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読むとお酒が飲みたくなる小説

禁酒中の身にとって、テレビを見ていて美味しそうにお酒を飲むシーンが出てくるのは辛い。

テレビなどの動画だけでなく、小説でもお酒のシーンがあるとかなり辛い思いをする。


お酒から逃げるのではなく、あえて立ち向かっていく。

これまで読んだ小説の中で、お酒が飲みたくなる作品を紹介したい。


ビールが飲みたくなる小説

ビールに合うおつまみといえば、ソーセージを思い浮かべる人も多い。

ビールとソーセージといえばドイツである。

ドイツではソーセージをヴルストという。(本当のドイツ語の発音はよくわからない)

原宏一著『ヴルスト!ブルスト!ブルスト!』を読むと、絶対にソーセージが食べたくなる。

そしてビールを飲みたくなる。

タイトルだけを見てこの本を購入する人は、きっとソーセージ好きの人しかいない。

そもそもヴルストがソーセージだと知っている日本人は少ない。

著者の原宏一氏は、食べ物とか飲食業界の著書が多い。

『握る男』や『ヤッさん』シリーズも面白い。


一人飲みのおつまみのレパートリーが増える小説

長く単身赴任生活をしているが、毎日居酒屋に行くお金もないので、部屋で一人飲みをすることが多かった。

一人飲みで必要なのがおつまみである。

美味しいおつまみがあると、お酒も進む。

単身赴任生活には、お金も時間もかけずにおつまみを作る知識とスキルが重要になる。

知識とスキルを上げる参考書として、福澤徹三著『侠飯(おとこめし)』がおすすめである。

どこにでもある材料で、簡単に作れるレシピがたくさん出てくる。

物語の内容としては「お仕事小説」であるため、仕事のモチベーションを上げることもできる。

すでに6巻まで発売されており、漫画やテレビドラマにもなっている。

ちなみに関西地方ではおつまみのことを「あて」という。


こんな店があったら常連になりたい

お酒を飲みにいく、常連の店というのに憧れたことがある。

行きつけの店と言ったりもする。

チェーン店ではなく、個人経営の店であることが絶対条件である。

秋川滝見著『居酒屋ぼったくり』は、姉妹が経営している居酒屋が舞台となっている。

その居酒屋の店の屋号が「ぼったくり」である。

物語の中に、美味しい料理やその料理に合うお酒が登場する。

単行本は12巻まで発売されており、『居酒屋ぼったくり おかわり!』が2巻発売されいる。

このシリーズも漫画化とテレビドラマになっている。


小説家の知識量はすごい

3人の著者を紹介したが、改めて小説家の知識はすごいと思う。

いつどこでインプットしているのか、不思議で仕方がない。

その知識を、物語という文章にする能力はどうすれば磨くことができるのだろうか。

それを考えると、お酒を飲んでいる場合ではなくなる。


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