国際ロマンス詐欺よ! その②「丁寧なオランダ人」
我々のような背の高さはほとんどにおいて不便であり、何万回と「身長いくつ?」の質問されてきました。
言葉無くしても、出会ってすぐにお互いに苦労を労うような共感の空気が走った。
この感覚は、グローバルに国籍性別をも越えるのだと驚いた笑
国際ロマンス詐欺よ、飛んでゆけーー🚀💨
👩:スーパーに寄って少し買い物していきましょ
👱:かしこまりました~ぁ
👩:ホント、日本語上手ですね
👱:おそれいります~
もはや、新社会人より日本語つかえるレベル笑
👩:何飲みたいですか?お酒がいいですか?
👱:すみません、あまり、飲みません。白ワインとかでいいです。
申し訳ありませぇん。
👩:(せぇん?)
じゃあ、ワイン買ってきましょ🎵
スーパーに入り、お酒コーナーへ。
さりげなくカゴを持つ彼は、やはりレディファーストの精神。
そうそう、こういうところホント最高‥と
心でガッツポーズをしながら店内を歩く。
彼は背が高いだけではない。
プロフィール写真でも見ていたが、コントに使われるような牛乳瓶の底メガネをかけている。
彼の流暢な日本語の説得力を増すメガネ👓️
レンズの遠ーーーーくに水色の綺麗な瞳が小さく見える。
👱:あっ、ごめんなさい。
どうも、すみませぇん。
その為、あまり見えていないのかも?と心配なぐらい、人や棚とぶつかってしまい、
彼は時々棚にも丁寧に謝っているのです。
自然と彼の腕を組んで、私は白杖役となった。
👩:このスーパー狭いですよね。早めに切り上げましょう。
👱:すいませぇん
👩そんな謝らなくて良いんですよぉ笑
最近は営業マンでもそこまで謝らない
ですよ。全然気にしないで下さいね🎵
👱すみませぇん。
あっ…😖
もはや、101回目のプロポーズである。
すいませぇんで呼吸している武田鉄矢な彼をみて
これまでどんな人が周りにいたか、どんな環境で日本語を覚えたのか、そんなことを想像をした。
きっと苦労も多かっただろうが…
鉄也の目の奥の小さな瞳は全く笑っていない。
むしろ「すいません」とばかり口にしとけば
いいんだろ?日本では!?
と問いかけられているような眼差しなのです。
私の心は次第にときめきを無くし、冷静になっていった。
せっかく言葉の壁もなくコミュニケーションが取れそうな人だったのに、非常に残念ですが、
私には、謝りながら猛烈なストレスを感じている彼が簡単にキレた姿も想像もつく。
👩日本にいてストレス多いよね?
👱多すぎる。。。
👩だよね…
👱うん…
そんな彼とは、時々連絡をもらいはするものの、私からお誘いすることは無さそうです。
彼の仕事は月末が特に忙しくなるそうで
「もう!まるで鰹節なんだよ❗😤」
とか、訳わからないメッセージが届きます。
謝ってばかりより元気そうで何よりです。
今月末も楽しみにしてみます。
お仕事頑張ってね!☺️
良い出汁がとれますように…🙏
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