ひねくれ者の邪推

私が今いる職場。人間関係は超希薄です。

今年度、私の両隣の席に心優しき2人の女性が引越して来るまで、話し相手はいませんでした。

ある日、いつもの様に仕事をしていた私。

オフィスの中を歩いていると、わざわざ呼び止めてくる男性が・・・。

「花甘露さ~ん!」

(誰やねん!このフロアで私を呼び止める人物は、滅多といません。)

一瞬、空耳だと思ってしまいました(笑)。

「これから、花甘露さんに(有益な)データを送りますからね!」

(おお!今まで、そんな親切な申し出を受けた事などなかったぜ!)

これまで、仕事に必要なデータは、自分で探し当てなければならない事がほとんどでした。もちろん、事前にデーターの提供がある旨のお知らせをされた事もありませんでした・・・。

満面の笑顔で、私に話しかけてくる彼。

いつもは、横を通り過ぎても、挨拶はありませんでした。

(一体、どうしたと言うんだ?)

急に親切にされて、釈然としない私。

ひとつ、心当たりがあるとするならば・・・。

その日は珍しく、ボディーラインがハッキリと分かる服を着ていたのでした(笑)。

「そんな事が、動機じゃないだろうな?」

つい、あまりにも冷たい環境に身を置いていたが故のひねくれた考えが、頭の中をよぎってしまったのでした(笑)。


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