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自己紹介(その5,最終回)

 皆様おはこんばんちは。そして,お疲れ様です。

 最近,流体力学を再度学び直した記事を主にかいています。
 ここでは,流体力学の記事を書くわけではなく,「自己紹介」をしたいと思います。

(5)公務員時代~転職と今後の展開について

(5-1)就職した事務職公務員時代

 無事,大学院修了に伴って工学修士を獲得し,自分の気持ちに整理をつけて新たに「公務員」,正式には「自治体職員」になりました。しかし,私は「事務職」採用でした。気になった方は自己紹介(その4)をチェックしてみてほしいのですが,一個だけ「機械職」ではなく「事務職」とかいてあったものがあったのです(書き間違えではありません)。そのため,機械職から一生仕事から離れることも覚悟した就職でした。なぜこんな危険な「賭け」をしたのかについては,詳細は長くなってしまうので結論だけ述べます。「機械職への移転」を口約束されていたからです。

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 自治体職員でなければ知らないと思いますが,同じ自治体で事務職の採用した後に技術職(例えば,機械職,電気職,土木職,建築職,化学職などがあります)へ職変を内部の職員で行うことがあるのです。上記の口約束とはこのことです。約束をした人物とその役職は控えますが,自治体職員としてはかなりの上級職です。たまたま,公務員試験を受ける前の面談を筆者自身が依頼した際に,同じ大学出身であることがきっかけで思わぬ展開になったのです。だからこそ,自分自身の思いは公務員試験の受験状況からも分かる通り「機械職がやりたい」,「事務職が1年で終わるなら,耐えて見せよう」の考えから,その自治体には,自分の気持ちをできるだけ各関係者に伝えていたのです(僅か1年目の職員が,このようなビック待遇を受けることはほぼありえないと思います)。

 事務職だからこそ身につけたい能力を考えた結果は「法律に強くなる」ことでした。工学部の大学生であれば分かると思いますが,法律の授業など存在しないのです。近いものとしては「技術者倫理」,「教員免許取得の講義」くらいでしょうか。そのため,法律の条文を読むことや法律の条文を使って「業務を遂行する」などは工学部出身の人間からすれば,基本的に考えられないのです。

 そんな中,筆者は全力で業務に取り組みました。先ほど説明したように,技術職への職変が叶うかもしれないモチベーションがあったのですから,誰より全力で仕事に取り組みました。特に窓口での対応が必要な部署でしたので,某ウィルス騒動の影響で多くの混乱ありましたが,その中で勉強の日々は続きました。今までやってきた機械工学とは違う専門外の勉強は,想像以外に大変でこれほどまでに困難に感じたことは今までの人生ではありませんでした。しかし,努力し続けて幾度となく心が折れそうになったときもありましたが,口約束を信じて業務に励んでいました。しかし,とあることがきっかけで「この職場から離れよう…」と思うようになったのです。

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(5-2)転職を決意したあの日。実は…

 さて,「自治体職員」となり,「機械職」の移転を約束されていたのですが,結局僅か1年で転職を決意することになりました。「転職のきっかけ」は2つありました。

 1つ目は,機械職の募集を行い,かつ新規の学生を「採用」したことです。募集自体を行うことは問題ないと思いますが,2次試験に合格者,つまり採用者となり得る人を出したことが筆者自身にとっては,大きなダメージでした。このときの心境はとても悲しく,「本当にただの口約束だったのか…」と思いました。このときに,筆者は総務部の職員に関することを担当している課へ確認をしました。結果は「教えられない」,「採用が決定するのは3月になるため確実なことは何も言えない」とのことでした。しかし,これについて,筆者は「ウソ」を言っているとしか思えませんでした。なぜなら,2次試験合格後に入庁するかの意思表示を示す「通知書」を必ず提出するからです。もちろん,3月に採用を確定させるため,答えられないのは最もかもしれませんが,現状どのような状況になっているかも,一部の職員を優遇することはできないため,現職の職員には教えられないようです。
 
 2つ目は,精神が不安定なときに誰からも連絡がなかったことです。せっかく,「機械職への移転」の話があるからこそ,入庁したのにも関わらず,誘いを出してくれた方からも関係者からも何も連絡はありませんでした。上記の解答は,すべて筆者自身が動いたことによる結果です。はじめての職場でこのような状況になったときにこれ以上,自分から何か動くほどの気力は残されていませんでした…。結局,お誘い頂いた方に手書きの手紙を出したときには,もう「転職」を心に決めていました。

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 このような結果は,自分自身も残念でしたが,「次の職場」へ転職して働くことにした要因は3つあります。

 1つ目は,自分自身が成長できないと感じたからです。一年間とある課で過ごしたなかでは法律改正に伴って,対象となる方への案内文や内部での処理方法の検討などの準備をやってきました。
 しかし,特につらかったのは内部の会議で「自分自身の意見が言えなかったこと」です。私自身は何も理解できないまま仕事を進めていましたが,そのような状況でも上司の助けでなんとか仕事は進んでいました。何もわからない私を助けて頂いて本当に助かりましたが,上司の意見だけ受け入れて,自分では何も考えなることに危機感を抱くようになりました。つまり,これが仕事を何とかしてもらう「依存型」の職員を作る要因ともなっていると筆者は考えます。それでも仕事が割り当てられるのでありがたい話ではありますが,「自分の意見を持たなくても」仕事ができてしまいます。今までの学業・研究活動では,「自分の意見」を持って取り組むようにやってきた筆者とっては,あまりに辛い出来事でした。

 2つ目は,自分のやりたいことを仕事にしたいと強く感じたためです。 
 元々,自動車業界の就職を考えて高専から大学院まで進学しましたが,一度とある大学院を中退し,それまでやりたいと思っていた仕事に適性がないことがわかり,大きく挫折しました。結果としては大学院を卒業しましたが,もう一度自動車業界を目指すことはなく自暴自棄になっていました。
そんな中,転職先の企業から既存の事業以外に新たな機械産業に注力することを知りました。このお話を伺ったとき,自動車業界ではありませんでしたが,この事業に自分も携わってみたい気持ちが強くなりました。今の目標は,この「新規プロジェクトに参加できる」能力を身に付けることです。

 3つ目は,このnoteに記事を書くことも含め,もっと発信の場を増やしたいと思ったからです。公務員は原則「副業禁止」です。その中でも副業として認められるのは,ごく一部なのです(総額上限付きの不動産・駐車場経営・株式投資など)。最近は,某動画サイトでも元公務員や現職の公務員が出てきていますが,現職の方が副業をやろうとするといちいち許可が必ず必要なのです。また,これらの副業が認められるかは,自治体判断です(主に総務部で解釈した結果を本人にお伝えすると思います)。ちなみに転職先の企業は,即日「問題なし」との判断でした。

 筆者が就職・転職を経験したなかで,今の自分には「何もない」ことを「自治体職員」をやっているときから強く感じていました。つまり,このまま「就職・転職」という道にすがるしかないという危機感が「不安」に大きく直結したのです。少しでもその不安を解消していくには「仕事ができる」ことももちろん重要ですが,「自ら何かを発信する」ことで「不特定多数の誰かに何かを分けてあげたい」と思ったのです。

 そこで,自分には何ができるのかを考えたときに,今までやってきたものは「機械工学」しかなかったのです。だからこそ,学び直ししたことを発信していこうと思い,今後はより多くの場所で発信しようと思ったのです。

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 これが転職したきっかけと要因でした。皆様に押さえて頂きたいのは,本記事は転職を勧めるものではありません。特に民間における転職は,新卒採用と第2新卒でかなりの違いがありますので,本当に自分の気持ちと考えたうえで「転職」は決めるべきだと筆者は考えます。

 特に「公務員」は「オワコン」だという方も多いですが,筆者の個人的な意見はそう思いません。給料面でもその他の待遇でも最高級だと思います。一応確認して頂きたいのが,「公務員」は「オワコン」という方の経歴を見てください。そこに公務員となり得る経歴はなく,公務員としての業務に関わった方ではないはずです。

 最近は,某動画サイトでも「元公務員」の肩書きのある方で退職を経験された方は,「私には合わなかった」という理由から離職していることが多いはずです。筆者もその一人ですので,「転職」は安直に考えずにしていただければと思います。


(5-3)転職を決めた再出発の4月。そして,今後の展開は?

 さて,民間へ転職を決めた筆者はやりたいことに近い業務と自由を手に入れた代わりに賃金の不安定を手に入れました。今のところは不安の方が圧倒的に高いですが,理系の仕事として少しずつ期待に応えていければ…。
 
 では,今後の予定を以下に書いていきます。
 まずは,noteの記事を継続的に書いていくことです。具体的な数字を挙げるのならば,週に1~2回の掲載ペースではありますが,最終的には2021年12月31日までに記事を100本書くことを達成したいと考えております。
 次に,有料記事を書いていくことです。なかなか難しいとは思いますが,皆様に有益な情報を提供したいので,「教科書にはない〇〇集」とかあたりからやってみましょうかね…。

 上記の目標は,確実に実現したいことを記載しましたが,これに加えてやりたいことを以下に記載します。
 まずは,フォロワーを増やすことです。そのため,明日を持ちましてTwitterを開設する予定です。ここでは,主に記事の更新や勉強の様子についてを主にツイートしていきます。使い方自体を筆者がまったくわかっていない中ではじめるので,どうなることやらですが…。是非確認してみてください。
 次に,フォロワーが増加したならば,筆者に対する質問のコーナーを準備したいです。可能ならば,動画として公開できるまでになりたいですね。

 この連載企画ですべての記事を見て頂いた方は,本当にありがとうございました。連載企画は今後,今のところは考えていませんが…。次回への架け橋となることを祈っています。

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(※)終幕

 今回はここまでです。最後まで見て頂きありがとうございます。

 ※本記事の画像は,「いらすとや」の素材を使用しております。この場を借りて感謝申し上げます。(参考URL:https://www.irasutoya.com/)

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