3分で確認!! 本日の医療ニュース 23/10/25号
おはようございます😃
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それでは早速本日の気になったトピックスを紹介していきます👇
【本日のピックアップトピックス】
①電子処方箋、地域で「面」の取り組みを
山形県・酒田市病院機構の島貫隆夫理事長が厚生労働省の電子処方箋モデル事業について語り、地域全体の病院や薬局が参加することが必要であり、電子処方箋のメリットを最大限に活かすには「面」での取り組みが欠かせないと指摘しています。
特に医療安全の向上に向けては重複投薬のチェックが必要であり、国の費用支援が必要とも訴えています。
日本海総合病院では電子処方箋の導入が進んでおり、発行件数も順調に増加していますが、HPKIカードの普及率が課題となり、特に6月以降の発行数が伸び悩んでいる状況です。
島貫氏はこの問題は普及率向上で解決すると見通していますが、普及率を向上させるためにはまだまだ電子処方箋について処方する側、される側双方にそのメリットを説明する必要がありそうです。
厚生労働省も電子処方箋のメリットを知ってもらうための取組みとして、ホームページ上に電子処方箋の活用事例を紹介するページを作成しています👇
メリットだけでなく、医療のデジタル化が遅れることで引き起こされる未来の姿を見せる方がインパクトがあるかもしれませんね。
参照元↓
②介護12団体が物価高騰・職員処遇改善で総理に緊急要望
老人保健施設協会と他11団体が、岸田内閣総理大臣と光一政務調査会長に、物価高騰への対応や介護職の処遇改善を求める要望書を提出し、岸田首相は緊急経済対策での実施を約束し、2024年度の介護報酬改定でも賃上げ対策を検討する考えを示しました。
介護現場の問題点として、離職率が増加していることが挙げられており、特にベテラン職員の離職が深刻化しています。
介護職の2023年の離職者(1カ月当たり)は全体で2264人で、2021年と比べると17%増え、その中でも勤続10年以上の介護職正社員の離職者の増加が目立っており、現場の中核として管理や職員育成を担う層の流出が進んでいることが問題となっています。
厚生労働省の調査で、介護職員の平均賃金を全産業平均と比べた試算では、2023年は8.1万円低く、差は2022年の6.8万円から拡大していることが明らかになったことからも、早急な対応が必要である状況がよく伝わってきます。
ただ、賃金を上げるだけでは本質的な人材不足の解消までには至らないため、人が減る前提でこれからのことを考えていく必要がありそうです。
介護職だけではないですが、今後いかにデジタルを上手く活用し、様々な作業を効率化していけるかが、労働人口不足に悩む日本を生き抜くポイントとなりそうです。
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③Amazon、アレクサに生成AI 人格備えリアルの司令塔に
こちらは医療の話題ではないですが、最近の生成AIの動向を知る上で参考になる記事です。
すでにスマートスピーカーとして登場している「アレクサ」にAIを搭載することが発表されており、デモンストレーションでは流暢に人と会話する様子に、発表会の会場でから大きな歓声が上がったようです。
端末のカメラやセンサーが人を認識し、身振り手振りも理解するAIが組み込まれているとのことですから、ここにウエアラブル端末などからの活動データなどが組み合わさることで、一番自分の健康を把握しているロボットになる可能性は今後十分考えられます。
特にAmazonは米国で「Amazonクリニック」を展開していることもあり、体調の異変に自分で気がつく前に「何科のオンライン診療への受診を推奨する」といったこともできるようになるかもしれません。
Amazonの「アレクサ」だけでなく、Appleの「Siri」やGoogleの「Googleアシスタント」にも生成AIを導入する動きがあると報じられていますので、今後、このような生成AIと共存し、会話相手になってくれたり、買い物を補助してくれたり、体調を見守ってくれる存在が当たり前にそばにいる時代がやってきそうです。
そうなると、医療・介護業界においても、人手不足の解消や在宅医療の効率化に繋げていくこともできるかもしれませんね。
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③共和薬品工業
④千寿製薬
⑤高田製薬
⑥日興製薬
⑦リョートーファイン
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