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第9回 12月放送後記事 〜「働く」という人生の一部を考えたい 〜

ラジオ番組「ケロケロ見聞録」の放送などをしております、大学生メディアクリエイティブチームのmedien-lienです!
今回は、12月に放送した内容について紹介してまいりますよ🐸

今月のテーマ

第9回、12月放送は

「働き方 〜現代の若者が就職を前にして重要視することとは〜」

というテーマでお送りしました。今月のパーソナリティーを勤めたのはゆきひなこ。学生議論には、現役大学生の「つよぽん」こと今村剛士さんに加わっていただきました。インタビューと学生議論の様子はPodcastからお楽しみいただけます☺️

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↑収録の後にクリスマスマーケットに向かった3人。


学生議論

 ゲストの寺平さんのような、企業やフリーランスという働き方に対して「ハードルを感じない」という意見もあれば、「すごい」「自分にあっている働き方は憧れる」という声が上がりました。働き方を考えることは、自分自身が0から1の創出か、1から100への拡大かどちらが向いているのかなど、自分の特性を考えることと繋がるようです。また結婚や出産といった人生の大きな転換点に合わせた仕事スタイルの変化を重視するという意見もありました。
 転職に対して賛同する学生もいる一方、一つの職業を極める方を好む学生もいました。転職に賛同する理由としては直感を大切にできること、自分の「ワクワク」に出会えることなど、自分のやりたいことに素直になれるイメージが上がりました。同時に、スキルを身につけて次へのステップアップを目指す転職では、ステップアップの先に何を求めているのかまで考える必要があるという注意点も挙げられました。やりたいことが決まっていれば、転職は必要ないのではないかという考え方です。
 「目標を持って生きることは難しくなってきているのか」という問いに対しては、転職が普通になると自分のやりたいことを積極的に選択できる社会になるというポジティブな視点もある一方、やりがいや生きがいを仕事に求めずプロフェッショナルを目指さなくても何とかなるだろう、と自らの将来に対して楽観視する見方もありました。職を選ぶ際の観点として以上のような議論がなされただけでなく、「社会的な目」を気にしてしまうという本音も見受けられました。自分がしたいことを探したり、それを軸として就職と向き合う人が増えてきた中で、ちゃんとした職について安定した生活を送ることを良さと捉える学生もいます。
 ゆきは自分を客観的に見れるか、自分がどうありたいかを知る必要があるようだと言います。ただ、寺平さんが仰ったように「やりたいこと探し」は難しく、生きている中で感じるワクワクを日々見つけていけたらいいのではないでしょうか、とつよぽんは結論づけました。ひなこは「何をしたいかではなく、どんなふうな生き方をしたいかをぼんやりと軸に置いていたらいい」という考え方が胸に響いたと言い、そのために何が必要かを考えていたら自ずとやるべきことが見えてくると考えます。

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井の中の蛙、大海を覗く👀

「ケロケロ見聞録」コンセプト、

「井の中の蛙大海を知らず」に陥りがちな大学生が、“大海”(社会)の一部を知る!

ということで、“井の中の蛙”大学生の私ライターが、ラジオを通して覗いてみた“大海”の一部について少し考えてみました。medien-lienの想いにもありますように、議論の場を提供したい!と思っていますので、このnoteに関する賛否両論をお待ちしております。コメントや意見は、noteもしくはTwitter #ケロケロ見聞録  でお寄せください☺️

 さて、大学生ともなると就職を本格的に考え始める人が多いのではないでしょうか。「働く」という行為はきっと人生で最も時間を使うことの一つなので、働く先(≒自分の人生の過ごし方)を決めることについ慎重になっちゃいませんか?(少なくとも私はそうなっちゃいます🥺)
 私の所属する共創学部では、まもなく最初の卒業生を送り出します。中には就職をする先輩方もおられ、就職活動の様子を伺う機会もありました。自己内省を通して自分を見つめ直すきっかけとなった、実際に社会に出て人の役に立つ貢献ができそうだ、とポジティブな意見も聞く一方、「面接で結婚の予定を聞かれた」など、リアルな声を聞く機会もありました。自分が魅力を感じ、仲間になって共に未来を創り上げて行きたいと思って(その会社の面接に行って)いる中で、例え雰囲気づくりのためだとしても結婚や出産の予定を聞かれたら…。「(仮にもしその問いへの答えが一緒に働けるか働けないかの判断に影響を及ぼすのであれば)相当がっかりした!」と、その会社に期待していた分、私だったら憤りを表すような気がします。また、個人的には多様性よりも統一性や協調性を重視しているようにも感じられる現在の「就活」の在り方にも疑問を感じています。(このことに関しては、機会があればぜひ特集記事でまるまる語りたいです。)このように、自身の就職について考えるとそのプロセスとしての「就活」が果たして自分にはできるのだろうか…と不安に思っていた私にとって、学生議論でも注目されたような「年功序列・終身雇用」に囚われない新しい働き方が広まることは希望を感じます。
 せっかく労力を使って働くのだったら何かを成し遂げたり誰かの役にたったりしたい、と思う人は多くいるはずです。そして、多くの企業もそうやって始まったのだと思います。しかし、誰かの役に立ちたい、生活をもっと便利にしたいと事業を始めても、事業の継続のためにはより多くの資本だったり人手だったりが必要になり、利益の拡大・追求に目が向くようになるケースも現在多く存在しているように感じます。このような状況で実際に働く中、充実感・幸福感を得ている人は果たしてどのくらいいるのでしょうか? 朝通勤に向かう人々の顔を伺いながら問いたくならずにはいられません。実際、自分も働くようになった時、やりたくないことをイヤイヤ引き受けながら「社会の歯車」となっている姿も容易に想像がつきます。しかし、そうはならないために、「働く」入り口としての職業選びも大切になってくるように思います。やりがいや達成感を覚えられるようなことができるか。胸を張って幸せだと言えるか。目の前の子どもに「あなたたちの未来はきっと大丈夫だよ」と誇れるようなことをしているか。こういったことが、今回の放送サブテーマ〜現代の若者が就職を前にして重要視することとは〜に対する私の想いです。学生議論で「就職は人生の重要な選択」だと話されたように、「働き方」を考えることは人生を考えることでもあるかもしれません。より多くの人が「幸せ」を感じられるような働き方が実現する日々を願って、このnoteを終えたいと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。


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