詩『言葉は音楽に勝てるのか』

言葉との

縁を切り

季節を

寸分違すんぶんたがわず

伝える

旋律せんりつ

気持ちの色を

塗り替える

グルーブ。

恋愛や

応援への

偏愛へんあい

かたや

心の中を

忠実に再現する

言葉たち。

心とは

無縁のものも

この世界に

み落とせる

多重人格。

どちらを使って

心をのぞいても

本音に触れているか

疑問符であふ

鬱蒼うっそう

その夜を

映した心が

どちらを

でるのか。

夜の色を

一層

濃くする

言葉と音楽。


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