旅行記のようなもの
「今、飛行機に揺られながら、私はこの文を書いている。」
それが、私が初めて書いた旅行記の初々しい(?)出だしの文である。
そのときは傑作に思えたが、見返すとツッコミどころ満載で
大体揺られるのは電車であって、飛行機に使うのはどうなんだ…と思うし
一丁前に「ちゃんちゃん舌鼓を打つ」なんて表現も書いたりして。
お世辞にも上手い文章とは言えないのだが
そこには確かな質感をもった「楽しさ」が感じられる。
恐らく後にも先にもこれほど充実感を表した文は書けない。
「凍えるルスツの中に燦然と輝く、皆の笑顔。」
「オルゴール館で聴く勝利の乙女はどこか特別で。」
「真夏の北海道の暑さにちょっと引く」
「ロイズの試食に舌鼓を打つ」
どうやら、私は北海道でやたらと鼓を打っていたらしい。
近々北海道に行くので、一体どんな旅行記が出来るのか楽しみにしている。頭の中で。余力があればnoteで
飛行機に揺られながら。
#わたしの旅行記
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