詩『青い空で はしゃぐ白い太陽』

その日の夜を

捕まえて

木とたわむれる炎をかこ

なごやかな声。

かたや

緊張感で

時間を

喰いつぶす、

島を囲む

鳥や

魚たち。

りゅう

飛び交う街のように

ひと吹きで

昇天するもしれない

民主の炎。

ひとつの囲いの中で

起きることを

前にして

できることがあるのなら

水を掛け合う囲いの中にも

翼を

広げるのだろうか。

準備が

挑発に

見えれば

挑発の応酬おうしゅう

水かさの増す

海原うなばら

偶発も

気の緩みで

大火へと

成長。

森の外に

敵をつくるのは

森の中から

目をそらすための

常套じょうとう

血気盛けっきさかんに

燃えていてほしい

同じ色の炎。

体温を残したまま

流れる血液なんて

できたら

けたいだけ。


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