見出し画像

社会は、組織中心主義から個人中心主義に移る

人材を使い捨てる時代は終わった 

スピリチュアルの人たちは2020年から風の時代が訪れたと主張している。

風の時代とは、個人が尊重される時代だという。

ボクは風の時代は、ハッピーな未来とは思えない。

だけど、これだけは言える。人材を使い捨てる時代は終わった。これからは、人的資源が貴重になる社会が訪れる。

風の時代の到来

風の時代を説明する前に、古代の占星術を整理したプトレマイオスのテトラビブロスの説明をしなくちゃいけない。

紀元二世紀、学者のプトレマイオスは「テトラビブロス」という占星術書を著し、占星術の集大成を行いました。
現代の占星術をたどっていくと、この「テトラビブオス」までさかのぼるのかも知れませんね。
また、この頃は、占星術は学問体系の一つとみなされていました。

古代ギリシャでは全ての要素は、四つに分解できると考えた。いわゆる、地・水・火・風のエレメントだ。テトラビブロスは四要素を占星術に当てはめて整理した集大成とも言える書物だ。

例えば、太陽は勿論「温」と「乾」であり「火」。
月は地球に近いがゆえに海や川からの蒸気の影響を受けるので「湿」である。また、太陽からの光を受けるため若干「温」となる(ゆえに「湿」と「温」であり、「水」となる)。
土星は太陽から最も遠く「温」が不足し、地球からも最も遠いので海からの蒸発の影響を受けないので「湿」が不足する(ゆえに、「冷」と「乾」で「土」となる)。
金星や月のような「湿」の性質を持つ惑星は女性的であり、太陽、土星、木星、火星は男性的である。しかし、水星は太陽と月に近く、中途半端に「湿」の性質を帯びているため、両性具有者である。このような基礎的論が展開される。

そして、テトラビブロスは、星の位置と角度から吉兆を判断するアスペクトの概念を生み出した。これをメジャー・アスペクトという。そして、アスペクトの概念に新しい角度を導入したのが16世紀の天文学者ヨハネス・ケプラーだ。

ケプラーは、新しいアスペクトも創出しました。数に着目したときに、プトレマイオスが算定した30度を基本単位としたアスペクト、すなわち今日のメジャーアスペクトよりも重要な角度があると主張しました。そうしてケプラーが作ったのが、36度を基本形としたキンタイル系列のアスペクトや、45度を基本としたセミスクエアやセスクィクォドレートなどの、今日でいうところのマイナーアスペクトです。ケプラーは数学的に意味の強いこちらのアスペクトを重視するべきと主張しています。

ケプラーが整理したアスペクトの考え方は、現在も生かされていて、星の位置が占星術にとって重要な意味を持っている。いわゆる複合アスペクトの考え方だ。そして、2020年12月に極めて特徴的な星の配列が現れた。トリプルコンジャクションだ。

グレートコンジャンクションは、20年に一度木星と土星が重なる状態のことをいいます。
これだけでもかなりレアな現象なのですが、2020年は冥王星も加わったトリプルコンジャクションになるのです。
このトリプルコンジャンクションは、かなりレアな現象で前回がいつだったかの明確な記録はありません。
250年に一度だという人もいれば、1681年だったという人までかなりバラバラなのです。

この配列は、200年から250年に一度と言われている。そして、この配列が起きるとスピリチュアルな世界では、4大元素の時代が入れ替わり、今回は土の時代から風の時代へと移るというんだ。

これからは200年に1度の水瓶座の時代、『風の時代』に突入します。
生活にさまざまな変化が起きたことは、スピリチュアルに親近感がない人もさすがにお気づきですよね。
(中略)
会社組織での上下関係や肩書きに縛られない時代へ。
上司と部下といった関係はやがてなくなり、ニューノーマルな働き方へと変わります。
職場の人間関係の悩みから解放され、個々の力を発揮できる時代が来ます。

風の象徴する時代は、個の重視だそうだ。ボクは、占星術が象徴する星座の持つ意味は記号にすぎないと思っているけど、個人重視の時代がくると考えている。ボクが予測する未来は、スピリチュアルな人たちが思うほど明るくないけど。

現実の世界

新型コロナ禍において、組織と個人の在り方が変わりつつある。もっともわかりやすい変化は、リモートワークの拡大だ。これは、大事な社員という人的資源を保護しようとする社会的流れだろう。

ちなみに、外資系企業では、部下=社員のことを “リソース(Resource)” と呼びます。意味は、“資源”。もちろん、日本語でも “人的資源” といいますが、英語では “リソース(Resource)” といえば、一義には “人間” のことを意味します。ニュアンスとしては、“原材料” にも近い。要は、スタッフはgivenの原材料であって、それをどのように加工/料理するかが、上司の腕の見せ所なんですよね・・・) 

人材を大切にせずに経営者の利益を優先する会社は、だいたい潰れてゆく。少なくとも21世紀に入り、企業に対する国の保護がなくなってきたからだ。そんな会社は、まずグローバル人材が見切りをつけ、それを皮切りに有能な人材の流出が止まらなくなる。待っているのは、組織の崩壊だ。

グローバル化とは、国や地域の隔たりがなくなり、世界中で社会的・経済的に影響し合うようになることです。また、「企業のグローバル化」とは一般的に、企業が複数の国に事業を展開することを指します。企業は海外進出によって商圏を拡大し、ビジネスを成長させることができるのです。ただし、企業がグローバル化を進めるには、グローバル人材が必要になります。 

新型コロナ禍は、始まりに過ぎない。ボクは、近い将来、氷河期が到来して人口が減少すると予測している。歴史を見れば、小氷河期の時代は社会的混乱が起きた。そのため、少なくなる人的資源の貴重さは増してゆく。

分析の結果、小氷期が最も過酷だった1560~1660年に、食料不足や健康状態の悪化などの“結果”が端的に表れたと判明した。この時代、農産物の生育期は短くなり、耕地も縮小している。 

 また、ヨーロッパ人自身の体格も小さくなったという。平均身長は気温を追うように下がり続け、栄養失調の拡大とともに1500年代末にはおよそ2センチも低くなった。再び身長が伸び始めたのは、気温が上昇傾向に転じた1650年以降である。 

 一方で、飢饉、三十年戦争(1618~48年)、満州族による中国征服(1644年)といった“結果”は、顕在化までに数十年を要した。「気温そのものは戦争や社会的混乱の直接的な原因ではない」とチャン氏は説明する。「穀物価格の混乱が引き金を引く。その点で、気候変動は“根本原因”と呼ぶことができる」。

小氷河期が起きたときの日本はどうだったろうか。この時の日本は、戦国時代だ。当時の日本は、意外なことに農民を非常に大事にしていた。これは、小氷河期の到来による食糧難が背景にあるんじゃないか。

しかし日本の場合は、とにかく農耕によって米を作る。その米が軍事力の元になるから、米作り、農耕の季節には絶対に農民たちは動員できないわけです。だから必ず晩秋になる。そして、稲の刈り入れが終わって、農閑期が来たとき、農民を100人につき何人出しなさいというような動員令を通告する。

 刈り入れの最中や田植えの一番真っ盛りの時期などに動員令をかけたりすると、農民は嫌がります。嫌がって、どこかへ逃散してしまいますので、領国経営が成立しません。

現代に視点を戻すと、会社とは名ばかりで実際は個人経営である会社も多い。現代の日本は、一円で株式会社が作れる時代だ。そんな名ばかりの会社は、就職氷河期じゃない本当の氷河期の前に脆くも崩れ去り、人材の流出が始まる。そして、人材を大切にする会社に人は集まっていくだろう。

以前の会社法では会社設立において資本金が必要でしたが、平成18年の改正によって1円にすることが可能になっています。ただし、これは現物出資のみの場合であり、現金出資を行う場合は1円以上になります。設立時資本金は、金銭出資で払込みを受けたお金と現物出資の評価額の合計です。
金銭出資に0円はありませんが、現物出資の評価額は不動産や債権では0円未満に成り得るため、現物出資のみの場合に理論上0円とする事ができます。
ただし、会社設立時の資本金は会社の体裁や信用性に関わります。そのため、実際にはある程度の資本金を用意した方が良いです。

近未来では、仮想通貨NFTの拡大で能力のある人の価値は飛躍的に上がる。ボクは、美しくスマートなプログラムコードに価値を見出し、NFTで評価される時代がくると予測している。そして、人の価値は、イノベーションを生み出す能力によって測られる時代になる。これは、何も生み出せない人間にとって地獄のような未来だ。

NFTとは、「偽造不可な鑑定書・所有証明書付きのデジタルデータ」のこと。暗号資産(仮想通貨)と同じく、ブロックチェーン上で発行および取引される。従来、デジタルデータは容易にコピー・改ざんができるため、現物の宝石や絵画などのような資産価値があるとはみなされなかった。 

 この状況を変えたのがブロックチェーンだ。ブロックチェーン上のデジタルデータは、参加者相互の検証が入ることでコピーや改ざんをしにくくし、デジタルデータの資産価値を持たせられるようになった。ビットコインが数百万円でやり取りできるのは、この仕組みのおかげだ。 

 これまでも、デジタルデータに電子透かしを入れるなどの方法はあったが、コピーや改ざんを直接防ぐ技術はこれまでなかった。デジタルデータに唯一無二の価値を持たせることを可能にしたのがNFTなのである。 

ボクも風の時代は個人が重視される時代になると思う。だけど、それは無限のフロンティアという名の究極的能力主義の幕開けなのかもしれない。

目次

プロフィール

次の記事

前の記事

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?