自分の好きなことってなんだろう

読書感想文…
夏休みの宿題の定番ですよね。

普段から全くと言っていいほど、本を読まない僕にとって無縁なものです。

ただ、初めてと言っていいほど、読みたい本が見つかったんです。

それが、ハラミちゃんの初エッセイ本「好きのパワーは無限大」という本です。

僕は昨年ハラミちゃんのことを知りました。
ちょうどハラミちゃんのYouTubeのチャンネル登録者数が１００万人いった頃だったと思います。
もともと僕自身ピアノをしていたということもありますが、ハラミちゃんのピアノは特に惹かれるものがありました。
YouTubeにピアノを弾いてみた動画をあげている人は結構いますが、どの人の動画を見ても「うまいなぁ」「こんな風に弾けたら楽しそうだなと」思いながら見てはいたもののずっと見続けることにはなりませんでした。
だけど、ハラミちゃんのピアノは違う。
演奏が上手なのはもちろん、弾いているときの表情が良い。
うまく言葉にはできませんが、常に笑顔で弾いてて、ただ上手なだけじゃない、それ以上のものを感じたんです。
ハラミちゃんのこと知ってから半年近く経ちますが、未だに見続けています。
最近はテレビにも出たりしているので、できる範囲でリアルタイムで見たり、録画しておいて見るようにしています。
こんなこというのも何ですが、他の人たちよりも近い存在のように感じています。
ここからは本の内容になってくるのですが、ハラミちゃんのこれまでの人生が関わっているのかもしれません。

ハラミちゃんは４歳からずっとピアノ漬けの生活をしてきたらしいのですが、音大を出たあとは音楽とは全く関係のない一般企業に就職されたそうです。
大学を卒業し、ゼロからのスタートを切ったハラミちゃん。
パソコンとかも全く触れないまま、ＩＴ企業に就職し、本当にゼロからのスタートだったようです。
でも、頑張って社内のＭＶＰに選ばれたこともあったらしいのですが、とあることをきっかけに会社に行けなくなったらしいです。
頑張り過ぎちゃったらしいです。
自己分析の結果、八方美人だったことに気づいたらしいです。
他の人に嫌われたくない一心で頑張り続けた結果、疲れてしまっていたようです。

ハラミちゃんみたいにすごい人と僕を比べるとハラミちゃんに失礼かもしれませんが、なんとなくハラミちゃんの気持ちがわかるんです。

僕も好きで始めた保育士でしたが、結局辞めました。
好きなことを仕事にできたら長く続けられるだろうなと思っていたのですが、実際働いてみるとできないことや苦手なことばかり。
それでも、自分だってできるようになりたいし、周りに迷惑をかけてばかりいられない。
そのつもりで頑張ってきたつもりです。
毎日残って仕事したり、家に持ち帰ってきたり、休みの日も時間を見つけて仕事に行ったりしていました。
今となってはそれが本当に頑張っていたうちに入るかどうかなんてわかりません。
一見頑張っているように見えますが、結果もついてきたわけでもありませんでしたし、ただの自己満足だったのかもしれません。
僕の中では頑張ってたつもりでも、周りから見たらそうじゃなかったのかもしれません。
それでも頑張ろうと思っていたんです。

２０２０年の１月に休職する直前、遅れていた仕事をやるために年末年始を使い果たそうとまで考えていました。
でも、頭より身体の方が正直だったんですよね。
年末年始、インフルエンザになりました。
どうしてこのタイミングでって思いましたよ。
一週間あった休みを何もすることができずに、終えました。
たまっていた仕事は何一つ片付いていません。
さらに仕事の遅れが出てしまう。
そう考えると、自分にさらにプレッシャーがかかり、朝起きるのが辛くなり、仕事に行けなくなりました。
冷静に考えると自業自得です。

ただ、自分の性格とか置かれていた状況がそうさせてしまったのかもしれません。

異動もある保育園だったのですが、僕がそこにいた期間はその時にいた中では園長先生と並んで最長でした。
若くて何もできないくせに、ただそこの園に長くいたからということで、全てを知った気になり、人に頼ることも知らずに全てをこなしていくつもりでいました。
結果、どうだったかというと、休職という結果が表すように、最悪なものになりました。
その時は自分を正当化するために、異動してきた人に合わない人がいたと言ったりもしていましたが、やっぱりどう考えても自分の責任ですね。

そんな罪悪感を持って子ども達と楽しく過ごすことなんてできませんし、周りの先生が楽しそうにしているのを見ると、自信がなくなりました。

こうして、好きで始めた保育士を辞めることになりました。

改めて書いてみましたが、やっぱり時間が経って冷静に考えてみるといろんな見方ができるようになりましたね。
辞めたことが正しい選択だったかどうかなんてわかりません。
長い人生において、失敗は誰にでもあると思います。
「失敗は成功のもと」という言葉があるように、失敗が人を成長させてくれることもあります。
同じことを繰り返さないように、今後の人生に活かして行くことができたらなと思います。

この本を読みたかったのはハラミちゃんの人生をなんとなく知っていて、それを詳しく知りたいからと思ったから。
自分も同じような経験をしているので、何か参考になるのではないかと思ったから。
ものすごく単純かもしれませんが、挫折してもやり直すことができる。
ハラミちゃんが心がけていることは何か。
僕ができることは何か。

「好きのパワーは無限大」
まさしくその通りだと思います。
好きなことは長く続けることができると思います。
ただ、僕にとって「好き」が一つ消えました。
じゃあ、今の僕の「好き」って何でしょう？
ちょうど新しい仕事が始まるこのタイミングで、また新たな「好き」を探していきたいなと思いました。

自分のこれまでのことも書いたりしたので、読書感想文とはかけ離れたものになってしまいましたね。
だけど、僕の文章能力だとこれが精一杯かな。
いかに普段本を読まないかということがわかりますね。

まともな文章になったかどうかはわかりません。

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。

#読書感想文