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鬱の治療と病院のはなし

最初に鬱にかかってから、1年が経った。

今でも病院にかかっていて、大変お世話になっている。


今では何の抵抗もなく通っているけど、精神病院って初めて行くには抵抗ある人が多いんじゃないかと思う。

私も実際そうだったし😅

そんな方に参考になればと思い、病院に通うまでの話と、病院に通うメリット・デメリット(というか困ったこと)を書いてみようと思う。


3000字と長くなってしまったので、気になる所だけでも読んでいただけると嬉しいです😊

あくまで、素人の一意見として参考にしてください😌



精神病院に通うまで

実は私は、自分で鬱だとは気づかなかった。

多くのうつ病の人がそうなのではないだろうか。


初期症状には、疲れやすくなった、何もないのに涙が出る、誰といても楽しくない、などがあった。

徐々に、ベットから出られなくなり、タスクがこなせなくなり、頭の中にもやが掛かったように考えがまとまらなくなった。

最終的には、研究室や授業に行けなくなった。
家事もこなせなくなった。


ここまで来ても、鬱だと思わなかった。


自己管理能力が低下しているんだ。
自分が甘いから行動できずにいるんだ。


そう思っていた。


自分でもどこかおかしい、と思っていたものの、自分の怠けた心のせいだと信じて疑わなかった。



これは立て直さなきゃいけない。
そう思って、研究室を休ませてほしい、と先生にお願いした。

そこで、先生にカウンセルを受けてみては、と勧められた。


カウンセルを受けてるなんて、周りにどう思われるんだろうと思うと怖かった。
でも、自分を立て直すのには必要かもしれない。
そう思って受けてみた。


カウンセリングを受けると、それはすぐに病院に行った方がいいよ!と言われた。

自分で病院に行くことにはすごく抵抗があったけど、
「専門家の人が言うんだから。」
と納得する事ができて、頑張って精神科にかかる事ができた。


カウンセルを受けるよう勧めて頂いた先生には本当に感謝している。

これがなかったら、自分で行くことは決してなかったと思うから。


もし、少しおかしいと思っているけど、病院はハードルが高いなぁ...と思う人がいれば、まずはカウンセルを受けてみる事をおすすめする。



病院に通うメリット

そんなこんなで病院に通い始めた。

通ってみれば、他の病院と何の変わりもなかった。

小さな町だったから、誰かに見られて気づかれるかも、とも思っていたけど、全くバレる事はなかった。

心配のしすぎだった。


病院に通ってよかったと思うことは2点ある。

薬による症状の緩和

最初は薬を飲むことに抵抗があった。
薬がないと精神が安定せず、薬に依存する人生になるのではないかと怖かったから。


でも、そこまで恐れる必要はなかった。

どんな薬だって、症状を緩和するという素晴らしい効果がある。
その一方で、必ず副作用もある。

頭が痛かったら、頭痛薬を飲む。
飲んだら痛みが軽くなるのに、飲まずに痛みに耐える必要はない。

精神系の薬も、それと同じ。


だから、薬のおかげで、鬱の一番ひどい症状に長い時間苦しまずに済んだと思っている。

薬を出すことは、専門家であるお医者さんにしかできないことだから、病院に行くことは必要なことだと思う。



うつ病の実態を専門家に聞く事ができる

うつ病のことについてなんて、かかるまで詳しく知らなかった。

・本当に治るのかな?
・薬はいつまで飲まなきゃいけないの?
・休むって具体的に何をしたらいいの?


ネットや本には鬱に関する情報が多すぎて、自分では何が信頼できる情報なのか判断できない。
だから、鬱に関する不安を先生という専門家に聞けることは大きなメリットだと思う。


病院に通うデメリット

とはいえ、いい事ばかりでなかったのも事実。

病院に関することで困ったことも2点あった。


自分に合う病院探しの難しさ

自分の思う治療をしてくれる病院を探すことが、ものすごく難しい。

私は、この1年の間に2回の病院を変えた。
その内1回は、引っ越しのため仕方なくだったけど。


私は、薬による対症療法と、認知行動療法などを併せた治療をしてくれる病院を探していた。

探してみるものの、病院のホームページすらない病院がほとんどだ。


ホームページがあっても、どんな治療をしているのか分かりづらい。
だから、学校のカウンセラーに紹介してもらった病院へ通っていた。



1つ目に行った病院は、悪いわけではなかった。
病気について、薬についての説明を一番丁寧にしてくれた病院だった。
でも、症状に対して薬を出されるだけだったことに不満があり、病院を変えた。


2つ目に行った病院が一番合わなかった。
薬についての説明もなく、いかに自分の治療法が素晴らしいかを毎回聞かされていた。
症状が良くならないのに対して、薬の量を増やすことしかしてくれない。
薬の種類も変えてもらえなかった。


3つ目は今通っている病院だ。
比較的親切で、いろんな話を聞いて治療を変えてくれる。
内科も兼任?しているので、血液検査もしてくれて、いろんな方向から試してくれる点があっているなと思う。


このように、病院によっていろんなカラーがある。
合わないと思えば、病院を変えてみていいと思う。


ただ、自分が探しているような、認知行動療法などを併せて行なってくれるような病院には、まだ出会えていない。




対症療法しかしてくれない

3つの病院に通ってみて思うのは、大体の病院は、対症療法(症状に対する治療)しかしてくれないということ。

症状からどんな事が身体で起きているのか、それによって何の薬を処方するのか。それに特化している気がする。


確かに、対症療法は大事だ。
でも、それだけでは完全には治らないと思っている。
メンタリストDaiGo も、うつ病の治療には、薬といろんな治療法を組み合わせる必要があると話している。

(↓この動画の冒頭でその話題があります)


他にも本を読んでみたが、発症するきっかけは違えど、自分の思考の癖が原因となっている事が多いように感じた。

(参考文献、動画)

こうした思考の癖の治し方や、運動療法などは、病院では紹介もしてくれない。

学校のカウンセリングも受けているが、
「それで辛いと思ったんだね〜」
と言われるだけで、根本的な解決策を一緒に考えてくれることはあまりしてくれない。


結局、ある程度自分で情報を集めて、自分で解決するしかない。


その難しさがあるなと思う。




病院は必要だけど、自己努力も必要

自分の中では、この結論に落ち着いている。

病院の治療は必要だ。
薬によって救われる面は大きい。

病院を過度に恐れる必要はないし、
精神病院に通ったからといって、あなたの評価が変わることもない。

それでも、

病院は病気の全てを解決してくれる場所ではないということ。

治すためには、自分でも病気について知る必要があるということ。

これを覚悟しておく事が必要だと思う。


でも、一人で戦うことは難しいし、心が折れる。

だから、カウンセリングを活用したり、こうやってnote でアウトプットをすることが、私には必要だと思う。


自分でも、どう病気と向き合っていくかはまだまだ模索中だ。

でも、必ず治る、いや、治すと信じている。


自分がやってみてよかったことは、今後note で共有しようと思っている。



もし、やってみてよかったことや、病院探しこうしたらよかったよ、などの情報があれば、コメントで共有していただけると嬉しいです!

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