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まちライブラリーZiba                 ~おすすめ本のご紹介~Vol.15

顔をみて病気をチェックする本
隠れ病がひと目でわかる!
猪越恭也
中国長春中医薬大学客員教授
発行所:株式会社PHP研究所

顔を見ると、身体に起こっている不調がわかる、という
目からウロコの「家庭の医学」

中医学の五臓(肝・心・脾・肺・胃)の相生関係・相克関係や
病気の原因(外因・内因・不内外因)
中医学と西洋医学の違いなど、全く知識のない私でも
非常に理解しやすい解説がなされています。

漢方薬についても触れています。
ツボも五臓五腑に対応していて、
「ツボは駅で経絡は線路(本文より)」といったツボの説明。
腰痛のツボが腰にないことも驚きます。

いままで結構いい加減に納得していたものが図解説明で霧が晴れるように。

食材にも身体を温めるものと冷やすものがあり
Yes/Noで自分の体質を知り、どんな症状を改善したいか、
でレシピを決定して体の中から改善していく方法や
その食材を使ったレシピも紹介されています。

歯と腎の関係・のどと肺・胃の関係
考えたことのなかったつながり。

そう、身体は全部一つの入れ物の中でつながっているんですね。
身体の不調には何かしら原因があり、
原因を取り除かない限りは、何度でも同じ症状が出る・・・

これは自分にもあてはまるなぁ・・と読みながら反省することしきり。
目から鯛1匹分のウロコが落ちたところで
さぁ、実践を・・・と思うけれど、健康な時は忘れてしまうんですよね(;^ω^)

中医学は「未病」といって病気になる前のケアが中心で
西洋医学は病気になってしまった時の「治療」でしょうか。

うまく使い分けながら、「元気に老いる」目標を忘れずにいたい今日この頃です。

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