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【ランサーズコラボ企画】医療ライターのランサーズ活用方法を徹底解説!|イベントレポート【前半】

医療ライター講座Medi+(Meditasu)は、2024年2月26日にオンラインイベント「【ランサーズコラボ企画】医療ライターのランサーズ活用方法を徹底解説!」を開催しました。

今回は、ランサーズ医療ライターバッジ導入担当の木田一さん、Medi+卒業生のランサーズ医療ライタースペシャリスト、イフミックさんが登壇。Medi+代表の松岡磨衣子が進行を務めました。

「ランサーズで医療系案件を獲得したい」
「医療ライターがランサーズを有効活用するには?」
「ランサーズの医療ライターバッジって何?」


このように考えている医療ライターの皆さんにとって、大変有益なイベントとなりました。ランサーズで2024年1月に導入された医療ライターバッジの活用方法についても解説していただいています。
日曜の夜にもかかわらず参加してくださった、30人の医療ライターさんからいただいた事前質問にもお答えしていきます!

Medi+公式イベントリンク:https://peatix.com/event/3823758/view

ゲストの紹介

Medi+の「+」マークで撮影

松岡磨衣子(以下、まいまい):(株)Medited代表の元薬剤師で、医療者専用のスクールとコミュニティ事業を運営しております。本日ファシリテーター(進行役)を務める元薬剤師の松岡です。
早速ですが、自己紹介からお伺いしてもよろしいでしょうか?

木田一さん(以下、敬称略):ランサーズの木田と申します。本日はよろしくお願いいたします。
ランサーズでは、マーケティングの部署で新規のクライアント獲得をやらせていただいてます。その中でも特に医療系のクライアントを増やすことに最近注力してまして、その一環で医療ライターのデジタルバッジの導入担当をしています。よろしくお願いします。

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イフミックさん(以下、敬称略):皆さんこんばんは。イフミックと申します。元々は作業療法士としてリハビリテーション病院に就職後、長男、次男の出産を挟みながらデイケアや訪問看護センターでも働いておりました。
三男が超低出生体重児で生まれ、発達面でのフォローが必要だったため、在宅での仕事を探して2015年にランサーズに登録しました。現在はクリニックのホームページ制作会社からの業務委託を中心に、 ランサーズでは医療系seo記事や医療系コラムなど受注しています

去年、医療ライターとしてのスキルアップを目指してMedi+の第1回医療メディアディレクション講座を受講。現在はプロジェクト初期段階からの相談も請け負うようになりました。Medi+の「医療ライターのはじめかた」講座では、質問・添削サポーターをしています。

まだまだ医療ライターとして勉強中の身ですけれども、今までの経験を共有させていただきながら、皆さんとランサーズの活用方法について学びを深めていければと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

▼イフミックさんのランサーズページ

▼イフミックさんが質問・添削サポーターとして活動中!
Medi+「医療ライターのはじめかた」講座

質問①医療系案件の獲得方法は?医療ライタースペシャリストが直伝!

「【ランサーズコラボ企画】医療ライターのランサーズ活用方法を徹底解説!」の様子

まいまい:ここからは、医療ライターさん達から事前に集めた質問に対して、木田さんとイフミックさんに答えていただく形で進行させていただきます。最初の質問は「ランサーズで新規案件をどのように獲得するか?」こちらは医療ライター歴9年のイフミックさんからお伺いできますか?

イフミック:はい。ランサーズで新規案件を獲得する方法は、次の3つの方法があると思っています。

①公開案件に応募する
パッケージ出品をする
問い合わせ

イフミック:最初に、公開案件に応募する方法について、私が実践していることをご紹介します。

まずは、案件の探し方ですが、医療や健康、介護、美容などのキーワードで検索して、気になった案件をとりあえずお気に入りに登録します。もし、医療や健康などの大きなキーワードで検索してヒットしない場合は、具体的な病名、認知症や生活習慣病、診療科といったより細かいキーワードで検索するといいですよ。ランサーズは、キーワードを登録すると新規案件の募集情報がメールが届く機能があるので便利です

質問①-1優良案件の見分け方

「【ランサーズコラボ企画】医療ライターのランサーズ活用方法を徹底解説!」の様子

イフミック:お気に入りに登録した案件の募集内容をより詳しく確認もしています。私がしている案件選定には、ポイントが3つあります。

①依頼内容の分かりやすさ・明確さ
②相手のメッセージの文面
③クライアントのプロフィール・評価

イフミック:1つ目の「依頼内容」については、記事作成の目的などの内容が正しい日本語で書かれているかチェックしています。掲載先も記載がある際には、サイトを実際に見て、自分の書きたいジャンルやテーマとマッチしているか確認します。依頼内容が明確な案件は、クライアント側も発注内容がはっきり決まっているため、スムーズに案件が進みやすい印象です。

2つ目は、メッセージの文面です。私の主観になるのですが、自分が安心してやり取りができそうかを目安にしています。

3つ目のクライアントのプロフィール・評価ですが、募集内容からクライアントのプロフィールページに移動して、クライアントの業種、企業名が記載ある場合は企業の公式サイトもチェックします。主にどのような事業をしている会社かを確認していますね。
普段から記事作成をライターに依頼しているようなクライアントの場合は、スムーズに案件が進みやすい印象があるので、初心者でも受けやすいと思います。
あと、クライアントの評価は、やはり実際に仕事を受けたランサーの貴重な声なので必ずチェックして、マイナス評価があるときには案件を受注した時にどういった懸念点があるのかも確認するようにしています。

質問①-2ランサーズで当選する提案文のコツとは?

「【ランサーズコラボ企画】医療ライターのランサーズ活用方法を徹底解説!」の様子

イフミック:応募時の提案文は、案件ごとに書き換えるようにしています。クライアントが何を求めているかを分析するのが大事ですね。
たとえば、経験に基づいたオリジナルの記事作成を求めている場合は自身の経験をアピールしたり、SEOのスキルを求めている場合はSEO記事で何位を獲得したなど、クライアントの求めるスキルに合わせて書き換えるようにしています。
提案数や提案者のプロフィールを確認して、他の提案者と比べ自分が差別化できるところ、今までの経験でアピールできそうなところを考えて盛り込むのもいいですね。

イフミック:あとは、当選しなかった場合は、当選者のプロフィールを確認して、クライアントが何を本当に求めていたのか、自分には何が足りていなかったのかを確認して、次回の案件募集時に生かすようにしています。

木田:イフミックさんに補足しますと、私もランサーズ上で仕事を依頼することがあるんですけど、依頼内容を読まれてない方が結構いらっしゃいます。たとえば、指定した納品形式で納品されないといったことですね。
まずは、依頼内容をしっかり読んで、沿った回答をするだけでも当選確率や新規案件の獲得率が上がると思います。

質問②待っていれば案件が獲得できる!パッケージ出品

「【ランサーズコラボ企画】医療ライターのランサーズ活用方法を徹底解説!」の様子

まいまい:ランサーズの特徴でもある「パッケージ出品」について、ご質問が多くきています。こちらは木田さんよりご回答いただけますか?

木田:はい。まずは、そもそもパッケージが何かをご説明します。ランサーズでは、公開されている依頼、仕事を探して出てくる依頼、その他に自身のスキルを出品するパッケージ出品があります。パッケージ出品のメリットは次の3つがあります。

①受け身で仕事が獲得できる
②クライアントの目につきやすくなる
③自然検索からの流入を狙える

木田:実はあまり知られていないのですが、ランサーズのドメインパワーは、良質なパッケージは自然検索からの流入を増やす効果があるんです。
パッケージによっては、一ヶ月に数千の流入も狙えるものも。ランサーズ上の検索だけでなく、外部からの流入で案件を獲得できるケースもありますので、ぜひご活用いただけたらと思います。

質問②-1良質なパッケージの作り方・魅せ方とは?

「【ランサーズコラボ企画】医療ライターのランサーズ活用方法を徹底解説!」の様子

木田:案件が獲得できるパッケージを作ることは、広告と同じ考えだと考えています。クライアント視点で、どういったパッケージだったら興味を持ってくれるかを考えていただくことが一番です。
医療ライターだとSEO記事が人気で、多くのパッケージで出品されています。自分の強みを訴求できるSEO記事のパッケージが作れると良いと思います。

たとえば、2〜3年前であれば、看護師ライターが『現役看護師がコロナ関連のseo記事を書きます』のようなパッケージを出品すると多くの企業が興味を持ったと思います。
現在需要が高まっているものと自分が提供できるものを掛け算して、パッケージを作っていただくのもおすすめですね。

質問②-2パッケージに使えるキーワードの考え方

「【ランサーズコラボ企画】医療ライターのランサーズ活用方法を徹底解説!」の様子

まいまい:ちなみにランサーズに登録している医療系のクライアントさんは、どのようなキーワードでパッケージを検索されている方が多いのでしょうか。

木田:具体的にはお答えできないのですが、先ほどと同じようにクライアント視点で考えていただくのが良いですね。
たとえば、「SEO記事」というワードでパッケージを探す方ってあまりいません。「AGA治療、SEO」など依頼物だけではなく、依頼内容もあわせて検索されることが多いです。
そのため、SEO記事にご自身の得意分野のニッチなワードを掛け合わせると刺さる可能性がありますね。

Google検索を活用してみるのも、ちょっと面白いかなと思います。
先ほどの「AGA治療、SEO記事」で検索をかけてみると、検索順位の3番目にあるランサーさんのパッケージが表示されます。
しかし、
パッケージの詳細やランサーさんのプロフィールを確認すると、最終ログインから30日以上経っている方のため、現状仕事を受けられない可能性があります。そのため、この方と同じようなパッケージを作れば、より上位に表示され外部流入を狙えるのではないでしょうか。

他には、パッケージの内容が概ね同じであっても、クリニック向けや整体向け、医療系メディア向けとターゲットによって作り分けている方もいらっしゃいます。
医療ライターの皆さんであれば、SEO記事だけでなく、インタビュー記事、ホームページライティング、コンテンツライティングなどが受注されやすい傾向がありますので、色々工夫して出品してみてください。

質問②-3パッケージ作成につまづいたら

「【ランサーズコラボ企画】医療ライターのランサーズ活用方法を徹底解説!」の様子

まいまい:イフミックさんからも、パッケージ出品について実体験を教えていただけますか。

イフミック:木田さんのお話、大変参考になりました。私からはパッケージを作る過程についてシェアしたいと思います。

パッケージ作成でハードルを上げていたのが、自分が何を売り出せるのかを明確にしなければならないことと、最低単価が1万円と高いことでした。
そのため私の場合は、ランサーズのメンターサービスであるMENTAを利用しました。ランサーズのパッケージで多くの案件を獲得されているライターの先輩に助言をいただいたんです。また、パッケージ作りに際し、自分がどんなスキルを持っているか整理するのも大事ですね。
実際にパッケージが受注されると、単価も高いため大きな自信になりますよ。まさに待ちの営業であることを実感していまして、1つ作っておくとそこから問い合わせが来て、受注に繋がるのでおすすめの営業方法です。

質問③依頼数2倍!直接依頼を獲得する工夫

「【ランサーズコラボ企画】医療ライターのランサーズ活用方法を徹底解説!」の様子

まいまい:「直接案件を受けるためにどうすべきか」という質問も多くいただいています。これは木田さんからシェアしていただけますでしょうか?

木田:はい。まず、直接依頼とは、クライアントからランサーに直接メッセージで依頼していただくことです。
驚かれる方も多いかもしれませんが、実は依頼数も流通額も、直接依頼は公開依頼の2倍以上です。単価も直接依頼の方が多い傾向があります。

初心者医療ライターさんが直接依頼を獲得するには、まずレギュラーランクをとることを目指していただきたいですね。
ランサーズでは、「医療ライター」で検索したとき、ランクのついている方しかヒットしないようになっていますので、ランクがない方は機会損失する可能性があります。本人確認とプロフィールを充実させることでレギュラーランクはとれますよ。

質問③-1すぐに実践できる!案件獲得するためのコツ

「【ランサーズコラボ企画】医療ライターのランサーズ活用方法を徹底解説!」の様子

まいまい:イフミックさんが、ランサーズで案件獲得するために気を付けているポイントなどあるのでしょうか?

イフミック:そうですね、案件を獲得するために、次の4つのことを心がけています。

①プロフィールを充実させる
②提案文を工夫する
③問い合わせ時の対応をしっかりする
④プロフィールに通じる窓口を増やす

1つ目のプロフィールの充実化ですが、実績をできる限り示すようにしています。というのも、実績を重視するクライアントが10割のためです。
もし実績がなければ、自身のブログ記事を掲載したり、Medi+の医療ライターの講座を受講すると記名記事が書けるので、それを実績に載せたりすると良いでしょう。

▼Medi+「医療ライターのはじめかた」卒業生の卒業制作(記名記事)

https://medi-jump.com/category/iryouwriter-kouza/portfolio/

2つ目の提案文は「質問①-2当選する提案文のコツとは?」でお話ししたとおりですね。
3つ目の問い合わせ時の対応は、メッセージを送るときには自分が同じ文面をもらった時にどう思うかというのを常に考えて丁寧に書くようにしています。新規問い合わせの場合は、ビデオ通話の提案も一緒に行うようにしています。メッセージだけでは伝わりにくい部分も多いので、ビデオ相談に応じることで案件獲得に繋がった経験があります。

最後に、自分のランサーズプロフィールに繋がる窓口が増えるよう工夫をしています。パッケージを出品したり、ポートフォリオやSNSでランサーズのパッケージやプロフィールを発信して、クライアントの目につく機会が多くなるようにしています。

木田:実績を求めるクライアントは多いですね。あとは自分にしかない貴重な経験もあれば、それもプロフィールに記載していただくといいかもしれません。
たとえば、プロフィールに自己破産経験があると書いたランサーさんがいらっしゃいまして、その方は自己破産系のライティングの仕事依頼がきたという話がありました。
普段気にしていない経験やマイナスだと感じる経験であっても、それを求めるクライアントがいる可能性があります。特にニッチになればなるほど、競合が少ないので記載いただくのをおすすめしています。

ランサーズの検索アルゴリズムは公開していないのでお伝えすることはできないのですが、検索時に上位表示されるコツとしては、プロフィール更新やパッケージを新規出品すると上がってくるようです。また、医療ライターと名前にいれている方も上位表示されやすい傾向にあるので、試行錯誤していただくと良いと思います。

質問④2024年導入、医療ライターバッジの活用方法

「【ランサーズコラボ企画】医療ライターのランサーズ活用方法を徹底解説!」の様子

まいまい:次は、医療ライターバッジの獲得方法と活用方法について教えてください。

木田:ランサーズでは、医療・医薬分野のライティングスキルを持つ方に医療ライターであることを示すバッチをお渡ししています。
バッジは、医療ライターバッジと医療ライタースペシャリストバッジの2種類です。

それぞれ明確な条件は公開していない部分もありますが、医療ライターバッジは、プロフィールに医療分野の実務経験や資格、医療系ライティング実績について記載があり、ランサーズが定めた基準を満たしていただくことが条件です。くわえて、過去の1ヶ月以内にログイン歴がある点も含まれています。
医療ライタースペシャリストバッジは、医療ライターの皆さんの中でも、現在定めている基準を満たした10〜12名にお渡ししています。

バッジは、基本的に自由にお使いください!たとえば、SNSや名刺の背景画像に入れていただいてもいいかもしれません。柔軟な発想でご活用いただいて、もし良かった使い方があれば、逆にSNSなどで発信して教えていただけたらとてもありがたいです!


▼続きは後半記事でチェック
イベント参加者30名からの事前質問、続けてご回答!


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