見出し画像

就活してない大人からの無責任なアドバイス

先日、明治大学の掘田秀吾先生ゼミにて、有志で集まってくださった学生さん向けに、キャリアのお話をさせていただきました。しかも、昼スナママとして大尊敬している"ヒキダシ"の木下紫乃さんとの、Wママ登壇で!

堀田先生とは今回初めてお会いしたのですが、とにかく話題豊富な面白い方で、嵐のように現れ嵐のように去って行かれた、存在感半端ない方でした!ワイドスクランブルでコメンテーターをされてたり、もうすぐ20冊目の著書も出されるそうです。

この日はイベント参加者の多くが、就活まっただなかの3年生。でも「何から就活を始めたらいいのかわからない」「志望業界が定まらない」「やりたいことが見つからない」などなど、将来に対してとっても漠然とした状態。ということで、前半は、私と紫乃さんがこれまでのキャリアなどをお話しつつ、後半はプチワークショップとして、価値観を探るワークをやり、学生の皆さんが普段なんとなく考えていることを、改めて言語化してもらったりしました。

私は大した話はしていないのですが、紫乃さんと掘田先生のお話がひたすら刺さりすぎて‥!隣でお聞きしながら首がちぎれるぐらい頷きまくっていただけなのですが、その場での学びのシェアとして、今日は書こうと思います。


『キャリアプランなんて描くだけ無駄』

「どのようにキャリアプランを描いたら良いですか?」という学生からの質問に対してイキナリ(笑)だけど、本当にその通りと思います。キャリアプランなんて描いたって、絶対その通りにならない。自分の考えも状況もどんどん変わるし、時代もものすごいスピードで動いている。特に女性の方が、良い意味で他人から影響を受けやすい方が多いし、特に出産や子育てにまつわるアレコレなんてものは基本的に予測不可能だから、その時その時ピンときた選択を、自分を信じて選べば良のではないでしょうか。
私はいまだに2ヶ月先ぐらいまでしか考えられていない人生です。個人的には、予想つかないほど可能性が広がって人生楽しいって思ってるから、出来るだけ流れに身を任せて生きていきたいし、波が来た時にいつでも躊躇なく乗れるような自分であり続けたいと思っています。

『就活に失敗も成功もない。いくら有名企業に入ったって、そこで幸せになれるかどうかなんて、実際入社して働いてみないと分からない。決めた後、その選択が自分にとって良かったんだって思えるように努力することが大切。』

誰もが知っている大企業に華々しく入社して、1年以内に心身ともに疲れ切って辞めてしまった友人もたくさん知っているし、どんな仕事も一生懸命取り組めば学べることがたくさんある。その環境が自分に向いているかどうかなんて、飛び込んでみないと分からない。私はもともとリクルートなんてガツガツした会社、ましてや営業なんて自分とは無縁だわ〜って思っていましたが、ご縁あって入社することになり、最初はすごく辛い時期もありました。(お客さんの前だと話せなくなっちゃうから、飲んでから営業行けと言われてたぐらい。)でもひたすら、どうやったら楽しくなるだろう?って考えながら、がむしゃらに目の前のことをやっていると、少しずつ結果が出るようになり、段々自信もついて、営業が楽しくなってきた。結果として性格も結構変わったような。やってみたら、意外と自分では思いも寄らなかった新しい一面が開花することもあるんだと知った。そして、その逆の経験もある。一般的に見たらこれ以上ないぐらい最強に良い会社に入社したものの、その時の自分が求めているものとは完全に違って、これは間違えた!と思った経験もあるから、すごく良くわかります。

『潔くやめるという決断も大切。一生懸命やってみて、その上で合わないと感じたら、スパッとやめて次に行く。仕事も恋愛も(笑)』

やめる選択って全然ネガティブじゃなくて、やってみて、「自分には合わないことがわかった」というのは、人生においてとても大きな収穫であり、その経験は何一つ無駄にならない。私も絶対にぶらしたくない信念は3つぐらいで、あとはいつだって手放していいし、間違えたっていつでもやり直せるし、人生どうとでもなると思っています。私が大好きでよく使う「しなやか」という言葉も、そういう意味で使っています^^

『仕事とは、誰を喜ばせるかだ』

これは堀田先生のお言葉で、めっちゃくちゃ響きました〜。「この人を喜ばせたい」という存在があることは自分の中で常に一番の原動力になっているし、これまでの経験上、仕事で壁にぶつかる時はいつも、そこがぶれた時だったりします。ちなみに私の場合はもっと自己満で、「誰が、どんな表情で、どんな言葉が出てきた時に、自分は喜ぶのか?」をひたすら考えていたりもします(笑)

・・・ということで、この時期たくさん悩んでたくさん行動することはもちろん大切ですが、就活は入口でしかないので、あんまり真面目に考え過ぎずに、最後は自分を信じて、直感とご縁でエイヤって決めたらいいのではないでしょうか。

改めて自分の学生時代を振り返ると、いわゆる就活をほぼやらなかったので、偉そうなことは何も言えないのですが、学生の皆さんとお話ししてて感じたのは、そんなに無理して良く見せようとか評価されようと飾る必要は全然なくて、一人一人、そのままが素敵なのに。と心から思いました。ただ、面接という短い時間の中で伝えられることって本当に限られるので、初対面の相手にも、自分の意図通り理解してもらえるような分かりやすい言葉に落とす努力は必要。
言葉にする作業は少し辛いかもしれないけれど、自分だけの軸を持つということは、就活のためだけではなく、生きていく上での大切な指針になるから、そこはぜひ頑張ってみて欲しいです。これからの人生や仕事で起こるほとんどの問題は、正解も不正解もなく、自分自身がいかに納得して前に進められるかが問われる場面ばかりなので。そういう意味では就活って、すごく良い機会だと思いました。

そして自分自身のことを言葉にする作業って一人ではなかなか難しいし、いろんなモデルケースを知らないことには、「自分はこうなりたい」という具体的なイメージも持ちにくいと思うので、いろんな社会人と接点を持って欲しいなと思いました。就活とか関係なく学生と社会人がフラットに話ができる場がもっとあるといいのになーなんて思いました。今後何かやってみたいな。

ということで学生の皆さん、良ければ昼スナに顔だしてください。話を聴いてくれて愛のあるアドバイスをくれる、面白い生き方をしているオジ様やお姉様がたくさんいますよ〜

↑紫乃ママのお悩み相談コラムも面白いのでぜひ見てみてください!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?