ランニングやマラソンがダイエットにオススメできない理由
はじめに
こんにちは、もんてです。
僕がダイエットを始めたばかりの頃、
「痩せるには運動は欠かせないから、ランニングをしないといけない」と思っていました。
もともと長距離は苦手だったので、苦痛でしたがダイエットのためと思って嫌々ながらも数週間続けていました。
しかし、今ではまったくランニングをしていないですし、ダイエット開始から数週間後には完全に辞めました。
理由はしんどいから続かなかったのではなく、「ダイエットにランニングは必要ない」と思ったからです。
今回はランニングやマラソンがダイエットに必要ないと言える理由についてお話ししていきます。
ランニングやマラソンは太りやすくなる?
誤解を防ぐためにはじめに言っておきますが、ランニングやマラソンで痩せることは可能です。
それなりの距離を走るので当然カロリーも消費します。
しかし、問題なのはランニングで消費されるカロリーが僅かでしかないこと。
そのため、ランニングやマラソンで痩せようとするのは極めて"非効率"です。
それどころか太りやすくなるのではないかという研究もあるほどです。
例えば2011年にドイツで行われた研究によれば、ランニングやマラソンはストレスホルモンと呼ばれる「コルチゾール」の分泌量を慢性的に増やしてしまうとのことです。
適量のコルチゾールであればまったく問題ありませんが、過剰な分泌によって以下の傾向があることがわかっています。
・内臓脂肪がつきやすい
・ガンのリスクが高まる
・心臓病にかかりやすい
・食欲が増えて食べすぎる
最初の内臓脂肪がつきやすくなるのは、ランニングのような負荷の高い有酸素運動によって、甲状腺から出る「T3ホルモン」の量が減少するからです。
このT3ホルモンには脂肪を燃焼させる働きがあり、正常に分泌されていれば代謝が上がって脂肪も燃えやすくなりますが、減少することで脂肪を溜め込もうとします。
そのため、いくら頑張ってランニングをしたとしても脂肪は燃焼されないというわけです。
最後の食べすぎる問題についてですが、一般的に30分のランニングで消費されるカロリーはおおよそ200~280kcalと言われています。
30分のランニングはなかなかハードです。そのため、走ったことに満足してついつい「今日は(も)がんばったから、少しぐらい多めに食べても大丈夫」と思って結局食べすぎてしまいます。
頑張ったご褒美にアイスやデザートを食べてしまうと、それだけで消費したカロリー以上のカロリーを摂取してしまい、
ランニングで消費したカロリー<ご褒美で食べたカロリー
になってランニングの意味がなくなってしまいます。
以上から
・ランニングで消費されるカロリーがいかに少ないか
・ご褒美で食べる食品のカロリーがいかに多いか
がおわかりいただけたかと思います。
余談:ランニングと虫歯の関係?
ドイツのハイデルベルグ医科大学が2014年に発表した研究によれば、普段からたくさんエクササイズをする人は、運動しない人たちよりも虫歯の傾向があるとのことです。
これは35人のアスリートを対象にしており、被験者に日頃の歯のケアや食生活についてアンケートを取った後、全員の歯の状態を確認しました。
その結果、歯のエナメル質が溶けており、虫歯が多かったことが判明。これまでは、スポーツドリンクの飲み過ぎが原因とされていました。
しかし、どうやらランニング中は口呼吸をするので唾の量が少なくなり、歯がアルカリ性に近づくことで菌の住処になるからだそうです。
その結果、虫歯や歯槽膿漏、歯垢が歯につきやすくなります。
研究者は「唾には虫歯を予防する効果がある」と述べています。
ランニング中に呼吸を鼻だけで行なうのはどう考えても無理なので、ほぼ必然的に口でも呼吸をすることで口内は乾燥してしまいます。
ただし、ランニングをしたからといってすぐに虫歯に直結するわけではありません。ランニングも継続的に長期的であればあるほどリスクが増えることを押さえておいてください。
おわりに
今回はランニングやマラソンが"ダイエット"には不向きであると考えられる理由に焦点を当ててお話ししました。
あくまでもダイエットにおいてはのお話ですので誤解なさらずに。
繰り返しになりますが、ランニングで痩せようとするととてつもない意志力と継続が必要になり、効率的とはとても言えないです。
運動を取り入れたい人はHIITやウォーキングを続けてみることから始めてみてはいかがでしょうか。
他にもNEAT(ニート)を増やして、日常生活で消費するカロリーの量を増やすのも効率的です。
ニートについては以下の記事で詳しく説明しているので、参考までにどうぞ。
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