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私がnoteを書く理由

「電話がリリリーンと鳴った。」



これは父親が書いた小説。
小説と言っても、この一行で物語は完結している。




ご存知かと思われるが、わたしは気分障害。
現在は適応障害ということで、通院しながら必死こいて働いている。





育ってきた環境や、自分自身が選んだ人生の選択がこのような結果を生み出したと思う。
しかし、遺伝もあるはず。




母方の祖父は両腕がなかった。

突如15年ほど前に「ない両腕が痺れる。」と言って脳外科や神経外科に通院。

両腕がないのは後天的なもの(印刷の職にて機械事故による切除)で、後天的な身体欠損をした人には稀に無い部位の痺れ等を感じることがあるそうだ。


原因不明なので最終的に精神科に通院。



それからというものの「薬が俺を殺すと言ってる!」等とワケのわからない発言が増え悪化していき、統合失調症に。



そのまま入院して、しぼんでいくように小さくなって、亡くなった。

脱毛代全部出してくれた祖父





わたしの父親も一時期鬱病という診断で休職をしていた。
と言っても、彼の場合は仕事での悪事がバレ、なんやかんやあり、鬱病と騒いで休職。



その際の発言が
「俺、小説家になる。」




というわけで、冒頭の作品が出来た。
彼の魂の一作。
ホク家では名作と崇められ、たびたび話題に出ては皆を笑顔にさせてくれる。




今まで自分自身に起きてきたことを忘れないうちに残しておきたい。



わたしに起きた波乱万丈な出来事が、少しでも皆を笑わせることができたら幸せなのである。




だからわたしは書く。




電話がリリリーンと鳴った。





今のところ父親と同じ道筋を辿ってるわね…





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