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緊張 トイレ

緊張するとトイレが近くなるのはちゃんとしたメカニズムがあります。排泄機能は脳によってコントロールされていますが、緊張はホルモンバランスにも影響を与えます。

脳の下垂体に作用しバソプレシンというホルモンが分泌されにくくなります。バソプレシンは利尿作用を抑制するホルモンなので、分泌量が減ると膀胱内に尿が溜まるスピードが速くなりトイレが近いと感じます。

また心因性頻尿といい、実際は膀胱にあまり尿が溜まっていないのにトイレに行きたくなる病気もあります。これも原因は精神的なもので、自宅にいる時より職場や外出先で起こることは多いです。

特に会議前やバスに乗る前など、しばらくトイレに行けない状況でなる傾向があります。体は緊張すると普段よりも神経が過敏になり、少しの尿意さえ我慢できなくなります。

心因性頻尿は精神面が原因ですが、精神科ではなく泌尿器科や婦人科で治療します。頻尿を引き起こしているのが本当に緊張やストレスであり、他の病気を患っていないことを確認する必要があるためです。

心因性頻尿と診断されたら、症状によっては飲み薬で利尿作用を抑制しスムーズにトイレができるようにします。またすぐにトイレに行けない時はカフェインを控えるなどのセルフケアも効果的です。

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