることを感じます。

要は何が言いたいかというと、
皆さんはチャレンジしようと思えば、今やっていることに縛られず、チャレンジできる環境があるということです。

かくいう私も、もともと大手金融業界に在籍していましたが、スタートアップへ転職して、現在はIT業界のメガベンチャーにいます。
下記グラフにもありますが、特に直近では異業種×異業種、異業種×同職種での転職も増えているみたいです。

追い風ですね。

※出典;リクナビNEXT

4.実際にベンチャーに転職後に感じた良かったこと・悪かったこと


スタートアップに転職して、現在はメガベンチャーに在籍して、JTCを卒業して早5年経ちますが、ありがたいことに今ではマネージャーとしてそれなりの裁量をもとに仕事をさせていただいてます。

明確に転職後の変化としては、自信を持って自分のスキルセット、経験を自分の言葉で語れるようになったのが大きいと思います。

とはいえ、良かったこと悪かったこともあるので包み隠さず書いてみます。

⤴️良かったこと

・様々なバックグラウンドを持った人がいる
→JTCの時は圧倒的にプロパーが多かったので、単一的なキャリアの話しか聞けなかった
・活躍すれば、早期にマネジメントも経験できる
→私は30歳ギリギリ手前くらいで機会をいただきました
・更にはマネジメントといえども、ただのピープルマネジメントだけではなく、戦略や会社の財務、そして評価・育成といった事業をマネジメントして価値を創出することが経験できる
→JTCの場合、40歳くらいを超えないと本格的なマネジメント経験は少ない
・不要な異動は大手と比較すると少ない

→会社によりけりですが、比較的個人の特性をみたアサインメントの傾向が多い
・ビジネス戦闘力が高い人と出会える
→とてつもなく何かに尖っている人などがゴロゴロいる
・配属される事業の規模にもよるが、全員で事業を育てている感覚を味わえる
→これはJTCにはなかった
・メガベンチャーだと比較的給与水準が高い
→最近では人材獲得のためにベンチャーも給与水準が上がってきています
・四半期、半期単位の評価によっては大きく昇給、または昇格可能性がある
→ここがベンチャーの醍醐味かも・・

⤵️悪かったこと

・転職当初はやはり、年収は大きくダウンした
→これは私が業界未経験のポテンシャルというのもある
・JTCの感覚に慣れていると想像以上に環境的に未整備のところもある
・各会社ごとに、カルチャーが明確なので、合わないとかなりきつい
→正直最初しんどかった
・成果を出さなければ当然評価もされてないし給与も上がらない
→全く給与が上がらない人もザラにいる
・マネージャーレイヤーまでは比較的早期に給与は上がるが、それ以降は停滞しがち
→勝手に給与が上がるわけではないので、ポスト数が限られていることを考えるとマネジメントでは難しい。他にスペシャリティがあれば可能性はある。
・何か組織に対して明確なアウトプットを求められる(何の価値を出すのか)

→できるできないに関わらず、個人として何ができるかを考えさせる

おそらくまだまだたくさんあると思いますが、これくらいはザッと出てきました。
ここは個人の所感も多分に含まれていますので、参考までに留めておいてください。

5.実際給与はどうなった?

JTCからの転職だと一番気になるのはここではないでしょうか?
私も一番転職前は心配していました。

■転職前
・JTC1年目 400万
・JTC2年目 450万
・JTC3年目 500万
・JTC4-5年目 560万

■スタートアップ転職後
・転職時:420万(140万ダウン)+SO
・翌年:600万

◽️メガベンチャー
・転職:720万
・翌年:890万
・3年目:1,020万

上記かなりリアルに書いてます。笑

ベンチャーとはいえども、本当にゴリゴリのスタートアップではSOにかけて目先の給与をガツンと落として働いている方もいますし、ベンチャーといえどもそもそも事業成長率が低く給与水準が低いままの企業があるのも確かです。

なので、チャレンジするにしてもどの軸で企業を選ぶべきなのかは慎重に選ぶべきだとは思います。

6.まとめ

約5,000字と想定より多い分量になってしまい、読みづらかった方がいたら申し訳ございません。
ただ、かなりリアルに記載しました。

Twitterでは、変わらずJTCバンザイという内容も多く見受けられますが、
必ずしも道はそれだけではなく、自分の価値観に合った選択をすべきだと思います。
私も後悔が全くないかと問われると嘘にはなりますが、
JTC→メガベンチャーへの転職をして、自分のキャリアに対して誇りを持てるようになりましたし、どこにいっても戦っていける自信もついてきました。

なので、私としては、JTCにいて燻っているのであれば、そんな時間もったいないですし、ベンチャーという選択肢も毛嫌いしないで、調べてみて飛び込んでみても良いのではと思っています。

また、今回の記事では触れられていない具体的にどんなスキルや経験が身についたのか、転職後においてどんな苦難があったか、そしてそれをどうやって超えていったのかは別の記事でお伝えしようと思っていますが、今回の内容が、少しでも前に踏み出すきっかけになってくれると嬉しいです。

読んでいただき、ありがとうございました!

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