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【逆行する人生をみて、一瞬の美しさを知る】何度も見た作品を教えて[ペアMTG ヨツバ×らーめん]

本記事は「何度も見た作品を教えて」というテーマに対して
ヨツバとらーめんがペアMTGを行い、それで得た発見や感想をまとめたものです。

ヨツバ
初期研修医2年次。人の価値観や考え方を知り、周りの人と共生し、そんな中でも個性を発揮する、『丸く尖る』ことを目標に生きています。
具体例をあげて、話を広げていく、深めていくことが得意です。

テーマ設定の背景や目的を先に読んでいただけるとより楽しめると思います。


どうして何度も見たくなるのか

何度も見る作品と一度しか見なかった作品、その違いはなんなのでしょうか。
パッと聞かれても分からなかったので、自分が何度も見た作品をあげ、何を感じるのか、どういったときに繰り返し見たのかを語ってみました。

どういったときに繰り返し見たのか?と問われ、「いや特にこれといったタイミングは...」と最初は答えました。

続いて、「自分の中で薄まったときに再度濃くしたい、忘却とは異なり、、、」と述べました。

そう、ただ忘れていたものを思い出したいわけではないのです。

ーそこで出てきた一つのワードが『味わい』です。

時を経て、もう一度見たときに、自分の解釈の仕方が変わっている。
味わい方が変わる、様々な楽しさが日常のなかにあるけれども、自分の成長と共に変化する受け取り方を求めて、何度も見ている。

作者が伝えたいメッセージ性を紐解いていく中で、自分と調和し、受け取り方が変わってくるのでしょう。

また、そんな考え方が出てくる一方で、
『なにかメッセージを分かりやすいカタチで得たい』という場合もあるのではないかという考えにも至りました。

たとえば、落ち込んだ時に聞く曲や読む本、聞きたいキャラクターのセリフなどあるのではないでしょうか。そんな落ち込んでるときに、深く味わいたいとかはあまり考えてないですよね、分かりやすく励まされたい、憧れを思い出したい、きっとそんな気持ちで作品に触れています。

僕らが至った答えは、作品には何かしらのメッセージ性があり、繰り返し見る作品のメッセージ性が自分にとって、同じものを感じるにしても、新たな感じ方を得るにしても、『響く』ということでした。

私の何度も見た作品紹介

さて、最初に抽象的なお話から始めてしまったので、もっとわかりやすく、私が何度も見た作品を紹介します。ただこれらの作品を布教したいだけかもしれませんが(笑)

それぞれでどんな味わいがあるのかは、ぜひ作品に触れて感じてください。ちなみに記事のタイトルに掲げた「逆行する人生をみて、一瞬の美しさを知る」は『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』によるものです。

【分かりやすいカタチでのメッセージを得たいとき】

『会社は学校じゃねえんだよ』

『平成狸合戦ぽんぽこ』

『C』

『エリア88』

【時を経て味わいたい】

『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』

『東のエデン』

『最終兵器彼女』

『ガンスリンガーガール』

『こちら葛飾区亀有公園前派出所』

【番外編:記憶を消してもう一度】

『星新一シリーズ』

『SAW』

何度も見ること自体をもっと深ぼってみた

さて、先ほど、「僕らが至った答えはー」と銘打って述べましたが、結論としては「なるほど、理解!」くらいで終わってしまうかもしれないとも思いました。

なので、もうすこし “何度も見ること” 自体をもっと深めてみました。

ここで更に深ぼろうとしたことが、今回のペアMTGを更に面白いものにしたと思います。
煮詰まったと思ってからのもう一歩で、話は思わぬ方向へ進み、よりメドキャリらしい話ができたと思います。

『人生で体験できない非日常のストーリー。その中に共感できるテーマがあるから刺さる』、『熱中すること』についてはらーめん君の記事に書いてあるので、それ以外で2つ、私が興味深く話せたことを載せておきます。

1つ目は、「作品を通して作者の魂がどれくらい透けて見えるか」です。

世の中に作品多しと言えども、多かれ少なかれ作者は自分の体験や新年を通じて魂を籠め、作品を作るでしょう。
そのときに「売れたい」「みんなに知ってもらいたい」という気持ちもあるでしょう。わかりやすくすることやキャラクター性や世界観を載せることで多くの人に伝わります。

その魂を籠めている様子が、どれくらい透けて見えるかといったことがあるでしょう。
たとえば、ジャンプ作品では、あまり作者自身のメッセージ性って見えないですよね。“友情努力勝利のパッケージング化” と “長期連載” によってマスキングされている気がします。

何度も見る作品では、作者の魂がある程度は透けているのではないかと話しました。

2つ目は、打線を組むみたいに何度も見る作品は数に限りがあるのか。今何度も見ているものはこれからも永遠に何度もみるのだろうか。といったことです。

これについては、まだ私たちは若いので分からないですが、スパンは違えど、一生何度も見ていくのではないかと感じました。

今後は見ないだろうとほっぽりだせるような存在ではなく、何度もみた作品へ人生を支えてくれる大切な存在だと、伝えたいです。作品への感謝でこの記事を締めることとします。


らーめんから記事への感想

今回ヨツバさんと1年ぶりくらいに1on1で話させてもらいました。
ペアMTGは話題設定が意外と難しくて、今回のお題も切り口がめちゃくちゃ面白いと思ったのですが、話してみると意外と深掘りが難しかったです。。。
ヨツバさんは話の中で、漫然と話をするだけでなく、ここで終わったら面白くない、この話を深掘りすると面白そうといった嗅覚がすごいなと感じました。
なかなか消費コンテンツである映画や漫画、アニメについてこんなに深掘りすることも無いと思いますが、深掘り方によってはこんな味わい方が有るのだなーと思いました!

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