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講師紹介~FRIDAY SCREEN(デザイン)~

10月20日(金)開催「デザイン」ワークショップ講師のおひとり、FRIDAY SCREEN様をご紹介します。


FRIDAY SCREENさんってどんな人?

お名前:FRIDAY SCREEN
職業:震災後、地元・福島にUターンした2人、クリエイティブディレクターの鈴木孝昭と、クリエイティブプランナーの坂内まゆ子によるユニット。
出身:福島市
お住まい:福島市
学歴:
(鈴木)武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業
(坂内)東北芸術工科大学工芸コーステキスタイル専攻卒業、同大学院芸術工学研究科修士課程修了


左:鈴木 右:坂内

どんなことをしているの?

2015年より活動開始しています。地域に密着したプロダクトやグラフィックといったデザインの仕事のほか、イベントの企画や運営をはじめ、他分野の専門家とコラボレーションした商品開発を行うなど「プランニング」と「デザイン」を中心に様々な活動を行っています。
その他、学校や美術館と連携した子ども向けのアートワークショップの実施や、和紙・シルクスクリーン・環境音など様々な素材を使った作品も制作しています。

これまでの主な取り組み

福島を中心に様々なデザインのお仕事をいただいています。
【アートディレクション】NHK福島放送局の震災10年キャンペーン
【グラフィックデザイン】ポスター、チラシ、冊子、ロゴなど
【プロダクトデザイン】Tシャツ、ギフトボックス、果樹箱など
【ウェブデザイン】各種ホームページ、キャンペーンサイトなど
【アニメーション】番組クラッチ
【コミュニケーションデザイン・総合プロデュース】住宅メーカーのキャンペーン、福島県立美術館の屋外アートイベント
【教育】ワークショップデザイン(立案~講師)、教育関係コンテスト審査員など
【海外】台湾人の若者向け新書のエディトリアルデザイン、日台交流プロジェクトロゴなど

なぜ今の職業に?

鈴木:美大では建築を学んでいましたが、卒業後にグラフィックに興味がシフトし今に続いています。

坂内:もともと「つくる」ということを仕事にしようと考えていましたが、最初から選んでここにいるわけではありません。「つくる」はそのままに、これまで様々な「つくる」経験を積み重ね、いろんな人に出会ってきた結果、今この仕事をしています。

どんな生徒・学生だった?

鈴木:大学時代は他学科の友達の輪を広げ、交流を通して刺激的な考えや、作品、分野を貪るように開拓し吸収していました。
例えば、彫刻科、映像科、デザイン情報学科、空間演出学科、工業工芸デザイン学科などです。
日本の制度では難しいですが、第2専攻もあればもっと視野が広がったのにと思います。

坂内:学科を超えて常に色々な人と関わろうとしていました。学部のときから授業外の取り組みにも参加してましたし、チュートリアル(サークルのようなもの)でも活動していました。授業として外に出る活動がたくさんあったのは大学や学科の個性だったのかなとも思いますが、それが自分に合っていたとも思います。よく他学科との飲み会も企画していました。

なぜその進路を選んだの?

鈴木:高校は理系にいて、父が建築士だったこともあり、漠然と工学系の建築学科を志望していましたが、美大にも建築があることを知り、美術は小学生のときから好きだったので、ここだと思い、美大の建築学科に進みました。

坂内:「つくる」ということが好きだからの一言に尽きますが、一つ付け足すとすれば、高校に入学したときに担任の先生が挨拶でお話していた「世の中にデザインされていないものはない。つまり、デザインで食いっぱぐれることはない」という言葉を鵜呑みにしてまんまと今に至ります。

高校生へのメッセージ

鈴木:勉強は直接役に立つことはないかもしれませんが、必ず来る難しい局面や判断をしなくてはならないときに立ち向かう力になると思うし、人生を生きる上で豊かさも与えてくれます。点数だけでなく、考えることや知ることが楽しいという気持ちを忘れないでほしいです。
ある分野の特定の職業を目指すのも大切ですが、業界内で様々な職業があるので、その中から自分の適職を見出し(見出してもらい)深めていくという道もあります。
例えば、広告系クリエィティブ職だと「グラフィックデザイナー、編集者、営業、ライター、フォトグラファー、イラストレーター、コピーライター、コーダー、フロントエンドプログラマー、バックエンドプログラマー、CMプランナー、カメラマンなどなど多種多様な道があり、上級職にアートディレクター、プロデューサー、クリエイティブディレクターなどもあります。

坂内:「好きなもの」ではなく「好きなこと」を探してみては。自分が何をするのが好きかが見つかると進む先がもう少し具体的になります。
あとはいつでもどこでも人と比べないことも大事だと思います。

FRIDAY SCREENさんのお仕事はHPからもご覧いただけます

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