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【240日 ~ 幼少時代の経験に抱く疑問 ~】

この記事は僕がプロカメラマンになって、
大好きなスキマスイッチの二人を撮影するまでの日常を綴ったものです。

塚真のインスタグラム

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つぶやき文庫♯240
〜幼少時代の経験に抱く疑問〜

新しい収穫があった。僕がずっと気になっていた事、それが『子供の頃の経験は今にいきるの?』というもの。よく「幼少時代の経験が~」みたいな話を聞くことがある。これはその通りだと、僕自身はそう思う。だから僕自身の写真の作風には”幼少時代の経験”が必ずどこかに生かされていると信じている。

でもそういうのって本当にそうかな?と、どこか少し疑問もあった。子供の頃の記憶ってほとんどないし、そもそも子供にそこまで感じとる能力が備わっているのか。そんな瞬間に立ち会ったこともないし、聞いたこともない。そんなふうに、性格の悪い僕は否定的な意見を探そうとしてしまう。

でもつい先日、その疑問を解消してくれる2つの出来事が起こった。それも2つともに、僕自身の”写真”が関わっているじゃない。だからそれを友達から聞いた時に、あまりに嬉しくて思わず涙してしまった。

一つ目は、個展終了後すぐに聞いた話。個展に来てくれた知人の子供が、家に帰った後に「○○の写真が欲しい!」って言い出したみたいなんです。それは個展で展示していた作品の一つ。その子に何か影響を与えたからこそ、記憶の中に焼き付いていた。もちろんその日に印刷して、今は彼の手元にしっかりと渡ってます。

二つ目は、僕の友人に写真集を送った時の話。その友人が子供と一緒に、その写真集を見ながらページをめくっていた時のこと。子供があるページで「6月の写真!」と言ったそうなんです。”6月の写真”というのは、昨年販売した僕の自作のカレンダーに掲載した写真の事。その子は半年も前にみたその写真のことを、しっかり覚えていたんです。ただ覚えていたんじゃなく、それが6月に掲載された写真というところまで。

言葉として表現できないだけで、子供にだって『感じ取る力が備わっている』という事がわかった瞬間でした。

多分きっと大多数の大人が”感覚的に目線を下げ”子供と向き合っている。子供と接する時の大人の子供口調が、それを表している。わざわざそんな事しなくたって、子供はきっとわかっている。なんなら僕ら大人以上に感じ取っているような気もする。

子供の頃の経験が、大人になった自分自身に影響を与える。というのは当然のこと。だからこそ幼少時代の経験は大切であるということ。すでに大人になった僕らが、現代の子供にできることはなんだろうか?

良くも悪くも、影響を与えるのは大人たち。

【塚真の最近の活動】

・Amazon Kindle からデジタル写真集”シカクイセカイvol.1”
https://www.amazon.co.jp/dp/B08Z74JP21/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_733WPSQK8WWDBM71JDA9?_encoding=UTF8&psc=1
・ Amazon Kindle からデジタルみ写真集”シカクイセカイvol.2”
https://www.amazon.co.jp/dp/B096P5VMZX/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_EMXX9E9CHNS5B0C5Q2ZS
・Amazon Kindle からデジタル写真集”シカクイセカイvol.3”
https://www.amazon.co.jp/dp/B09GKPJTPM/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_9BT94DBNTF70N0N18Z9H



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