授業はオンラインへ。新しい大学生活の実態を、大学1年生に聞いてみました＜後編＞
こんにちは！
YELLOW!編集部の川尻です。
今回は「授業はオンラインへ。新しい大学生活の実態を、大学1年生に聞いてみました」の後半です！
オンライン授業で困ったことを聞いてみました。
前回をまだ見ていない人はぜひ！
＜横尾佳奈さん＞
―今困っていることを教えてください
友達ができていないことと、ほかの1年生が今何をしているかとても気になります。どんな資格を取る勉強をしているのか、どんな活動をしているのか、自分がほかの1年生より遅れてしまっているのではないかと思います。
―私が1年生のときは資格や活動など考えていませんでした！ちなみに、横尾さんはなにか活動をしていますか？
はい。「パラたび」という、大学生の力で障がい者と健常者の壁をなくす活動をしています。内容はパラスポーツを広め、若い人にも障がいを知ってもらう活動をしています。
―とっても素敵な活動ですね！
ありがとうございます。今はオンラインで来年のイベントの企画など話し合っています。
１年生から積極的に活動をしているのに、周りに後れを取っていないか心配になるのは、オンライン授業で周りの様子を受動的に知ることができないからではないかと思いました。本当に素敵な活動だと思います。来年には本格的に活動ができるといいですね。
大学に入れるようになったので、実際にお会いしました！
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―授業を受けてみてどうでしたか？
わからないことがすぐに聞けて良かったです。オンラインだとチャットで聞いても時間差があるから大変でした。「やっと大学生活が始まった」と実感しました。
―学校に来た感想をお願いします。
「オンライン授業中はスマートフォンの会話だけだったから、友達と対面で話せて感動しました！」
私が取材したときは不安いっぱいの様子だったので、笑顔を確認出来てよかったです。やっと始まった大学生活、素敵なものになることを願っています！
＜辻凌馬さん＞
―今困っていることを教えてください。
友達作りと、教授との関わりが少ないことです。
オンライン授業だとなかなか名前と顔が一致せず、お互いに覚えることが難しいと思います。
授業があると自然と教授の顔と名前が一致したり、授業終わりに質問にいくことで関係ができたりしますよね。大学は教授という専門家とお話がしやすい場所なので、せっかくの機会を存分に使ってほしいと思います。コロナ禍で自由に動けないのは辛いところですね。
大学に入れるようになったので、実際にお会いしました！
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―大学に来れるようになりましたが、友達とはどうですか？
まだ遊ぶなどはしていません。今後はつながりを持って対面で仲良くしたいですね。
―コロナで世の中が大きく変わってしまいましたが、目標などありますか？
新しいことにチャレンジするチャンスでもあるので前例にとらわれず、自分の考えをしっかり持って行動していきたいです。
まだ授業を受けていなかったとのことで、授業の感想の代わりに無茶ぶりの質問をしてしまいましたが答えてくれました。ありがとうございます。
＜山下達也さん＞
―今困っていることを教えてください
一番困っているのは学費です。大学に入れず施設などの利用ができない上に、授業はオンライン。なのに学費が変わらないことに困っています。
学費は大きい問題だと思います。今まで通りの生活はできていないのに、必要なお金は変わらないという点は、不満が募るところです。早く大学に入れるようになって払っている分のサービスが受けられるようになってほしいです。
大学に入れるようになったので、実際にお会いしました！
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―授業を受けてみてどうでしたか？
ガイダンスやオンラインと特に変わらない印象でした。逆にオンラインでも良いかも！
―お友達はできましたか？
研究入門で仲良くなれました！
授業内容はオンラインでも変わらないものは変わらないというのは新しい気づきですね。やっと大学に入ることができてよかったです。いい笑顔ですね！
＜渋谷諒さん＞
―今困っていることを教えてください。
相談相手がいないことです。課題で困ると気軽に相談できる相手がいません。
また、課題のやり方を教えてくれる授業もありますが、教えてくれない授業もあります。
最近で一番困ったのは、習ってないことをやるように課題がでたことです。「jpeg方式で提出してください」と言われて、どうすればいいのか全然わかりませんでした。
大学の授業は初めてのことだらけですよね。今まではパソコンを使うことも少なかったでしょうし、そこに加えてオンライン授業になったのでわからないことだらけだと思います。その中でしっかり単位を取得している１年生、すごいです。
大学に入れるようになったので、実際にお会いしました！
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―友達はできましたか？
まだ出来ていません。雰囲気が周りと違うので、焦ってます。
今後の目標などありますか？
1つ1つこなしていきたいです。
こちらもまた、授業をまだ受けていなかったので無茶ぶり質問を投げてしまいましたが、答えていただきありがとうございます！「学部の雰囲気」は本当にそれぞれなので、実際に見てみないとわからないものですよね。取材当時もふんわりと「学部の雰囲気」について不安と話していましたが、雰囲気で居心地も全く変わります。オンラインではわかりづらいというのは初めての気づきでした。
＜富田かれんさん＞
―今困っていることはありますか？
沖縄から上京する予定でしたが、上京して1週間でオンライン授業が決まり、今は実家にいます。契約した家にはものがまだ置きっぱなしで、住んでいなくても家賃を払い続けています。
―せっかく上京しても実家に帰る人は多いですよね。もうしばらく沖縄で過ごすのですか？
後期から対面授業が週に何回かあるので、後期からは上京します。
こういう学生、たくさんいると思います！楽しみにしていた上京・一人暮らしを一旦中断しないといけない選択は心苦しかったと思います。後期からは状況が決まっているとのことだったので、新しい生活を楽しんでほしいです！
大学に入れるようになったので、実際にお会いしました！
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―授業を受けてみた感想を教えてください。
ご飯後というのもあり、少し眠かったのですが、プロジェクト入門を生徒さんのSAさんがやることに驚きました。先輩方はしっかりしてるな〜というイメージでした。今回は最初だったので、ガイダンスのみだったのですが、パソコンを通しては伝わらない、先生の面白さや、他生徒の意欲を感じることができ、より頑張ろうと思えました。
―友達はできましたか？
オンラインでは考えられないくらい、お友達が増え、お友達が1人いるだけで、そのお友達のお友達と仲良くなれたり、やっぱり直接会うことは素敵だなと思いました。また次の授業からオンラインですが、対面の授業のときを大切にしていきたいと思いました。
やはり実際に大学にきて受ける授業、友達は別格ですよね。沖縄から上京は不安もいっぱいあったと思います。取材の後半は沖縄の上京あるあるなども聞かせていただきました。私は千葉県生まれなので、遠くから上京する人の勇気、すごいなぁと思っています。新生活、応援しています！
＜石神楓さん＞
―今困っていることはなんですか？
大学に入って、やりたかったことができていないことです。
先輩から「友達と相談しながら履修登録をする」と聞いていたので、楽しみにしていたのにこういう状況になってしまってできませんでした。
―履修登録！確かにあまり意識していませんでしたが、友達と話し合いながら作ることが多いので、情報収集したり一緒の授業をとろうと話したりするのは確かに楽しかった記憶があります。
ほかにもサークルを決めたり、新歓があったり、やりたかったことがなにもできていないのが少し寂しいです。
―ほかに楽しみにしていたことはありますか？
使ってみたかった施設もいくつかあるので、利用できないのが残念です。
履修登録もサークル決めも、新歓もオシャレな学食も、大きな図書館や特殊な施設の利用も、すべて大学生になったらできると思っていたもの。一気に楽しみが奪われた時の気持ちは、今年の１年生にしかわかりません。
大学に入れるようになったので、実際にお会いしました！
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―友達はできましたか？
LINEのやり取りだけだったから、集まって仲良くなれてよかったです。対面すると思っていたイメージと違うので新鮮でした！
―今後の目標を教えてください。
イベントがほとんど無くなって、このまま2年生に進級するのが不安があります。後輩が入ってきたときの為にも、学生生活に慣れていく事が重要かな、と思います。
取材の時から大学に行きたい！という気持ちが前のめりにでていたので、大学にきて楽しそうな姿が見れてよかったです。まだまだ１年生なので、残りの時間で失われた半年間を巻き返すように、大学を楽しんでほしいです！
＜最後に＞
今年は今までの生活ができなくなり、変化の多い１年だったと思います。変化のおかげで良い気づきをした人もいると思いますが、その変化の中で楽しみを奪われた人も、辛い思いをした人もいます。こうやって取材をして記事にすることで、実際に新生活を始められずに辛い思いをしている人たちの生の声を聞くことができ、とてもいい経験になりました。そして、「大変だとは知っていても実態を知らない」という人にもこの記事を通じて大学１年生の声を届けることができたらうれしいです。予定通りの１年にはなりませんでしたが、いつか「そんなこともあったな」「あの時は大変でさ」と笑って話せる日が来ますように。
ご協力いただいたみなさん、ありがとうございました。
授業はオンラインへ。 新しい大学生活の実態を、大学1年生に聞いてみました（前編・後編）
―fin―
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