父の恐怖(?)体験
私の父は、人間に対する執着心が、ほとんどありません。
でも、何故か、あらゆる種類の人達を惹きつけてしまうのでした。
本人は、全く意図していないのですが・・・。
ある日、父の上司が父に言いました。
「私の家に遊びに来ないか?」
彼は、新築住宅を建てたばかりでしたが、直後に奥様を亡くされていました。娘さんが、1人いたと記憶しています。
早速、四国の彼の家に泊まりに行った父。
夜になると、上司が父に言いました。
「○○(父の名前)ちゃん、一緒に寝ないか?」
「!?」驚く父。(普段、冷静な父にしては、珍しい!)
この申し出を丁重にお断りした父。
「それだけは、ご勘弁願います!」
こうして、無事(?)我が家に帰宅した父。
「危なかったと!」「あの人は、両方いける口たい!」苦笑いです。
その後、めでたく(?)、この上司は、新しい彼女と暮らし始めていました(笑)。
それからも、この上司とは良好な関係を築き続けた父。
この辺が、父の凄いところです。
ちなみに、この上司はもう亡くなってしまいましたが・・・。
普段一緒に暮らしている家族には理解できない、何らかの磁石が父の中に埋め込まれている様なのでした(笑)。
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