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心理的安全性(3)「場」を確保しよう!

高いアウトプットを出すために他者が関われること。

言い方を変えると、他者の関わり無くしては高いアウトプットが出せないといえるのではないでしょうか?

心理的安全性については、以前にもご紹介したとおり、学術的なアプローチもありますが、今回は、(自己流による)私の肌感覚でのお話を中心にご紹介をします。

「心理的安全性」が実現している状況は、振返ってみると、いくつか共通点があります。

最初に取り上げるのは、(複数の人で成り立つのが前提として)「場」の空気感が良いということです。言い方を変えれば、居心地が良い空間ができているということ。

もちろん、シーンとしているよりは、ワイワイやっている方がいいのですが、無理やりワイワイ感を出せばよいというものではありません。にぎやかなのがいいわけではないのです。むしろ、よりレベルが高いのは、「多少の間があってもいい」くらいの空気感でしょうか?

これは、実際に参加している状況(私も含め)においては、なかなか気づかないのですが(例えば)途中から参加された方や様子を覗きに来られた方が、当人たちより良く気づかれることが多いのも特徴といえます。(すごくいい雰囲気で進んでいるね など)

つまり、参加者に居場所がしっかり担保されているのでは?と考えています。当人に、なぜ、そこにいるのか、そこにいることを期待されているのか、なども(当たり前ですが)重要ですね。これも安全性の要素といえるでしょう。

そして、空気感に加えて、参加者の視線がお互いに向いているということです。目を伏せたり手持無沙汰な仕草はもちろんありません。これは、話し合われているテーマに皆が積極的に参加しようとしていることを表しています。

加えて、参加者の表情が豊かです。優しい顔が多いですが、真剣な顔の人は場づくりに一役買っている様にも見えます。

そんな場ができていれば、「アウトプットは高まるよ」という声が聞こえてきそうですが、確かに私自身は「場づくり無くして、成果無し」と思っています。この「場」こそ心理的安全性実現の最優先テーマだと考えています。

ですから、私はまず、場づくりから取り掛かります。

しかし、場づくりは、上手くいかないこともあります。(当たり前ですよね)その場合は、どうすればよいのでしょうか?

(つづく)


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