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日本の社会構造は十年以内に大幅に変化する

古い社会体制は崩壊する 

みなさんは知っているだろうか。

黒船が到来して大政奉還されるまで、たったの14年だ。

江戸時代という一つの歴史は、たった4隻の黒船で終わったんだ。

ボク達は加速の時代に生きている。

今の社会システムは十年しないうちに大幅に変わる。

次に訪れる新しい社会を良いものにするか悪いものにするかはボク達有権者次第だ。

幕末の変化

江戸時代後期の変化の始まりは、浦賀に4隻の黒船が訪れたことから始まった

黒船来航(くろふねらいこう)とは、嘉永6年(1853年)に、代将マシュー・ペリーが率いるアメリカ合衆国海軍東インド艦隊の蒸気船2隻を含む艦船4隻が、日本に来航した事件。艦隊は江戸湾入り口の浦賀(神奈川県横須賀市浦賀)沖に停泊し、一部は測量と称して江戸湾奥深くまで侵入した。結果、幕府はペリー一行の久里浜への上陸を認め、そこでアメリカ合衆国大統領国書が幕府に渡され、翌年の日米和親条約締結に至った。日本ではおもに、この事件から明治維新における大政奉還までを「幕末」と呼んでいる。

そして、当時の最高権力者だった井伊直弼が暗殺されるまで7年。黒船来航からたった7年で社会が不安定になった。

桜田門外の変とは、1860年3月24日に江戸城に登城するため、大老の井伊直弼の大名行列が桜田門まであと400mほどのところで、水戸浪士17人と、薩摩浪士1人により襲撃された事件です。
これにより井伊直弼は討ち取られ、首をはねられます。その間わずか十数分だったといいます。事件現場には、水戸浪士で唯一その場で討ち死にした稲田重蔵のほか、数名の井伊の供侍と、首のない井伊の死体が横たわっていました。

そして、井伊直弼の死から7年後の大政奉還によって江戸時代は終わった。つまり、黒船の来航から江戸時代が終わるまで14年しかかかっていない。

大政とは天下の政(まつりごと)の意で、第15代将軍徳川慶喜(よしのぶ)が1867年(慶応3)10月14日、徳川氏265年間の政権を朝廷に奉還し、翌15日、朝廷がそれを勅許した幕末期の一大政治事件をいう。
 薩長(さっちょう)を中心とした倒幕運動が進むなかで、土佐藩は、公議政体論の立場から幕府に政権を返上させ、幕府に政局の主導権をとらせようとした。すなわち、土佐藩参政後藤象二郎(しょうじろう)は、幕府の若年寄格永井尚志(なおゆき)(「なおむね」とも読む)と連絡をとり、前藩主山内豊信(とよしげ)(容堂)の名で、10月3日、大政奉還建白書を老中板倉勝静(かつきよ)を通して将軍に提出した。これは坂本龍馬(りょうま)の「船中八策」の発想に基づくものであった。ついで6日、芸州(広島)藩も建白書を提出した。これを受けた徳川慶喜は、幕府の有司に意見をきき、ついで在京の諸藩の重臣(諸侯)を13日、二条城に集めて意見を求め、翌14日、大政奉還の上表文を武家伝奏日野資宗(すけむね)・同飛鳥井雅典(あすかいまさのり)に出した。
 こうした慶喜の行動の背景には厳しい内外の政治情勢があったが、大政をいったん朝廷に返しても、いずれ政局収拾の主導権は慶喜の手中に収まり、公議政体論に基づく慶喜中心の「大君(たいくん)」制国家を創出しうるとみていたのである。
 この日、薩長討幕派は「討幕の密勅」を得たが、大政奉還が翌15日勅許されたから、討幕派は足もとをすくわれ、ために、12月9日、討幕派による王政復古クーデターが敢行された。

現代のスピードは早い

産業革命の影響が少ない日本の江戸時代でさえ、社会の変革に14年しかかかっていない。そうすると、現代社会の変革はもっと早い

本書でフリードマンが目をつけるのは、「加速化」だ。世界はいま信じがたいスピードで変化している。その速さは私たちの思考や制度が追いつかないほどだ。フリードマンによれば、その節目となった歴史的な年は2007年だったという。
いま振り返ると、実は『フラット化する世界』には重要な要素が欠けていたことがわかる。この本が発表された2005年当時は、まだiPhoneもFacebookも存在しなかった。ツイッターは鳥のさえずりを意味する言葉で、クラウドは空に浮かぶものでしかなかった。「ビッグデータはラッパーにぴったりの名前でSkypeは普通の人が見ればタイプミス」といった述懐にクスリと笑いながら、深くうなずく人は多いだろう。これらのテクノロジーやアイデアはすべて2007年前後に私たちの前に現れたものだ。
フリードマンはこの年以降を「加速の時代」と位置付け、世界がいかに劇的に変化してきたかを描き出す。本書によれば、加速化の原動力となっているのは、「ムーアの法則」であり、クラウド・コンピューティングであり、地球環境の変化の3つだ。

新型コロナが発生して1年が経過した2021年、あなたの周りはどうだろう。少なくとも、ボクには激しい変化を感じる。自民党は55年体制を生き抜いた。だけど、次の変革で生き残るだろうか。それは、彼らが国民に寄り添えるかどうかだろう。

「2021年は、コロナ禍がなかった場合の2030年に相当するものになる」――。インターネットイニシアティブ(IIJ)の勝栄二郎社長は2021年の年頭あいさつで、10年後の未来の先取りを予測する。確かに、新型コロナウイルス感染症の拡大が企業の経営や仕事の仕方、個人の生活を大きく変え、従来型のビジネスモデルや業務プロセスを続けていたら、企業経営は立ち行かなくなるかもしれない。

博報堂の未来年表には引用の通り書かれている。でも、残念ながら、ボクには未来はこの通りにはならないと予測している。もっと、激しく厳しい未来が待っている。

2021 人口頭脳プロジェクト「東ロボくん」が東大合格
   電子決済手段の取扱金額規模が91.3兆円に拡大
   4Kテレビの保有世帯数が2000万世帯に拡大

2022 この年までに日本の喫煙率が12%になる(2010年は男性32.2%、女性8.4%、全体19.5%)
   現実世界を補完、代替する3D仮想世界サービスが普及する
   人が密集しても混雑を感じない無線通信技術が実用化する(2020-22年)

2023 日本の65歳以上人口が30%を超える
   国と地方の借金が1297兆円に達する
   賃貸住宅の空室率が、全国平均で30%まで悪化する(現状は同19%)
   一度の充電で1週間以上動作する携帯パソコンが実用化する

2024 がん治療に有効な放射線治療と評価方法が実現する
   18歳人口の減少で大学受験者が106万人に減る
   国内でオフィスワーカーの仕事の8割を遠隔勤務にできるシステムが実用化する
   日光東照宮(栃木県日光市)が18年にわたる「平成の大修理」を終える

2025 日本の高齢化率が30.3%に。団塊の世代が全て75歳以上に。
   国民医療費が61兆円に(2015年45兆円)
   会社員一人当たりの保険料が年収の約3割へ

2026 日本の人口が1億2000万人を下まわる
   国内14万の橋梁のうち、47%が寿命を迎える

2027 人口に占める75歳以上の後期高齢者の割合が60%に達する
   リニア中央新幹線(東京―名古屋間)が開業する
   東京渋谷の新しい駅ビルが全面開業する
   インターネット通販の普及で、日本のトラック運転手が現状比で約2割多く必要になる(必要数は96万人。24万人の不足)

2028 このころ医師の需給が逆転し、供給過剰になる(医師不足が解消)
   小型のコミュニケーションロボットが、1人に1台普及する
   国内の宇宙旅行サービスを年間1000人が楽しむ
   全国の空き家率が23.7%に高まる
   JR豊肥線が熊本空港まで延伸する(熊本市中心部からのアクセス改善)

2029 消費税率10%が、このころまで継続する(10年程度)
   全国の橋やトンネルの約半数が建設から50年を超え、劣化が問題になる
   東京都心―羽田空港間の新線「羽田空港アクセス線」が、早ければこの年に開業する(東京駅、新宿、新木場の3ルートを整備)

2030 がんや生活習慣病が発症する4、5年、または10-20年前に正確に予測できるようになる
   75歳まで働き続けることができるシニア労働市場が整備される
   環太平洋経済連携協定(TPP)の発効が、日本の国内総生産(GDP)を2.7%押し上げる
   全国のインバウンド(訪日外国人数)が6128万人に達する(2018年は約3000万人)

まもなく、衆議院議員選挙が始まる。ボク達は、日本の代表を誰にするのか、真剣に考えなくちゃいけない。そして、日本にとってよりよいリーダーが生まれることを期待している。

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