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仕事に遊び、楽しい毎日を過ごすための人脈の創り方教えます【吉良式発想法&視点】

どうもどうも、吉良です。

今年度、マンガデザイナーズラボにはデザイナー4名、契約プロデューサーが1名入社しました。そのプロデューサーは電通時代の4期後輩で2歳年下の(1歳年下の期間が長いので僕は1歳下と言うが本人は2歳下と言う、そんなどうでもいい会話をしながら長い付き合いをずっと続けてきた)盟友です。

その他にも、僕が電通を卒業して起業したときの秘書にも、形を変えながらもずっと助けてもらっています。退路を絶って起業してから18年、生き残る確率は5%にも満たないと言われる不安定な状況を支えてくれた彼女は「幸運の女神」として僕が仕事を続ける限り助けてもらいたいと思っています。

起業してすぐに初めての仕事を決めてくれた後輩をはじめ、自分が本当に困ったときに助けてくれる、手を差し伸べてくれるたくさんの仲間に支えられて今があるのだと、今回の彼の入社で改めて自分のスタートアップ時点を思い起こしました。

取り立てて語る能力も技術も芸術性もない僕を支えたものは、これまで自分のモットーである「参加する努力」を実践して仲間を大事にし、「人脈」を築いてきた行動力あってこそだと思っています。僕は人とのつながりを極力切らないように意識してきました。そして、多くの方と長く続く人脈を築いてきました。

今回はその人脈についてお話ししていきます。
人脈のひとりである盟友やこれから僕の強力な人脈に育ってゆく新入社員たちへの感謝を込めて。

【1】「人脈」とは何か

「人脈」とは辞書的には下記のように定義されています。

ある集団・組織の中などで、主義・主張や利害などによる、人と人とのつながり。これを山脈・鉱脈などになぞらえた語。
デジタル大辞泉(小学館)
政界・財界・学界などで、同じ系統・系列に属する人々のつながり。また、広く同窓・同郷など何らかの点で関連があり、仕事の上で役に立つ知己をいう。
精選版 日本国語大辞典

山脈のように人と人とがつながっていることを「人脈」と言います。そのため、知り合いの数が多いことを表現する「顔が広い」と「人脈が広い」は違うことがわかりますね。

ただ知っているだけ、うわべだけの付き合いだけではつながりは形成されず、人同士の山脈はできあがりません。「人脈」は人々の信頼関係があってこそ成り立つものと言えます。

【2】人脈が生まれる世界の細分化

小学校・中学校の際に、みなさんにもクラスメイト・チームメイト・ルームメイトなどの様々な「メイト(仲間)」が自然と生まれていたと思います。

仲間は人脈を創るきっかけ、つまり土台です。この仲間が生まれる世界は、幼少期と成人では大きな違いがあると感じています。

幼稚園や小学校の「みんなともだち」というピラミッドの底のように広い、多様性の高い世界から、中学・高校に上がると「部活の仲間」「塾の仲間」のような細分化がはじまります。
大学や専門学校では将来の方向性や考え方をもった人、社会人になるとさらに自分の領域に近い分野の人、意識を傾けていることが同じ人、同業種の人、立場が近い人、とピラミッド頂上のようにどんどん絞られた仲間との世界で仕事や交友関係が生まれていく傾向にあります。

今日でも様々な世代(中学の仲間、高校の仲間、大学の仲間、会社の仲間)と関わっている方は、若い頃、中学、高校の仲間のほうが自分の知らない世界や現在の自分の生活領域から離れた世界に関わっている人が多く、近年に出会った仲間(大学、専門学校、社会人、セカンドスクールなど)は自分の生活領域に近く、同じような意識を持った人が多い傾向にある実感があるのではないでしょうか。

つまり、何も意識しなければ年齢を重ねるにつれて、自分が関わる世界はどんどん限定されたものになり、人脈のきっかけとなる土台が狭くなってしまうのです。

【3】人脈を築き、保ち続ける方法

前述の通り、若い頃からみなさんにも人脈創りのきっかけはあったはずです。しかし、この折角の仲間とのつながりや人脈を大切にできない人、途絶えさせてしまう人は沢山います。

それでは、どうすれば長く続く人脈を築くことができるのでしょうか。

築いた人脈は、一度築いたら保たれるものでもなく、一定期間たてばずっと続くということもありません。常につなぎ続ける努力をしなければ、人脈は簡単に途切れてしまいます。つなぎ続けるために必要な努力が「コミュニケーション努力」です。

コミュニケーションと言っても、自分が自分が、と相手の反応にもお構いなしに自分のことばかりをアピールする人はなかなかうまくいきません。話すと読むの違いでお話ししたように、あらかじめ用意した自分の話を読むようにしゃべるのではなく、相手の発言や態度に合わせて対話をすることを心がけることが重要です。

そして、人脈のきっかけをたどりやすくするものが「共通点」です。
僕にとってこれは「サッカー」にあたります。幼少期に親の転勤が多く、仲間が全くいない環境に何度も飛び込む経験をしましたが、サッカーを一緒にやることで少なくとも10人の仲間ができました。

そこでできた仲間を大切にし、人脈をつないでいく一番の方法は「参加する努力」です。ただ単に一緒に長期間いることだけが正解ではないと僕は考えています。年に1回でも会って、その会う時間を大切にすることで、十分つながりを強くすることができます。

また、興味の幅を広げたり、個人的にはあまり興味のないことの情報を取るようにしたりと、多様な分野の人とコミュニケーションをとるための準備をすることもコミュニケーション努力のひとつですね。

完全に相手に合わせてしまうことが良いと言っているわけではありません。相手の良いところや自分との共通点を見つけたり、実際に会ったり連絡を取ったりする機会を創ることで、相手に寄り添ったコミュニケーションを確立していけるように努力することが、長く続く人脈を創る近道です。

【4】人脈の広げ方

人脈を築き、保ち続ける方法はおわかりいただけたと思います。
しかし、それだけでは現在持っている限定的な世界を土台とした人脈しか手に入れることができません。人脈を自分から遠い世界・深く知らない世界にまで広げていくことも豊かな毎日を過ごすためには大切です。

人脈の広げ方は2種類あると考えています。
①人脈を共有する方法と②人脈の土台を広げる方法です。

①人脈を共有する

人脈は自分だけのものにせず、共有することで他の人の人脈ともつながることができ、強く広がりのある人脈にすることができます。

誰かを利用しようという意識でつながった人脈は真の人脈とは言えません。お互いの信頼関係を開放できるリスペクトしあっている仲間としてつながった「真の人脈」を築いたうえで共有することで人脈はさらに長く連なり、強固なものとなっていきます。

②人脈の土台を広げる

前述の通り、若い頃の仲間のほうが、現在の自分の生活領域から離れた世界にいる確率が高く、多様性に富んでいる傾向があります。つまり、若い頃の仲間にさかのぼることで人脈の土台を広げることができます。

同窓会などの機会があれば積極的に参加し、そこで再会した人とのつながりを築き、継続することで若い頃の土台を使った新たな人脈のきっかけができます。自分が関わる世界を、狭くなってしまった世界から広げることができるのです。

また、新しい分野のコミュニティに参加することも人脈の土台を広げる方法の一つです。

そして、その広げた土台から生まれたつながりのなかで、お互いに人脈を共有することができればさらに広い世界とつながることも可能になります。

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今、通っている学校、勤務している会社、所属している団体などの関係者もこれからの人脈のきっかけになります。今後もきっと新しい関わりが生まれてくるはずです。既に若い頃の人脈がたどれなくなってしまっていたとしても、今ある人脈、これから生まれる人脈を大事につなぎ続けることでまだみなさんも新たな人脈を築くことができます。

新旧問わず人との関わりを大事にし、他人にも共有できる人には今後も出会いの機会がたくさんあります。それができない人には残念ながら出会いはなかなかやってきません。

今回のお話しが、新たな人との関わり方を創造するきっかけになりましたら幸いです。

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