バスに乗っていた時のこと。 人が多く降りるバス停で停まった時に、運転手さんが言ったアナウンス。 「今日は月曜日です。今日も1日頑張りましょう~」 そんなアナウンスを聞いたのは初めて。 降りる客が無反応だったためか、私が降りる時には何も無かった。 少し期待したんだけど… 毎朝こういうアナウンスが聞けたら、ブルーな月曜日も爽やかに迎えられそう。 思えば、飛行機では機長が挨拶のアナウンスしてくれるので、バスがダメって事はないと思う。 素敵な運転手さんに拍手を心の中で送った。 思え
朝起きたらご飯が出来ていて、冷蔵庫を開けると食べ物があり、 母が笑顔でいてくれて、 外国は海を越えた遠いとおい国で、手紙を書くのも電話をするのも大変で、 戦争はお話の中や大人達から昔話を聞くもので、 大きな地震も経験した事が無く、 マスクは給食の時間のもので、 時間は永遠にあるものだと思い込んでいた。 大人になり、当たり前だった日常が当たり前では無くなった。 労働をしないと食料は無く、笑っていた母もいない。 世界は近くなり、リアルタイムでニュースが次々に飛び込んで来る。 全
私が韓国を訪れるようになった理由の一つがこのなつめにある。初めて見たのは市場で籠に山盛りに盛られた生のナツメ。20年ほど前の話だ。まだ日本のスーパーでは乾燥ナツメを売っていなかった。なので私にとってのナツメは生の実。懐かしい~!!子供の頃、庭にナツメの木があって、秋に実を付け食べてみると薄味のりんごみたいな味だった。昔はどこのお家の庭先にもあったように思う。先述したマクワウリみたいに、昔はメジャーだったのに、今は忘れられた存在。きっと甘い物が少なかった時代には貴重な果実。今や
農家に生まれたと言うと、新鮮な野菜が食べられていいねって言う人が多いけれど、実際は野菜は商品で生活の糧。収穫された野菜は見栄えで等級毎に選別し出荷されるゆえ、自宅で食べるのはほとんど出荷にも出来ない野菜ばかりだった。見栄えも味もいまいちで、子供の頃は野菜が嫌いだった。私が野菜を好きになったのは、仕事を始めて自由に買い物に行き、レストランで綺麗な彩り良い色んな野菜を食べ始めてからだ。まぁ子供は苦みが苦手だったりするので野菜嫌いは多いけれど。今流行の家庭菜園では色んな野菜を少しづ
マスクメロンについて深く考えてなかったけれど、何気にマスク?MASK?仮面って何?と漠然と思っていた。仮面を被ったメロン?キャッチーなコピーにしたかったのかなぁ?で改めて調べてみると・・何と・・ 英語名ではMASKでは無く、MUSK Melonでした。MUSK(じゃ香)の香りのメロン。確かにぴったり。でも何でムスクでは無くマスクなんでしょう? MASKマスク(今皆がやってるのはこれ)、MUSKも発音は同じマスク。でも英語では少し違う発音。ややこしい・・ムスクじゃないの?っ
メロンの話の続きです・・ 昔はメロンと言えば、マスクメロン。入院でもしなきゃ(しても無理だったかも)口に出来ない王様 king of fruits。その後メロンと名の付く物が出たけれど、味覚形成の時期にマスクメロンを口にしていた私には、瓜としか感じられず・・ますますメロン嫌いだった少女期。今思えば、メロンがなかなか口に出来ないのでお菓子等にメロンの香料を付けた物が多く販売されていたのかもしれない。メロンカップアイスとかあったけどその人口的な味が苦手だったのかも。これもメロン
私が初めてマスクメロンを口にしたのは、確か幼稚園の頃。家では毎日食べてたよ。そう言うと、きっと”えっお金持ちだったの?”と誰もが言うし、引くでしょう。誤解されやすいのでこの事を誰かに話してはいない。 実は実家が農家のため、子供の頃マスクメロンを栽培していた時期があった。若き父はまだ珍しく高級品だったメロンの王様にチャレンジしたのだろう。大人になって知る話なのだが、マスクメロンの栽培はとても難しく1つの苗に1個しか収穫できない。おまけに水耕栽培、父は莫大な投資をしたものの、徹
昔からエッセイ本を読むのが好きだった。 色んな知識は他人様のエッセイから得た物が多い。 人生の哲学から生きる知恵、ちょっとした雑学はエッセイから学ばせて貰ったと言っても過言ではない。 よく皆から良く色んな事知ってるねぇーと雑学王みたいな事を言われるけれど、その知識はほとんどエッセイから得た物が多いのだ。 だから昔からそう言われる度に、何だか知識泥棒をしたような罪悪感があった。他人様の体と頭で得た知識をまるで無料で拝借している感じ・・ 申し訳なさを感じつつ、よーく考え