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【読書】岡田彰布(著)『そら、そうよ』・・・野球のルールは意外と大雑把

先日、吉祥寺の古本屋さんで、岡田彰布(著)『そら、そうよ』というタイトルの本を買いました。

この本は、2014年3月に初版が発行された本です。
絶版になっているのか、ネットで検索をすると、とんでもない価格で表示されていました。
私が古本屋さんで買ったのは300円でした。
こういうことがあるから、古本屋さんで本を買うのは面白いのです。

ちなみにこの本は、まだ読んでいません。
なのでこれから書く文章は、この本の要約でもなければ、感想文でもありません。
本を買った時点での【未読書感想文】です。


著者の岡田彰布さんは、来年2023年から阪神タイガースの監督になられる方です。
岡田彰布さんは、過去に2004年から5年間、阪神タイガースの監督をされており、2005年にはリーグ優勝に導いています。
現役時代は、1985年にあの掛布・バース・岡田のクリーンナップの一人として、日本一を達成しています。

過去に阪神タイガースの監督をされた方は沢山いらっしゃいますが、私は野村克也監督から星野仙一監督、そして岡田彰布監督の時代が一番好きでした。



プロ野球といえば、来年から北海道日本ハムファイターズの本拠地となる、「エスコンフィールド北海道」が話題になっています。
本塁からバックネットまでの距離が、規定よりも短いことが発覚したそうです。
竣工間近にして「今更?」という驚きと、そもそもそんな規定があったの?という疑問でいっぱいです。

野球のルールは、非常に細かく決められています。
ピッチャーの投げるプレートからホームベースまでの距離とか、ベースとベースの間の距離なんかは、かなり正確に測られています。
けれども、球場の広さや形はまちまちです。
ある程度決められた範囲内ならOKということです。
今回の「エスコンフィールド北海道」は、その範囲から外れていたということです。

昔、私がよく南海ホークスの試合を見に行っていた「大阪球場」なんかは、ファールゾーンはかなり狭かったように思います。
そのあとで甲子園球場に行くと、内野席の前の方でも、遠くで野球をやっているようなイメージでした。

考えたら、野球というスポーツはちょっと変わったところがあります。
ピッチャーのモーションとかいうことにはやたらとうるさいのですが、ストライクかボールの判断は、いい加減とまでは言いませんが、球審の主観で決められます。
抗議をしても、基本的には受け入れてもらえません。

累上でのアウトかセーフは、最近ルールが変わって、チャレンジを申告するとビデオ判定になります。
これはいいと思うのですが、相変わらずストライクかボールかはビデオ判定の対象外です。
それから、バットを振ったか振っていないかの判定も、ビデオ判定の対象外です。
最近は、テレビ放送の画像もかなりよくなったので、見ていると結構怪しい判定があります。
そんな、まあ言い方は悪いですが、少し大雑把なところあります。

私が小学生だったころ、稲刈りが終わった後の田んぼでよく、友達と野球をやりました。
野球と言っても、少人数で試合をする「三角ベース」でした。
「三角ベース」とは、いわゆる二塁がない野球です。
3人いればなんとかチームとして成立するのですが、二人しかいない時もありました。
そうなると、塁に二人とも出てしまうと、バッターがいなくなるので、二塁ランナーは「透明人間」と言って、ランナーがいることとして試合を続けます。

そうやって、子供の頃は勝手にルールを作って遊んでいました。
野球だけでなく、スポーツというのはルールがあるから面白いのです。
子供の遊びも、ルールがあるから面白いのです。
そのルールが厳格であったり、意外と大雑把だったりするのがまた面白かったりするのです。

来年の岡田監督の阪神タイガースを楽しみにしています。
岡田監督は、頭のいい人です。(早稲田大学に一般入試で合格しています。)
人を見る目もあります。
優勝インタビューで「そら、そうよ」という言葉を聞きたいです。





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