食と若さ、食とメンタル 2
いよいよですね。9月17日(日曜日)、代々木の国立オリンピック青少年センターにて「遊行(ゆぎょう)する身体」と題したセミナーを開催いたします。
○当日参加問合せ
meviusjapan1744@gmail.com
コラボセミナーでは、身体を動かすのがメインになりますので、ここでは当日のセミナー終了後からお役に立ちそうな話にしようかと思います。
それでは、食についてもう少し続けます。
ㅤ食材と欠乏欲求、承認欲求
ㅤ 陰陽☯の話にも関係しますが、100%身体に良いものはありません。
身体に良いものはそのまま身体に悪いものになり得るものなんです。
白黒思考の話ではありませんが、段々と選択の幅が狭くなり、思考もそれに影響され、歪んできます。
あと、食とメンタルの関係は、残念ながら眉唾物として扱われることが多いですね。そして、あまりにもいろんな食養法などがあるので、どれが良いのか迷ってしまう・・・・なんてこともあるでしょう。
1990年代、「みのもんたの午後は○○云々」などの情報エンタメ番組では毎日のように様々な食材の効能や調理法?が紹介されていました。
その影響力はすさまじく、一つの食材が紹介されるとスーパーやコンビニの棚からそれらが消えてしまう・・・・というくらい。
「こんな症状とかありませんか?それには○○が良いですよ」
「この病気には、なんと○○を1日○○食べるだけで良いんです」
このフレーズが承認欲求と依存心をビミョーにくすぐっちゃったんです。
何故かというと・・・・
現代医学でも、伝統医学でも、真剣に患者さんと向き合って治そうとする先生は結構厳しいことをおっしゃいます。
「○○は摂取しないでください」
「○○を食べ続けると○○が悪化するので食べないでください」
ㅤ いや、まぁ・・・・言い方というものもあるよね、という人もいますが、そういう人の話は別です。(苦笑)
例えば、現代医学なら処方された薬と相性が悪いとか、伝統医学なら体質などに合っていない食生活だから等々・・・・
ところが、せっかく先生が注意、忠告しているのに、肝心の患者さんが自分の身体と向き合わないことがあるんです。楽して、簡単になんとかしたい・・・・と。😅
そんなところに「○○を食べればよい」さらには「○○だけで良い」なんていう耳障りの良い言葉は、ジャンクフードのように満たされない欠乏欲求と依存心を増加し、そして承認欲求を刺激し、最後には思考停止になってしまいます。
で、どうなるかというと・・・・そりゃあそんなものを食べ続ければ、いくら良い食材でも、体調が別の形で悪くなります。
前回も書きましたが、ほどほどが一番です。
料理とは
これから紹介する話については前回同様、北大路魯山人の言葉から引用します。実は最初に興味を持ったのはこちらの言葉でした。
料理とは理(ことわり)を料(はか)ること
以下は、北大路魯山人の料理についての話がもとになっている漫画の一部からの引用です。
かなり意訳が多いですが、こちらの方が親しみやすい感じがするかもしれませんね。
食と若さ
食べるだけで若くなる!・・・・なんてうまい話はないです、たぶん。
もしあったら、マズイ話になっちゃいますよ。どこがって?うまい汁をすすっている業界・・・・ゲフンゲフン。😅
ここではシンプルに
「健康的な食生活をしている人は、イキイキとしている」
というだけのことにしましょう。
若いということは新陳代謝が良いという要素があります。
よく出して、よく食べて、良く寝る。
若さゆえの回復機能にたよって暴飲暴食をすると、ある年齢になると一気に内臓に反動がくるので、できれば子供のころから食には気をつけたいものですね。
猪木さんの「元気があれば何でもできる」という言葉には、「今が一番若い」という言葉と合わせると、実に味わい深いものではないでしょうか。
食に関係なくなってきちゃいましたが、「若さ」って「選択枝が沢山ある」ということじゃあないかと思っています。