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[映画評]ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ

#夏に見たい映画  もう夏とか関係なく、大好きな映画なのでとにかく誰かに観てもらいたいためがだけにタグ付けします。

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どれよりも大好きで、何度観ても心鷲掴みにされる映画。

それは、「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」

傷だらけでも愛を求めてしまうヘドウィグを思うと、心が痛い痛い痛い。

最後のシーンは本当に何度観ても震えます。
もともとはミュージカルなので、音楽も極上です。

あらすじ

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東ドイツで生まれ、恋人と結ばれるために性転換をして女としてアメリカに来たヘドウィグ。
そんな彼には、手術の失敗により"怒りの1インチ=アングリーインチ"が残されていた。
やがてロッカーを夢見るトミーと恋に落ちた彼は、自分の持つ音楽やロック魂を全て教え込む。

相思相愛になったふたりだが、ヘドウィグが男性であることがバレてしまい、トミーはヘドウィグのもとを去る。
やがてトミーは全曲を盗んでデビューしてしまい、怒りに燃えるヘドウィグはそれを追いかけるようにツアーを行っていくが、、、

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もう設定から存在が凄まじいヘドウィグ。
でも、結局、この作品で私が心打たれたのは、ヘドウィグの痛いほどの愛と葛藤。
自分が音楽を、名前を与えたトミーへの愛には、執着には、性別や生まれなんて関係ない。

最初は少し引き気味で観ていても、いつの間にかヘドウィグがどんどん綺麗に見えてくる。トミーに向かって"Wicked Little Town"を歌う場面は特に鳥肌。


誰もが、片割れを探してる。

思わず抱きしめたくなるような、映画です。


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