見出し画像

人感センサーが誰もいなくても点灯する理由を妄想してみた

ことの発端 

ボクは、精神を病んで妄想が酷かったとき、不思議な現象を目撃した。

玄関の人感センサーが、人がいなくても反応したんだ。

ボクは、オカルトをネタに書いているけど、合理主義者でもある。

幽霊を信じる人なら、センサーの作動した理由を霊のせいだとしただろう。

だけど、ボクは、魂の存在は信じているけど、霊体が物理的に影響を与えることはないと考えていた。

では、この現象は何だろうか。

人感センサー

人感センサーが勝手についたとき、ボクは、ステルス迷彩をつけたアメリカ軍が監視していると妄想していた。
でも、アメリカ軍がボクを監視対象にするメリットがないため、ありえない。勝手に点灯する現象を調べる前に、人感センサーを調べてみた

人感センサーとは、人を感知して反応するセンサーのことです。人が近づくとセンサーが反応して、自動的に電化製品や電子機器のスイッチがオンになり、人が遠ざかるとオフになります。私たちの身近なところでも人感センサーを利用したものが数多く存在しています。代表的なものは、自動ドアやエスカレーター、トイレのフタの自動開閉、手洗い場の蛇口やジェットタオル、照明や信号機などです。人感センサーがついていれば、手を使って開閉したり、スイッチを押したりする必要もありません。使い終わって必要なくなれば自動的に機能を停止するため、スイッチの切り忘れなどが防げます。また、家庭では玄関の外に人感センサー付きの照明を設置しているケースも多いようです。敷地内の人影に反応して周囲を明るく照らすため、足元の安全確保とともに、不審者が侵入したときの防犯対策としても有効です。

調べてみると、人感センサーにもいくつか種類があるらしい。簡単に言うとセンサーが一つのものと、二つあるものだ。

「赤外線センサー」は「検出方式」によって以下の2つの方式があります。

受動型赤外線センサー 
外部からの「赤外線」を受信するだけのセンサーです。
外部からの「赤外線」の量が異なっているため、物体までの距離の測定は出来ませんが、物体の温度の測定や人物の検出に利用されています。

能動型赤外線センサー
「能動型赤外線センサー」は、自ら「赤外線」を発光し、反射または通過した光の強さを測定することで、物体の有無や物体までの距離を測定します。

「発光素子」と「受光素子」で成り立っています。

自宅にある人感センサーは、装置が一つしかなかった。だから、受動型赤外線センサーだ。能動型赤外線センサーは、自動的に動き出すエスカレーターについているものなどを言う。

アクティブセンサーとは、近赤外線を感知する感知する装置で能動型センサーとも呼ばれます。
赤外線を感知するセンサーにはもう一つ、受動型センサーとも呼ばれ、近赤外線を感知する「パッシブセンサー」があります。 

アクティブセンサーは赤外線ビームを自ら発射し、そのビームを反射したりさえぎったりした物体を検出ます。
用途としては防犯や監視用として玄関ドアの前、庭、勝手口、風呂の前、駐車場の前などに設置され、近づく人間や車などの感知に利用されます。

いつセンサーが反応するか

人感センサーには有効距離がある。下の商品は、5mと書いてあるが、ボクの玄関の人感センサーはもっと短い。有効距離は2m程度だった。

室温20℃のとき、検知距離は約5mです。
* 検知範囲の温度や環境条件によって、検知範囲が大きく変化しますので、設置場所などにご注意ください。
*   
* (以下、補足)
* 検知範囲の温度 検知距離 ※あくまで目安です。
* 20℃ 4~6m
* 25℃ 3~5m
* 30℃ 2~4m
* 35℃ ~2m
* ※検知範囲の温度が高いと検知距離は短くなり、夏場など検知しにくい場合があります。

次に、センサーが故障しているか調べてみた。レンズの汚れをふいて、センサーが点灯しているかをスマホのカメラで確認した。きちんと動作していれば、センサーがスマホごしに光っているのがわかる。
ちなみに、タバコや霧吹きを使ってもセンサーを肉眼で見ることはできない。

今日は電磁波の一つである目には見えない赤外線を、見ることができる、見える化する実験をご紹介します。リモコンのボタンを押すと赤外線という電波が先端から出ているのですが、普通は赤外線は目には見えない電磁波なので、ボタンを押しても赤外線が出ているということを感じ取ることができません。例え物体にぶつかって反射をしても、通常の可視光線のように、(例えばレーザーなどのように)目に見えません。
「人間の目には見えない」ということを活かして、テレビなどのリモコンの送信部には、生活のじゃまにならないように赤外線が利用されています(目には見えない光には紫外線もありますが、赤外線のほうが波長が長くてエネルギーが小さいので安全。より適しています)。
しかしデジタルカメラを向けて、リモコンのボタンを押してみると、デジタルカメラの画面ごしに赤外線を捉えて見えることがあります。

そして、センサーに問題がないかを確認してから、ボクは実験をしてみた。
まずは、センサーの前をものすごいゆっくりで動いてみた。そうすると、センサーはボクの動きに関わらず反応した

◎人感センサは熱(赤外線)の変化を感知して作動しますので、夏季など周囲温度と体温の差が少ない場合は、感度が極端に低下し、感知しない場合があります。 
◎人感センサからの距離が遠いほど人体から出る赤外線が届きにくくなり、感度が低下します。 
◎感知エリアに人の胴体が入るよう、器具を設置してください。足や頭のみが入る程度ですと感知しない場合があります。 
◎人感センサは人が歩く程度の速度(約1m/秒)を最も感知しやすいため、ゆっくりとした動作や速い速度の場合は感度が低下します。

次に、匍匐前進をしてセンサーの下を通ってみた
ボクは妄想していたから、相当におかしな行動も平気でできた。すると、センサーは、匍匐前進をしているボクに反応しなかった。

「慎重にゆっくり歩いたら、反応しないんじゃないか」
「いや、逆に全速力でいったらどうかな・・・」
「匍匐前進してみたらセンサーから身を隠せるんじゃ・・・」
「センサーから身体をガードするものがあったらどうだろう・・・」
様々な案が出ました。
それではどんな結果になったか、ここからは「動画」でお送りします。

それでは、誰もいないのにセンサーが反応するのは何故だろうか。やはり、霊の仕業か?
ボクは、霊は物理的に影響を与えることはできないと考えている。
答えは、クーラーだ。
ボクの玄関と居間はドアで区切られ、部屋を冷やすためにドアは閉めている。ドアを開けると、居間から冷えた空気が玄関に流れていく。そうすると気温が変化して、人感センサーが反応する

「センサ付の器具は、センサが正しく反応しているにも関わらず、誤動作では? と誤解されることもあります」
話を聞いた後、わが家の玄関照明も改めてチェックしてみると、近くに通気口を発見。おそらく上記(3)の送風による温度変化が原因なのだろう。理由がわかってほっとした。

色々、実験すると人感センサーの距離は、玄関に入るときと出る時で有効距離が違うことがわかった。そして、不思議なことに、センサーに入る方向が、右と左で感度が異なっていた。ともかく、人感センサーの点灯は、アメリカ軍や霊ではないということだ。まぁ、点灯自体がボクの妄想かもしれないけど。

目次

次の記事

前の記事

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?