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ワーママ転職の軸は「時間」だけじゃない|2度目の転職体験談*あかりさん前編

1年前、上の子の「小1の壁」を見据えて残業のない会社に転職されたあかりさん。しかし社風や働く時間のバランスに苦労され、再び転職を決意。35歳、2児の母、コロナの影響も大きい中、諦めずに半年間活動を地道に続けられ、希望の条件で転職を果たされました。

その間にミートキャリアのカウンセリングをモヤモヤ期、面接練習、内定受諾前の3回利用。テキストプログラム※も受講されました。2度目の転職活動の「軸」はどう定めたのか、複数回のカウンセリングでどんな変化があったかをお聞きしました。

※あかりさんの受講したテキストプログラムは内容を改め「大人の自己分析プログラムに生まれ変わりました。詳しくはこちら

「小1の壁」を見据えた転職で「マミートラック」に

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―――――1年前、「小 1 の壁」を見据えて転職をされたとのこと。この時の転職活動の「軸」や優先順位はどんなものでしたか?

勤務時間>仕事内容>年収という感じです。定時にきっちり帰れる所を優先し、営業職から事務職への転職で探しました。

元々居た会社では転勤や異動の希望を出していないことで、なんとなくマミトラ(マミートラック)に乗ってしまった感がありました。復職後半年でフルタイムに戻したのですが、裁量労働制だったため、固定の残業時間分は残業すべしという雰囲気から逃れられず、持ち帰りや残業も多くなりました。社内では「小1の壁」で苦労している先輩ママの話も聞いていたので、マミトラに乗るなら乗るできっちり定時で退勤できるような働き方に変えていたいと考えました。

転職先は事務職での応募でしたが、経歴を見て海外営業も任せたいと言われ、営業職であっても原則定時退社であることや、今までとは違った営業スタイルが経験できるのもいいかなと思い決断しました。

――――最初は時間を優先し、事務職で探されたんですね。海外営業職として転職し、残業はなくなったものの、年収、社風、働く時間のバランスの取り方が難しいとお悩みだったとのこと。今回の転職活動では、その「軸」や優先順位が変わりましたか?

実際に仕事をやってみると、残業がないと言っても定時で終わらない分はついつい持ち帰ってやったり、時間内にこなすことが難しい製品の勉強などは帰宅後や休日にすることが増えてきました。

そんな中で「持ち帰り仕事をしてしまうのは職場のせいではなく、中途半端に残すことのできない自分の性質なんだ」と気づきました。だったら、自分が長時間やっていても苦にならないこと、自分が最大限に効率良くできることはなんだろうと考えたときに、前職の業界の仕事なら効率よくこなせるのではと思うようになり、今度は内容>年収・勤務時間で転職活動を開始しました。

――――ご自分の強みをより発揮できるところで働きたいと思われたのですね。モヤモヤを抱えながら働いていた時、お子さんとの関係ではいかがでしたか?

転職した先では定時に帰れていたものの、社風が合わず、仕事の仕方にも疑問を感じながら過ごしていました。自分に余裕がなくなると子どもの期待にそぐわない1つ1つの行動が許せなくなるんですよね…。家では注意ばかり小言ばかりになってしまい、子どもがさらに反抗する悪循環でした。

そして、定時退社も大事だけど、自分がやりがいのある、ストレスのない環境で仕事できることがもっと大事なのでは…?それによって多少子どものお迎えに行く時間が遅くなってもいいのかな…と思うようになりました。

2度目の転職活動を始めるも、書類落ちにショック

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――――そんな中で、2度目の転職活動はどのように進めましたか?

Linkdin 、転職エージェント、転職サイトを使いました。内定が出た2社は結局どちらもLinked inを通じてスカウトしてくださったエージェント経由でした。

が、最初は書類で落ち続けました。
昨年末ごろ、以前の勤務先の取引先に当たる企業に応募しました。自分では経歴もマッチしており自信があったのですが、結果は書類選考落ちでした。ショックを受け、これから転職活動を続けるのか、続けるとしたらどういう方向性で行くのか、または現職でもうすこし耐えるのべきかモヤモヤと悩んでいたので、このモヤモヤを断ち切りたい!とTwitterで知ったミートキャリアにカウンセリングをお願いすることにしました。

カウンセリングでは、今辞めてまた転職するとちょうど「小1の壁」にぶつかる中での転職になる。ただ、今の会社に長くいるのもつらいと思っている、という話をしました。相談するうちに「具体的にいつ転職活動をするのか」とスケジュール感も見え、モヤモヤから次に何をするか明確になりました。やるべきことを1個ずつやろうという気になりました。転職活動が加速した瞬間でした。

――――最初のカウンセリングではモヤモヤの整理とアクションプラン決めを行ったんですね。それまで、悩みは誰かに相談していましたか?

転職や働き方の悩みって年収などにも話が及ぶので、私はなかなか友人には本気の相談はしづらかったです。主人も応援してくれるものの「自分で決めなよ」と言う感じなので、あまり相談という形にはならず…。なので、ミートキャリアのように何のしがらみもなく、相談できる第三者の存在は貴重でした。

実は以前、別の会社でキャリアカウンセリングを受けたことがあったのですが、その時は「子どもの事は切り離して、自分が本当にやりたいことを見つけて!」と言われ、自分の内面を語らなければいけない事にプレッシャーを感じてしまいました。ミートキャリアでは「答えたくないことは答えなくてもいいですよ」というスタンスで、感情的にならずにスケジュール感やエージェントの使い方、何をアピールすべきかなどの方向性を整理していくことができました。まさに転職活動に並走してくださる感じでした。

自分の強みや売りがわかり、面接に呼ばれるように

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――――その後、ミートキャリアのテキストプログラムも受けられました。ご自分の中でどんな変化がありましたか?

この頃並行して企業への応募も進めていたので、書類選考の対策にもなりました。応募書類を仕上げるスピードも上がってきて、内容も良くなってきたなと実感しました。やみくもに応募するのをやめ、「なぜ、その会社を受けようと思ったのか」を答えられる企業のみに絞って応募するようにしました。すると、書類に通るようになり、面接に呼ばれるようになりました

それまでは、自分の経歴の中でどこを一番の売りにするかを決めきれていなかったのだと思います。だから、幅広く需要がありそうなところを自分の経歴の中から書き出していました。でも、それだと幅広い求人にしか当たらず、自分の中で「ここを受けたい」「ここで働きたい」という強いモチベーションを持てていませんでした。これが書類落ちの原因だったと思います。

※あかりさんの受講したテキストプログラムは内容を改め「大人の自己分析プログラムに生まれ変わりました。詳しくはこちら

――――面接対策で利用された2回目のカウンセリングはいかがでしたか?

私は面接が非常に苦手だったので、練習の場として本当に良かったです。
自分ではしっかり準備できていると思っていましたが、実際に話してみると練りきれていないところが露呈されました。相手の反応を見ながら、言いたいことは外さずに会話のキャッチボールをするというのは、なかなか相手がいないとできないことです。

当時私はコロナで在宅勤務になっており、電話対応や人と話す機会も減っていました。単純に会話の勘所が落ちてきていたので、その意味でもやっておいて良かったです!(前編終了、後編へ続く)

あかりさんの転職活動とカウンセリングの使い方
2019年12月末 志望企業へ応募開始、書類に通らず…
2020年3 月末 キャリアカウンセリング1回目(モヤモヤの整理とアクションプラン)
2020年4 月~ テキストプログラムと並行して志望企業へ応募
2020年5月頃 書類選考に通り始める
2020年5 月末 キャリアカウンセリング 2 回目(面接対策)
2020年6 月初旬 2社から内定、 キャリアカウンセリング3 回目(内定受諾前の相談)

◆◆◆

書類選考に通過するようになったというあかりさんは、この後、2社から内定を得ることに。内定受諾を決断する前に3回目のキャリアカウンセリングを利用されます。

後編では、どんな風に決断をしたのか、諦めずに転職活動を進めた原動力は何だったのか、そして新しい会社に入社された今の気持ちをお聞きします。(後編こちら↓)

マミトラや転職の軸づくりにお悩みの方へ

ミートキャリアには会社員として育休復職や時短勤務、転職活動を経て自分らしい働き方を模索したキャリアサポーターが多数在籍しています。キャリアの悩みやモヤモヤをお気軽にご相談ください。現状の課題や不安を整理し、解決まで伴走します。

転職に向けてじっくり自己分析したい方へ

主に30代からの社会人を対象に、キャリアサポーター(カウンセラー)と1対1でメール形式のワークを通してやりたいことや強みを見つけるプログラムです。3カ月週1本のワークとキャリアカウンセリング1回がセットになっています。

※2022.2 テキストプログラムは「大人の自己分析プログラムに生まれ変わりました。注釈を追記しました。


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