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日記

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記事一覧

20240108

 あるゲーム配信者のスト6のトレモ配信をながら見していた。「こういうのは夜寝ている間に脳が勝手に学習する」、「だんだんシナプスが繋がり始めてきた」とか言いながらコンボや立ち回りを練習している。睡眠学習や脳の神経回路の構築といった、人が意識的にコントロールできないものに自分を委ねる、ということをあらかじめ意識してしまうことはかえって成長を妨げてしまうんじゃないか。結局、もがき苦しんだ先でしか無意識の

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20230807

2時間ほど自転車を漕いだら、案の定上半身に汗疹のような赤い斑点(痒くはないし、寝れば翌朝には消えている)が出てきた。昨年から、汗をかいた後しばらく汗の処理をしないとこういう汗疹が出てくるようになった。厄介だ。皮膚科に行っても特に体に害はなく、保湿と汗の処理をしっかりするように言われただけで特に解決策はない。「汗をかくと汗疹が出やすい身体」にいつのまにかなってしまっていた。一過性のものではなく、今後

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20230805

 夕方、日光を浴びるために外に出るといつもより人の往来が多い、というか不自然な人の集団がちらほら見える。今日は地元の花火大会だった。土手に上って場所取りをしている人たちをざっと眺めた後、駅から土手へと向かう人の流れに逆らって駅へ向かう。コンビニや飲食店が店の前でビールや枝豆を売っている。駅近のブックオフであだち充の『H2』———二年の夏、比呂と英雄が甲子園出場を決めたあたり―――を立ち読みした。既

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20230722

 足立花火大会が開催されていたらしい。葛飾の体育館にフットサルをしに行く予定で、運営の人が花火渋滞に捕まって遅れるとの連絡が入った時にそのことを知った。花火も見てないし音も聞こえない。今の自分とそういう季節のイベントとの距離感はそれくらい。体育館に向かう途中、江戸川から帝釈天へと続く歩行者通路も近日開催の花火大会のために整備されていた。帰りには浴衣姿で帰路に着く人の姿が散見された。

20230225

 『海辺のカフカ』の表紙はよく目立つ。白い下地に大きいフォントで海辺のカフカの文字がプリントされている。だから電車の中でブックカバーを付けずに読んでいたら、周りにいる誰かは「電車の中で『海辺のカフカ』を読んでいる人がいた」と記憶するかもしれない。自分が自分として現れるんじゃなくて匿名の誰かとして他人の人生に出現するということ。
 今日、ある仕事の現場で一緒になったアルバイトの子は、進路が決まらない

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20230224

 自室から見える駐車場の、アスファルトの隙間から生えている雑草が完全には枯れきっていなくて、所々に緑色が見える。去年はすべて黄褐色に染まっていた。今年はたぶん雪が積もらずに終わる。
 マックで若いカップルの隣の席に座る。コロナ対策として導入されていた多くのもの―――レジカウンターの透明な仕切りやテーブルが消毒済みであることを示すステッカーなど―――は撤去されたけど、席同士を仕切るアクリル板はそのま

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20230223

 2001年の10月、テニスの王子様とヒカルの碁のアニメ初回が放送された。小学校低学年だった自分は、テニプリのスタイリッシュなーーーポスターを切り貼りして作られたようなーーーopが流れた瞬間から惹き込まれた。利き手を隠していた越前リョーマも主人公として魅力的に映った。その後にヒカ碁が始まって、見終わった後にどっちが面白かった?と兄に聞かれた。自分はテニスの王子様の方が面白かったと答えて、兄はヒカル

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20220222

 ストレッチをすると身体がやや硬いことに気づいた。昨日、ストレッチを怠ったからだ。昨日していないだけでこうも容易く原因と結果が結びつくものなのか、不思議に感じる。先週も行った大きな街道沿いのスタバへ行く。途中、白いシャッターがついた青い倉庫の傍に梅の花が咲いていて、素敵なコントラストだったから写真を撮った。いい写真が撮れる日だった。スタバのカウンターで並んでいると、大好きなワッフルが売り切れている

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20230220

 仮に「芸術を普及することは社会にいい影響をもたらすか」みたいな設問があって、a.はい、b.いいえ、c.どちらとも言えない、と選択肢が与えられたら、たぶん多くの人はcを、きっとこう答えるべきなんだろうという考えで、選ぶと思う。aやbを選ぶのはあまりにも素朴というか。現代に生きているとどんどん素朴でいられなくなってくる。でもいつまでもc.に縋っているだけではどこにも行くことができない。

20230219

 朝ごはんを食べながらテレビを見るともなく見ていたら、AOKIのフレッシャーズスーツのCMと、ハウスメイトの新生活を迎える人に向けたCMが立て続けに流れた。今日は暖かくなりそうだった。
 午前中の仕事を終えて、スカイツリー近辺から西に、墨田川を渡って御徒町駅まで写真を撮りながら歩こうと思った。所々に梅の花が咲いている。どこかの会社の荷物の搬入口でたむろしていた中年の従業員からは、どことなく日曜日の

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20230218

 ベランダから見える家の屋根に猫が丸くなって寝ている。少しすると起き上がって、ブロック塀の上に渡ってどこかへ消えてった。雲がいい感じにたなびいていて、土曜日だなって思った。『海辺のカフカ』を読み始めている。自分もタフになりたい。

20230217

 だらしなく過ごしてしまったけど、シャワーを浴びる前にhiitを数セットこなしてなんとか今日という日に意義が与えらえた。いや、意義というほどではないけど、昨日と明日をつなげる一日にはなったと思う。特にフィジカル面はもう一度やり直すということが本当にしんどい。FPSゲームの配信を眺めていたらコメント欄に配信と関係のない今日の出来事を伝えるコメントが流れてきて、これも一つの日記だなって思った。どこにも

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20230216

 フランスで『寅さん』上映が大盛況しているようだ。「寅さんを通して日本を知った」とあったけど、作品内で描かれている寅さんと周りの人々の暮らしと地続きで今の自分たちが存在しているかと聞かれるとどうだろうと思う。か細くつながっている気もするし、どこかで断層が生じているかもしれない。そういえば、『男はつらいよ』シリーズがテレビ放送されるたびに父が録画して何度も観返している。同じアーカイブを擦り切れるまで

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