こども教材販売

もう何年も訪問販売の方にお会いしたことがありません。
そんな仕事自体減っているのか、管理人のいるマンションに住んでいるからなのかわかりませんが、自分の子供がまだ小さく、管理人がいないマンションに住んでいた頃は、昼間家によく訪問販売の方がいらっしゃいました。
たいていは冷たくあしらい追い返してしまうのですが、ある日、声の優しいおばあちゃんのような方がいらっしゃいました。
私が子供の頃から存在するこども教材を、販売していた方でした。
私もそれをとっていたし、楽しく利用していましたので、お話を聞いてみることにしました。
幼児用の教材もあり、お手頃なお値段でした。
お手頃なお値段であるにもかかわらず、
『毎月とる必要もない』というのです。
2ヶ月に1回の人もいれば、「今月はいりません」と、とらない月があってもいいというのです。

しまじ〇〇の教材をとっていましたが、おすすめされたものもとってみることにしました。
無理に勧められなかったことで、逆にすんなり受け入れることができました。

私の子供は好奇心が旺盛な子だったので、その教材もたいそう喜びました。

数回そのおばあちゃんがお届けにきて、ある日、同じ仕事を一緒にしてみないかと声をかけられました。
ノルマや、必ずやらなければならないことはなく、自分ができる範囲でチラシをまいたり、お友達にすすめればいいとのこと。

このおばあちゃんのようにやればいいのかと思うと、自分にも出来るような気がして、やってみることにしました。

もともと怠け者の私は、
『いつでもできる』ことはすぐに行動に移すことが出来なかったのですが、
チラシをまくとそれなりに反応があり、数件新規のお客さんと契約することが出来ました。
私は、最初におばあちゃんとお話したときは玄関先ですませてしまいましたが、私が契約したお客さんは、皆さんご親切にお家の中に入れてお話を聞いてくれました。

毎月勉強会があり、余った教材などをいただいたりも出来ました。

「公園に来ている人にもすすめてみよう」などと、『考えること』は出来たのですが、「あの人営業してくるから友達になるのやめよう」などと言われるようになったら嫌だな…などと弱気になったり、そもそも身支度をして公園に出かけることが面倒だったりして、あまり長続きはしませんでした。
収入としても、手数料何百円かをいただいて終わったような気がします。

このお仕事をして良かったことは、人様のお宅にお邪魔して、間取りや家具の配置やインテリアなどを見られたことでした。

この記事が参加している募集

#仕事について話そう

109,902件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?