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著者に、会いに行こう

『僕という心理実験』『未来は決まっており、自分の意志など存在しない』等々のご著書多数、知覚心理学が専門の妹尾武治先生を囲むお話し会@昼スナ。

著者に会いにいくのが大事は、本当にその通りで、本人の話が直接聞けたり、本人に直接問いかけたりできるだけでなく、同じ著者の本を読んだ、あるいは同じ著者に関心を持った人たちが集まる場の化学反応のおもしろさ。

安楽死の原稿を書き上げる前にこの場に参加したかった。

いくつもの大切な気づきとテーマをいただいたけれど、すぐに言語化できない、言語化する前のもので脳みそがあふれているので、しばらく熟成させるとして。

妹尾先生の、いいことも悪いこともぜんぶ138億年から決まっていることなんだからいちいち一喜一憂する必要ないんだよの「心理学的決定論」は、今学んでいる陰陽五行論にもつながるところがあって、ご著書を読んで救われたような気持ちになったことは記憶に新しい。

にもかかわらず、1年前くらいに読んだばかりだというのに行きの電車で読み返していたら、驚くほど内容を忘れてしまっていて、「あれ?あなたのことも書かれていたの?」とびっくりしてみたり(笑)

読んだ端から内容を忘れていくので、本を読み終えたあとがきで、「あれ?この本読んだことある!」と本棚を見たら、同じ本があって自分でもびっくりすることもある。(関心があることや人生のテーマとは何度でも出会うってことだよね!ということにしてある。人に本をプレゼントするよい機会にもなる。)

「いや、忘れますよ。僕も自分で書いたのに忘れてますからね」とおっしゃってくださった妹尾先生は、脳みその回転率が早すぎて周囲がついていけなくなることとの折り合いをつけながら生きていらっしゃる様子が、想像通りというのか、チャーミングなお人でした。

著者に会えるチャンスは意外とその辺に転がっていたりする。
だから、著者に会いに行こう。


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