ほうれん草などの葉物野菜と和食は日本を救う
和食は酸化鉄のアレルギーを緩和させる
リサイクル用紙やリサイクルトナーに含まれた酸化鉄が原因のアレルギーがあるという仮定を前提としている。
体内に入った酸化鉄は、取り出すことができない。そして、治療するには、アレルギーの元になる粉塵を吸い込まないことしか治療法はない。
まず、病状を悪化させないために、防塵マスクと手袋をして曝露を避ける。今なら、新型コロナウィルス予防を理由に職場でも融通が効くはずだ。
そして、葉物野菜を中心とした和食を積極的に食べて、体内に余分な鉄が吸収されないようにすることだ。
体内の金属は取り出せない
粗悪な酸化鉄が具体的にどのような成分かわからないが、酸化鉄によるアレルギーは、Ⅳ型・遅延型に分類される。
そして、金属イオンとタンパク質が結合してできる金属蛋白複合体がアレルギーを起こすといわれている。
アレルギーは大まかに分けて4つに分類されますが、金属アレルギーは、「Ⅳ型・遅延型」に分類されます。
アレルギーはタンパク質に対し起こるものです。金属(イオン)が直接にアレルギーを起こすアレルゲンとはなりえません。では、何か。それは、金属から溶出した金属イオンが、人体が本来持つタンパク質(ケラチン等が有名)と結合し、アレルゲンとなるタンパク質に変質します。それがアレルゲンとなるのです。これを「金属蛋白複合体」といいます。
そして、一度、体内に取り込まれた金属は、体内から全てを取り出すことができない。
通常、貴金属そのものは身体に対して無害なものです。しかし、体から出る汗や唾液などの体液と交わることにより金属がイオン化を起こし溶けだします。皮膚や粘膜のたんぱく質と結合することにより「自分の体に合わないもの」と認識し身体が拒絶反応を起こすのです。イオン化した金属が体内に取り込まれてしまうことで汗をかいた時に、かゆみが出たり、湿疹がでたり、ということが起こります。湿疹や、かゆみだけの症状が出るだけではとどまらず、金属アレルギーの最も恐ろしいことは、一度体内に取り込まれた金属は、体内から全てを取り出すことができないということです。
そして、その治療法は、職業性喘息の治療法と変わらないはずだ。つまり、原因物質に触れさせないというシンプルな方法となる。
職業性喘息の治療は特発性喘息 と同じであり,吸入気管支拡張薬およびコルチコステロイドなどがある。治療にはまた,患者に原因物質への曝露を継続させないことを含めるべきである。
これは、慢性腎臓病に関する論文だけど、体内に取り込まれた酸化鉄は、余剰鉄イオンを生み出しているんじゃないだろうか。
その中でも一番危険視されているのは、生体内にある余剰鉄イオンであると考えられている。この余剰鉄イオンは、しばしば生体不安定鉄ともNTBIとも呼ばれている。
(中略)
通常、血漿中の鉄イオンは、トランスフェリンと結合して毒性はない。しかし、トランスフェリンとは結合せずに毒性を示す鉄イオンが体内に確実に存在すると推測される。
和食は咳喘息を改善させる
ボク自身のアレルギーが酸化鉄による金属アレルギーだと仮定して、自分を実験台として対策をした。
まずは、仕事中は、防塵マスクと手袋を着用した。防塵マスクは新型コロナウィルスも防ぐことができるから、コロナ予防のためという理由で十分に職場に納得してもらえている。
トナー粉は5μm、PM2.5の倍くらいのサイズになる。だから防塵マスクで十分に防御できる。
マスクには様々な種類があり、PM2.5の吸入防止効果にも差があります。そこで基準になるのが規格に基づいているかどうかです。米国の規格に基づいて認定されたN95以上の規格のマスクや、日本の労働安全衛生法に基づく国家検定に合格したDS2以上の規格のマスクを選びましょう。医療用や産業用の高性能な防じんマスクはこの規格に基づいて作られています。微粒子の捕集効率の高いフィルタを使っているので、PM2.5をはじめとした微粒子の吸入を減らす効果があります。
そして、体内に多くの余剰鉄イオンがあるなら鉄分の吸収を阻害すれば良い。
鉄分を阻害する食品を調べるとそのほとんどは、ほうれん草や小松菜といった葉物野菜などの古くからある日本食だった。
そこで、ボクは食生活を見直し、和食を中心とした食事に変えて、すべて自炊することにした。
■フィチン酸
フィチン酸は鉄分をはじめ、カルシウムなどのミネラル類と強く結びつき、水に溶けない不溶性の成分へと変化することにより腸からの吸収を妨げる働きがあります。
フィチン酸は、豆腐や米ぬかをはじめ、とくに玄米などの穀類の外皮にも多く含まれているため、健康や美容の維持などを目的に玄米を主食として日ごろから皮ごと食べている方の場合は注意が必要です。
鉄分不足が気になっている方で、主食を玄米としている場合は、分づき米や胚芽米と混ぜて炊く、玄米の浸水を十分にする、食べるときはよく噛んで食べるようにするなど、ちょっとした工夫で、フィチン酸がおよぼす可能性のある悪影響を最小限に抑えることができます。
■シュウ酸
シュウ酸はアクの成分であり、代表的な食べ物にはほうれん草やたけのこなどがあります。また、さつまいもやキャベツなどにも含まれているシュウ酸は鉄やカルシウムの吸収を妨げる働きがあります。
シュウ酸は水溶性であり、茹でたりすることによって70%~80%が水に溶け出すため、ほうれん草やたけのこなどはしっかりとアク抜きをすることが必要です。
■タンニン
コーヒーや紅茶、緑茶、赤ワインなどに含まれている渋みの成分タンニンは、鉄と結合する性質があり、水に溶けにくくなるため、吸収率が下がります。
■食物繊維
しいたけやえのきだけなどのきのこ類や、わかめなどの海藻類、さつまいもやごぼうなどの野菜類などに多く含まれる食物繊維は、デトックス効果が高い栄養素として知られていますが、必要以上に多く摂りすぎると鉄などの必要な栄養素までを排出してしまう可能性があります。
しかし、日本人の食生活では食物繊維が含まれている食べ物をとる習慣があまりなく、厚生労働省が推奨する目標摂取量には到達していない方が多いので、サプリメントなどから大量に摂取する方以外は、それほど気にする必要はないといえるでしょう。
ただし、ショウ酸は結石ができやすいから、食べ過ぎはよくない。一日に摂取すべき量は適正量を守るべきだと思う。
(※1)結石の約80%はシュウ酸カルシウム、リン酸カルシウムなどのカルシウム結石です。そのほかリン酸マグネシウムアンモニウム結石や尿酸結石などがあります。
つまり、粉塵を吸わないようにして、適量の日本食を食べればよい。ボクは、適度な運動と和食のお陰かどうかは確信は持てないけど、咳喘息の発作が起きていない。そして、ステロイドで鬱になった心も落ち着きつつある。
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