今日の私は、「夢」ってなんだ
10,502日目
夜中に目が覚めて、小学校の卒業アルバムをぱらぱらとめくっていた。
そして、おそらく初めて校長先生や担任、他学年の先生からの寄稿を読んだ。
小学校のころには友達の作文に興味があっても、先生の言葉を読もうなんて考えなかったから。
「夢」という言葉があちらこちらにちりばめられていた。
「夢に向かって」「夢を描きましょう」「夢を持ち続けよう」
夢ってなんだろう。
辞書的な意味
広辞苑には、下記の記載がある。
ゆめ【夢】
(イメ(寝目)の転)
①睡眠中に持つ幻覚。ふつう目覚めた後に意識される。多く視覚的な性質を帯びるが、聴覚・味覚・運動感覚に関係するものもある。精神分析では、抑圧されていた願望を充足させる働きを持つとする。古今和歌集恋「思ひつつ寝ぬればや人の見えつらむ―と知りせばさめざらましを」。「―を見る」
②はかない、頼みがたいもののたとえ。夢幻。古今和歌集哀傷「寝ても見ゆ寝でも見えけりおほかたはうつせみの世ぞ―にはありける」。「―の世」「太平の―」
③空想的な願望。心のまよい。迷夢。「いたずらに―を追う」
④将来実現したい願い。理想。「海外雄飛が彼の―だ」「―を描く」
卒業アルバムで書かれている「夢」は④の意味。4番目であることに驚き。
寝ているときの夢から転じて、現代になって使われるようになったのかもしれない。
将来実現したい願い‥
夢のイメージ
小学校以降、中・高・大を過ごしていく中で自分の進む道を選択してきた。
小学校のころに描いた、スポーツ選手やアイドルなどの夢。これらは、年齢的にも実現が難しい。
夢は、上記の辞書の「幻覚」「はかない」「空想的」といった言葉からも連想されるように確固たるものではない。
浮かんでは消える雲のような、つかみどころのないイメージ。
小学校のころには、夢でよかったかもしれない。
でも大人になった今、夢だけでは実現できないなと感じる。
持つべきは…
夢として、ふと浮かぶものがあるかもしれない。それはとてもよいこと。
「あーこんな生活したい」「こんな風に仕事をしたい」「こんな家庭をつくりたい」
思い浮かんで、これだ!と自身に響くものが見つかったら、それを実現するためには、もっとクリアに現実的に落とし込んでいかなくてはいけない。
夢を何年後に達成する目標に変える作業。
案外、目標への切り替えはできていないかもしれない。
夢を語るのは簡単。友人とまさに夢見心地でおしゃべりすることはたくさんある。
ちゃんと、スケジュールに落とし込んだり、文字にしたりしてアウトプットにすることで、実現に向けて進んでいける。
まとめ
夢ってよく使われるけれど、夢を夢のまま放っておいてはいけないよ、って子供たち、大人たちに伝えたい。
夢というよいイメージの言葉だけが独り歩きしているように感じた。
まずは、私が夢ではなく目標を達成していく人生を歩んで、後世にその背中を見せることから。
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