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不思議な縁

今週の春分の日、友人に「遊びに行こ~」と誘われました。

彼女、元同僚で色気ムンムンの小悪魔女子。

私とは、全く違うオーラを放っています。

彼女との出会いは、1年程前。

私が今の職場にやって来てからになります。

彼女は昨年11月に退職。

それからも、月に1度は会っています。

「ほら~、あなたってね、一旦はどんな人でも受け入れるじゃない?」

「だから、私もあなたと仲良くなれると思ったの~」

男性に超モテモテで美しいこの小悪魔さんは、同性の友人ができにくい傾向にあります。

そして、かなり個性的。

「ダサい格好をして周りに合わせてまで、友達を作ろうとは思いません!」

「一緒に話していてつまらない人とは、付き合いません!」

とにかく、ハッキリ物を言います(笑)。

私を気に入ってくれた小悪魔さんでしたが、1つ気に入らないことが…。

「あなた、何で、そんなダサい格好をしているの?」

「しかも、お化粧もしていないじゃない!」

「もっと、見た目に気を遣いなさいっ!」

しばらくの間、笑って誤魔化していた私。

小悪魔さんのイライラは募っていました…。

そんなある日、私が転職活動を始めたことを知ると、急に目をランランと輝かせ始めました。

花甘露改造のチャンス到来です(笑)。

とにかく、恐ろしく行動力のある彼女は、私を百貨店に連れて行き、お化粧品を選びました。

今度は、自分の家に私を泊まらせて、お化粧の指導を始めました。

(おー、ありがたいことではありませんか!)

やがて、改造熱は更にヒートアップ。

「その髪型も変えないとね~」

「お洋服も、色気のあるものを揃えなきゃ~」

「ジュエリーも付けないとー」

段々、転職活動とは関係のない方向に暴走(?)し始めます(笑)。

(アタイは、小悪魔さんみたいな天性の色気は無いモンねー)

とにかく、「美」に執念を燃やす小悪魔さんと、何処か他人事の私。

凸凹コンビの2人ですが、何故か上手く行っています(笑)。

いつも、新しい世界を見せてくれる小悪魔さん。

彼女と話していると、自分でも気が付かなかった様なアイデアが湧いてきたりするから、不思議です。

世の中には、自分の長所を引き出してくれる相手がいることを実感。

人の縁は不思議です。

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