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マッチングアプリで出会った男性のこと

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会ってみた男性について書いてみました
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マッチングアプリで出会った男性のこと⑥の8

【⑥の7はこちら】 2023年の暮れに大変なことがあり、(まだ書いていないので今はただ《大変なこと》としておくことにする) 2024年に入りすぐに飼っていたわんこが天国へいってしまった私を心配して、T君が時々 『大丈夫?』と、LINEをくれた。 T君の近況を聞いてみると『激務』とのこと。 「ちゃんとご飯は食べてるの?」 と聞くと 『ちゃんとした飯食べてないなぁ。 今度○○ちゃん家に遊びに行って作って貰おうっと!』 などとも言っていた。 何度かやりとりしたときに、社交辞令の

マッチングアプリで出会った男性のこと⑨

この人は、シングルファザーだった。 男の子が欲しかったのに、女の子しか生まれなかった私は、 夫と離婚してから 「シングルファザーと再婚出来たら一石二鳥なんだけどな」 などと思っていた。 もう今となっては、新たに子育てをする生活は無理だけど……(体力的に) マッチングしたのは11月下旬で、 『今月でアプリを辞めようと思っていました』 とのことだった。 今までマッチングしたのは外国の女性ばかりで、勉強にはなるかと思い、 スマホの翻訳機能などを使ってなんとか会話はしていました、と

マッチングアプリで出会った男性のこと①

【1人目についてはこちら】 2人目の男性は、ニックネームが花に関係するものだった。 プロフィールの写真数枚の中に、自分の写真は無かったけれど、 花や、花畑や、山の写真の風景がのどかで、 「こんな景色を写真に収めようと思うのだから、きっと優しい人なんだろうな…」と思った。 あちらから「いいね」をくれたので、こちらも「いいね」をしてマッチングが成立した。 その直後にリアクションは無く、次の日に「いいねありがとうございます」 というメッセージが届いた。 在住している県は同じだっ

マッチングアプリで出会った男性のこと②

私はアプリでは、年下ばかりを狙っていた。 とにかく同年代は、写真からして魅力が無い… そんな中、珍しく小奇麗な感じの同い年の男性が「いいね」をしてくれ、 たまにはいいかな…と、マッチングしてみた。 2人目の人と会った後に、1人目のM君にアプリを退会させられ     【気になりましたらこちらへ】 再登録してからのことだった。 最初に登録したときもそうだったけれど、 登録すると、じゃんじゃん「いいね」がくる。 最初の時は「とりあえず登録」しただけだったし、 やり方もよくわからな

マッチングアプリで出会った男性のこと③

4人目に会った男性とは、ちょうど七夕に会う約束をしていた。 「七夕に初めて会うなんて、なんだかロマンチック~」 と思っていたのに 「約束の日は残業が確定になってしまったので、急ですが今日は無理ですか?」というメッセージが届き、その前日に急遽会うことになった。 たまたまだけれど、またK珈琲だった。 早朝から夜遅くまでやっているから、ちょっと便利な店ではある。 その男性は、隣の隣の市に住んでいて、会社は隣の市とのことだった。 K珈琲のその店舗も、たまたま彼の会社と私の家の中間地点

マッチングアプリで出会った男性のこと④

5人目の人は、同じ県の県境に住んでいた。私は県の中央に住んでいるので、70kmくらい離れている。 年は6才下だった。 足跡が何回かついていて、写真が格好良かったので、こちらから いいね をして、マッチングした。 顔写真は顔が半分のもので、口ひげが薄く生えていて、ちょっと椎名桔平に似ていた。 本当は、ヒゲを生やしている人は好きではないのだけれど、椎名桔平は嫌いではなかった。 やりとりはマメなわけではなく、 送ったものに返信が来る感じ。 でも、いつもそんなに待たずに返信は届いた

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マッチングアプリで出会った男性のこと⑤

6人目の人は、年は4つ下だった。 自分の写真を載せている人で、パッと見は元ヤンみたいな感じ… 写真の印象は、 かっこ良くはないけど、ブサイクでもなく、 好みのタイプでもないけど、たまにはこんな人もいいかな…と、いう感じ。 あちらからのいいねにお返しをしてマッチングした。 とてもマメな人で、 毎日「おはよう!今日も頑張ろう」とか、 「お昼だね。午後も頑張ろう」とか 夜に「お疲れ様〜」などとメッセージを送ってくる。 あちらに既読がわかる機能がついているかわからないけれど、 私は

マッチングアプリで出会った男性のこと⑥の1

7人目の男性は、またまた一回り年下だった。 あちらからの【いいね】に応えてマッチング。 住んでいる市は、30kmほど離れていた。 でも、仕事で行くこともあるし、私にとっては、そんなに遠くない距離だった。 【お笑いが好き】とプロフィールにあったので、 笑いのツボが一緒だといいな……と思った。 毎日仕事ばかりの日々で楽しいことが無い生活をしていた私は、 せめてテレビを観ながら笑いたいと、お笑いの番組はよく観ていた。 好きなお笑い芸人や番組を聞いてみると、 『特に推しはいないけど

マッチングアプリで出会った男性のこと⑥の2

  【⑥の1はこちら】 家に帰り、言われた通り、無事に着いたことを交換したLINEで報告した。 その日の夜中に、隣の県に住んでいる娘が、仕事が終わってから帰ってくることになっていたので、 「これからT市に住んでいる娘が帰ってきます」と送ると 『えー!T市は俺昔一人暮らししてたよ。駅から徒歩10分くらいのとこ! なんかさすがに運命感じちゃうな』との返信。 そんなにメジャーな市ではないし、娘も徒歩10分のところに住んでいるので、私もビックリ!(駅からの方向が同じとは限らないけど

マッチングアプリで出会った男性のこと⑥の3

  【⑥の1はこちら】   【⑥の2はこちら】 T君が家に来てくれた日は、羽生結弦君や藤田ニコルちゃんなどが入籍した、 【新しく物事を始めるのに最良の】最強開運日だった。 一粒万倍日と天赦日と大安が重なっていた。 私が選んだわけでもなく、この日は?とあちらから言ってきたことに縁を感じた。 お互いの家族のことなどを話しているときも、 父が現在住んでいるところが、私のご先祖様の出身地だったり、(父母は離婚しているとのことだった) T君の地元が、M君がよく行く【M君の母の実家】

マッチングアプリで出会った男性のこと⑥の4

   【⑥の3はこちら】 私は緊張して、ウトウトくらいは出来ても熟睡は出来なかったけれど、T君はいびきをかいて寝ていた。 朝方、目がハッキリ覚めてしまい、マットレス2段分上から下がっているT君の手を下から見上げながら、 「この家で男性が寝ているんだなぁ……」と思った。 私が好きな、細くて白い指ではなかったけれど、それを見つめていると、 ちょっとドキドキした。 すると、T君も目を覚まし、体を起こした。 突然過ぎて、寝ているフリも出来なかった。 T君は立ち上がり、そのままトイレ

マッチングアプリで出会った男性のこと⑥の5

   【⑥の4はこちら】 それからT君は、 『今日は○○市で××を取り付けてきます!』 などというLINEを毎日送ってくれるようになった。 素直な人だ。 頑張ってくれている。 でも、本当は、本当にそんなことが知りたい訳ではない。 だから、嬉しくはなかった。 そういえば、 2回目に会った時に、 「私はおひげは生えてない方が好みです」 と言ったら、次に来てくれたときには、キレイに剃られていたっけ。 そして、3回目に家に来た日は、 新月だった。 本当にたまたまなのだろうけど、

有料
200

マッチングアプリで出会った男性のこと⑥の6

   【⑥の5はこちら】 T君とはお付き合いはできない。 そう思ったその日に、1人目のM君に再会してしまった…… こんなことが自分の身に起こるとは……    【気になりましたらこちらへ】 お金持ちじゃなくてもいいから、 普通にお金を持っていて、普通に使える人が良かった。 名前や会社を、ちゃんと教えてくれる人が良かった。 私が作った手料理を食べてくれる人が良かった。 T君は全部当てはまっていた。 それなのに、好きにはなれなかった。 そして、 お金が無い騒ぎばかりしていて、

マッチングアプリで出会った男性のこと⑥の7

   【⑥の1はこちら】        【⑥の6はこちら】 不思議なことに、M君とのLINEのやりとりを控え始めた頃に、 ちょうどT君から、貸したDVDを観終わったと連絡があった。 M君がやきもちを焼くから、ポストにでも入れておいてとお願いしようと思っていたけれど、M君に嫌な事ばかりされ続けていたので、 こちらも彼が1番嫌がりそうな事を、こっそりしてやろうと思った。 T君と会う約束をした。 お試し期間中には夜しか会ってくれなかったのに、 仕事が休みの昼間に、私の家の近くま