受け継がれなかった遺伝子
今日は、隣の席の先輩が私の仕事をチェックしたのですが…。
彼女、毎日深夜残業が続いていました。
「花甘露さん、全然違います!」と言われたのてすが、先輩の計算した式を見た途端、彼女の方が間違っていることに気が付きました。
意識もうろう状態で仕事をしているのです。
しかも、先輩は、この仕事が苦手なのだとか…。
苦手ならば、誰かに教われば良いのですが、我々の業界は、人を教育する文化がありません…。
質問は、極端に嫌がられます。
こんな時に、私が頼るのは、何故か父。
ちなみに、私と同業者ではありません。
数字に強い父。
いつも冷静で、ケアレスミスは全くありません。
「お父さんは、何でも普通以上の事はできると!」
(なんか、可愛くないのだ!)
私が話す言葉のかけらを拾っただけで、もう、答えが出ています。
コミニュケーション能力も、非常に高い父。
ほけ~としたオーラを放ちながら、しっかり人の事を観察。
動物的勘も鋭く、咄嗟に目の前の人が喜びそうな話題を提供。
こればかりは、天性のモノなのか…?
人から教わっていない様な事でも、すぐに出来てしまいます…。
残念ながら、この遺伝子を受け継がなかった私。
どうも、惨めな気持ちになるのでした…。
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