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【読書】7月に読了した本、4冊。〜充実した読書〜

7月に読了した本は、4冊でした。6月は9冊だったので、先月に比べるとかなり少なくなってしまいました。7月に購入した本は7冊なので、積読本が3冊増えてしまったことになります。しかし自分としたは、とても内容の濃い、充実した読書ができたので、十分満足しています。その4読了した素晴らしい4冊を、改めてご紹介致します。

原田マハ(著)『常設展示室』

この本は、今年の2月に買った本で、ずっと本棚に立ててありましたが、7月に入って、漸く手に取って読み終えることができたのです。原田マハさんらしい、絵画に関する6作品からなる短編小説集です。どの作品も、ちょうどいい読みやすい文字数で、ストーリーも面白くて楽しめました。改めて手に取ってみると、1箇所だけ付箋が貼られていたので、その部分を読み返してみました。

作品が観る者の関心を奪うのには1秒もかからない。第一印象が決まるのには三秒。細部が見えてくるのに十秒。それがすぐれた作品と察知するのに、もう十秒。
二十五秒あれば、作品の全体像がつかめる。それが翠の持論だった。
あとの時間は作品とのコミュニケーションだ。もっとも楽しい時間である。二分三十秒、作品と対話し、心ゆくまで遊べばいい。

原田マハ(著)『常設展示室』
「道 La Strada」より


伊藤亜紗(著)『記憶する体』

とにかく人間の体は、不思議なことだらけです。普段はあまり意識する事なく体を動かしていますが、実はこれがものすごく不思議なことなのです。この本を読みながら、本棚にある他の本にも、かなり寄り道をしてしまいました。折角なので、寄り道をした本もご紹介させて頂きます。


山下清(著)『日本ぶらりぶらり』

日本全国を旅した、山下清さんのエッセイというか、日記です。エッセイというのは、他人が読むことを意識して書いたものですが、山下清さんの文章は、自分の周りに起こったことや感じたことを素直に書かれていて、他人が読むことを意識していません。子供の日記をこっそりと読んでいるような気持ちになって、読みながらつい微笑んでしまします。

今村翔吾(著)『塞王の楯』

見出し画像にこの本が写っていないのは、Kindleで読んだからです。主にお風呂で、湯船に浸かりながら読みました。約1ヶ月かけて、じっくりと味わいながら読んだのですが、その前に読んだ『じんかん』も非常に面白かったので、暫くは今村翔吾さんの作品にハマってしまいそうです。次はどの作品を読もうか、迷っているところです。

8月も読書と映画鑑賞

まだまだ読みたい本んがいっぱいあるのに、最近は映画を観る時間も多くなりました。実は7月は、Amazonプライムビデオで映画を4作品観ました。これが読書があまり進まなかった原因でもあります。暑い夏はまだまだ続きます。8月もエアコンが効いた部屋の中で、アイスコーヒーを飲みながら、ときにはお風呂で湯船に浸かりながら、読書と映画鑑賞を楽しみたいと思っています。

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