顕になった従業員達の本性

今月入社の新人さんが、たった３日だけ出勤して退職したため、新たな求人広告を出すことになったボス。

今まで広告に使っていた写真が使えなくなり、新たに写真撮影。

これまで使っていた写真に登場していた男性従業員は、メンタルを殺られて退職。

故に、写真が使えなくなってしまったのでした…。

ボスが、言いました。

｢やっぱ、若くてピチピチの娘が、写真にうつらなくちゃ！｣

これを聞いた、４月入社のベテラン新人さん。

ピキッ！

当然（？）ご立腹。

｢募集するのは、ベテランの職種経験者でしょう？｣

｢若者を写真に使うのは、おかしくない？｣

｢本当、（ボスは）センス悪いよね！｣

今まで、外部からベテランの新人さんを採用したことがなかったボス。

職場環境も整っていないのに、採用を先行させた悲劇で、４月入社のベテランさんも辞めたがっています。

古参の従業員達は、ベテランさんを歓迎しません。

何しろ、自分達の立場が、危うくなるのですから。

従業員の人間教育を怠ったツケが来ているのです。

ですから、外部から来た人達に改革してもらおうという魂胆のボス。

しかし、今いる従業員達が、ベテラン潰しをしているのですから、改革どころか、採用した人達が逃げて行く始末。

ベテランさんが、言います。

｢今、ここにいる人達の半分以上の人達が辞めないと、優秀な人は定着しないわね…｣

｢まあ、ここの人達は、全員、意地悪だけどさ！｣

職場に、新しい風が吹き込んで来たことによって、皆の人間性が顕になってしまい幻滅の日々。

ベテランさんと仲良くしている私の身も、安泰ではありません…。

また、転職活動をしなければならないかも知れないのでした…。