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「生きづらさ」 生きづらい大人のあなたへ

生きづらい人の特徴は、「小さい頃、大人に従順だった」点だ。特に、自分は嫌だと感じていることを、無理やりさせられた経験などがあれば、なおのこと。したくないことを半強制的にさせられた。たとえ無自覚だったとしても、その記憶が、ずっと心の中に残り続けている。

また、人から認められたいという気持ちも強いことも挙げられる。どうして私を認めてくれないのだろう?という気持ちが常にある。誰かに認めてもらうために、優しい自分を演じたり、そう思われるよう振舞ったりする。他人の頼まれごとを、気乗りしないのに、「いいよいいよ」と言いながら手伝ったりもする。人から好意を得るための行動なら惜しまないが、そうでない場合は驚くほど冷たく振舞ったりする。

本性というか、本当の自分を偽って生きなければならなかった人。それが、生きづらい人なのである。

それに加えて、他人のわがままにも厳しい。幼い頃、我慢を強いられてきた自分とは違って、何も考えてなさそうに、好き勝手生きている人を見ると、激しい憤りを感じる。許せない、という気持ちでいっぱいになる。なぜならば、そのような人たちを認めてしまうと、これまで我慢に我慢を重ね、自由を許されなかった今までの自分を、否定してしまうことになるからだ。逆に、自分と同じように我慢をしたり、優等生でいる子どもには、好感を持つ。


上記は全部、私のことである。20歳くらいまでずっと、生きづらさに悩み続けてきた日々であった。なぜ自分はこんなに辛いのか、なぜ誰も分かってくれないのか、ときには苛立って他人に当たったり、人間関係をこじらせたりしてきた。ずっと他人を信じきれなかったし、心の虚を突かれて、他人にうまく利用されてしまったりもしてきた。その度に傷つき、毎日モヤモヤが晴れず、過ごしてきた。

生きていると、その時々で、こういった課題にぶち当たる。そして、その課題を解決していかないといけない。それこそが、生きづらさの解消につながる。


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心理的課題を解決するには、自分の性格や状態、過去の経験などを振り返り分析するのが良い。実際に、私も10冊くらいノートを費やし、幼少期〜現在に至るまで、何が起こったか、そのとき自分はどう感じていたか、「言葉にして」書き出していった。モヤモヤは、言葉にすると解消される。


今からの生き方で、過去の意味は変えられる。苦しかったことを苦しかったままで終わらせず、「苦しかったから、今は楽しい」に変えることは、できる。

もし、生きづらいと感じているあなたに、何か響くものがあれば、それに勝る喜びはない。


最後に、当時、適応障害で苦しんでいた私を救ってくれた歌を紹介して、筆を擱きたいと思う。




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