あなたはなんのために「がんばる」と言いますか?
こんにちは。
今日は「がんばる」という言葉について、私の2つの経験談を交えて書いていきます。
エピソード①昔の私
私は昔「努力」という言葉が大好きで、なんでもかんでも自分に「がんばろう」「がんばれ」と言い続けていました。
疲れて、”しんどい!”と身体と心が叫んでいても、まだがんばれるんじゃないか、もっとがんばれ!と言い聞かしていた毎日は、しんどい日々でした。
何気ない一言
私が仕事を血尿血便が出るほど自分なりに追い込み、必死でがんばっていたとき、ともだちに「がんばって!!!」と言われました。
悪気もない、励ましの言葉と分かっていても、心の中で私は「、、、これ以上なにをがんばったらいいのだろう?」
「寝る時間は電車の往復通勤時間の1時間のみで、周りは大学に通って、たのしそう。友だちとあそぶ、ご飯にいく、彼氏に会う時間もない。あと、これ以上なにをガマンしてどうがんばったらいいの?」
と自分に問いてました。
「まだがんばれてないのか。もっとがんばれるのか?」と考えると、しんどくて気づけば働いている理由、生きている理由も分からなくなっていました。
「がんばれ」というのは簡単だけど、簡単だからどこか無責任さをこのとき、体感したように思います。
だから、充分頑張っていて、自分を攻めたりまだ頑張れると無理している人がいたら、私は「がんばれ」より「がんばってるよ!だから少しでも自分のための時間を取ってあげてね」と伝えたいです。
もちろん私自身、励ますように「がんばれ」「がんばろう」と関わる人に散々言っていました。
(今でも状況によっては使うこともあります。今使っている人を攻めたり絶対だめと思っているわけではありません。)
ただその何気ない一言で、誰かを追い込んでなかったかな?苦しめてなかったかな?と考えるきっかけになりました。
エピソード②妊娠
去年、第一子を授かり、想像を超えるつわりに1人で生活することが困難になりました。
仕事は全国転勤だったので、実家は遠方、旦那さんは全国出張のため、1人暮らしでした。
毎日、何度も嘔吐を繰り返し、食べることも飲むこともままならない、座ることさえできない、動機や吐き気で会話も難しく、体重は10日ほどで-8キロ。
がんばればなんでもできると思っていた人生観が一瞬で変わりました。
誰かに頼らないと、死さえ想像できました。
基本自分のことは後回しにしていた私でも、お腹に宿ってくれた我が子がなにより大切だったからです。
むりに1人でがんばらなくてもいいかもしれない、
この命を守りたいと思ったことが、「がんばらないでいいや」と吹っ切れた大きな出来事でした。
がんばっている意味は?
この2つのエピソードから、今は「がんばる」より「たのしむ」と言うようになりました。
頑張ることは、我を張るということ。
頑という漢字には、「頑なに人の意見を受け入れない様」という意味もあります。
私が経験した「頑張る」は「我慢」という項目がありました。
すきな仕事をしていたときも、、
もし、今読んでるあなたが毎日「がんばってる!!」これからも「がんばろう!!」と言葉を使っているなら、一度、考えてみてほしいです。
何のためにあなたは今がんばっていますか?
がんばるためにどれだけ、なにを我慢していますか?
自分を苦しめている我慢だったら、それは本当に必要ですか?
どうなりたくてあなたはがんばろうとしていますか?
がんばっていて、今たのしいですか?
がんばっていて、自分や家族、恋人、周りにいる人は笑っていますか?
嫌なことにも、取り組むことは必要ですが、あなたがあなたらしく生きるために、自分の人生を歩むために、「頑張る」ことで、「頑張れ」と言うことで、苦しい人はいないか、考えるきっかけになればうれしいです。
今日も、あしたも、1回でも多くあなたが笑顔でいれますように。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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