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3分で確認!! 本日の医療ニュース 23/10/24号

おはようございます😃
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それでは早速本日の気になったトピックスを紹介していきます👇


【本日のピックアップトピックス】

①外来がん患者の診察前、薬剤師の介入を評価か

外来化学療法において、中央社会保険医療協議会(中医協)総会が2023年10月18日に開催され、2024年度診療報酬改定に向けてがん・疾病対策が焦点となっており、具体的には、がん患者への外来化学療法において、医師の診察前に病院薬剤師が介入することが議論されました。

薬剤師が患者と面談し、服薬状況や副作用などを詳細に確認し、その情報をもとに医師に対して適切な情報提供や処方提案を実施するなどといった業務について、2023年に日本臨床腫瘍薬学会が医師向けに調査したところ、「診察する上で有用な情報」(92%)や、「薬物治療の効果や安全性の向上につながっている」(78%)との回答が多かったとのことです。

特に外来診察時間の短縮に寄与しているという意見も67%の医師から得られており、この他、抗がん薬の副作用に関しては、薬剤師の介入前後で患者の生活の質(QOL)が有意に向上したとの報告もされています。

このようなアプローチに対しては、日本薬剤師会副会長や健康保険組合連合会(健保連)理事、労働組合総連合会の委員らから肯定的な評価があり、がん薬物療法の有効性と安全性を確保するとともに、医師の働き方改革にも寄与するとの主張がされました。

しかし、医師委員の中には、薬剤師の取り組みには好意的であるものの、直接的な評価を求める主張はなかったようですが、今後も薬剤師による積極的な介入を続けることで評価される方向になっていく可能性はありそうですね。


参照元↓



②インフルエンザ患者 1医療機関当たり11.07人 注意報基準超える

インフルエンザの流行が拡大しており、今月15日までの1週間に全国の医療機関から報告された患者の数は、1医療機関当たり11.07人となり、それぞれの自治体がインフルエンザの「注意報」を出す基準となっている10人を超えました。

感染者の数は『注意報レベル』となってから2週間ぐらいで急増する傾向があり、来月には増加のペースがさらに早まっている可能性が指摘されています。

このような状況下で発熱すると、インフルエンザだけでなく新型コロナウイルスの感染にも不安を感じている患者さんは多いと思います。

検査をしてもどちらも陰性だった場合、患者さんにとっては「じゃあこの発熱の理由は?」と、いつも以上にナーバスになってしまう心理も想像できます。

このような患者さんの不安に対応すべく、1回の新型コロナウィルスやインフルエンザウィルスの感染症の検査と同じ鼻咽頭拭い液の検体採取で、8種類のウィルスと4種類の細菌の感染を、PCR法により一度に検出できる「ビオメリュー・ジャパン株式会社」の「BioFire SpotFire R パネル」という機械を採用する医療機関も増えてきているようです👇

特にインターネットでの口コミが気になるこのご時世では、このような検査機器によって患者さんの不安を和らげてあげることで、良い口コミに繋げることにもなるのかもしれませんね。


参照元↓



③沢井製薬、胃炎薬で試験不正 2015年から継続的に

九州工場で製造された沢井製薬の後発薬「テプレノンカプセル50ミリグラム(サワイ)」において、製造後3年経過した薬の溶出試験で不正が行われていたことが発覚しました。

沢井製薬は、厚生労働省に提出した承認書とは異なる方法で品質試験を実施していたことを認め、不正が2015年以降に続いていたことを明らかにしました。

沢井製薬の木村元彦社長は、不正が発覚したのは23年4月であり、外部の専門家や弁護士を含む特別調査委員会を組織し、10月20日に報告書を受け取ったことを明らかにしました。

不正の理由について、社員が「違うカプセルに詰め替えをして試験してもよい」という誤った認識が広まっていたことを指摘。

上層部からの指示と誤解し、試験不正が繰り返されていたと述べました。

製品の健康被害については、カプセルが溶けないため薬効が期待できないものの、具体的な報告はなく、健康被害の可能性は非常に低いとされています。

後発薬業界全体では品質を巡る不正が相次いでおり、供給力の低下が後発薬不足を引き起こしています。

沢井製薬の供給が停滞すれば、後発薬不足が一層深刻化する可能性が懸念されています。

厚生労働省はまだ調査中であり、行政処分についての具体的な結論は出ていませんが、業界全体で信頼回復が求められています。

個人的には週刊誌にもあったように厚生労働省による自主回収案内文の内容を指示していたという疑惑についても気になるので“もやもや”が残る発表となっています。


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②辰巳化学


③武田テバファーマ


④武田テバ薬品


⑤富士製薬工業



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