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「宇宙飛行士への手紙」と流れ星のわたしたち | わた藤 執筆後記

フラスコ飯店で連載している「わたしがグジグジうだうだしていることは大抵すでに藤原基央が曲にしている」、略してわた藤の第2回が公開になりました。(実は5日には公開していました、もっと諸々まめにやれるようにならねばです)

わたしがグジグジうだうだしていることは大抵藤原基央が曲にしている。それは、かけがえのない青春を弔うことすらも。

今回はわたしにとってとても大切な女の子の話を書きました。どうしようもなく惹かれあって、これが恋なら、同性愛ならそれでいいとすら思った、でも、その魔法はもう解けてしまった。わたしたちはどんなに一緒にいたって別々の人間で、どんなに拒んでも大人になってしまう。それでも、それでもそれでも。


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実はこの記事に出てくる女の子は、She isで初めて書いた記事でも語った女の子で、やっぱり彼女は眩しいしどうしようもないし大切で、彼女の存在自体が自分のテーマだなという感じがします。

すごく緊張しながらも、彼女の誕生日に読んでもらったのですが、「なんかすごい巨大感情が来た」って言って泣いてくれてわたしまで泣いてしまいました。いまこういう文章が書けて本当によかった、わたしはこの瞬間のために書いたんだなと思いました。

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今回もくどうしゅうこさんにアイキャッチを書いてもらいました。めちゃくちゃ没入して原稿を読んでくださって、すごくいい議論ができた末のイラストで、多分こういうのって当たり前じゃない営みで、本当にありがたく思っています。

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くわしくはフラスコ飯店||note店で記事が出ると聞いていますが、くどうさんの極めて暖かい筆致でシンメトリの腕組みを描くと、愛の重たさ、仄暗さ、不気味さ、大きさみたいなものが現れて、これしかないな!となりました。それからわたしたちは実際に四六時中腕を組んでいた2人なので、その偶然もすごくうれしかった。

まだまだ小さいメディアの、まだまだ小さい連載のひとつですが、関わる全員がこだわり抜いていい記事を作れたと思うので、ぜひ読んでもらいたいです。

次回予告

3曲目は BUMP OF CHICKEN 20周年イヤーにリリースされた「リボン」。

大学に入ってなかなか友達ができないこと、サークルに馴染めないこと、「みんなができてることをできなきゃ」という焦りや「こういう青春をおくらなければならない」という圧力にへこたれていたわたしを無敵にしてくれた友情について考えます。実はもう原稿は書き上がっていて、頑張って仕上げている途中です。公開は7月5日の予定です。震えて待て!

「わた藤」トラックリスト

1曲目:「ディアマン」ともう聴かなくなったバンド

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2曲目:「宇宙飛行士への手紙」と流れ星のわたしたち

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3曲目:「リボン」と無敵の友情

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4曲目:「才悩人応援歌」と健やかな破滅

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番外編:2020年、激動の BUMP OF CHICKEN への信頼を問い直す | 彼らの振る舞いや不倫報道へのステートメントを読んでわかること

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▶︎執筆後記たち:https://note.com/medetais/m/mf0b3435eff05

▶︎藤原基央さんのお誕生日に寄せて書いた連載予告はこちら




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